先週末は、岐阜県飛騨市側から、三百名山、岐阜百山にも選定されている白木峰に登ってきた。富山県側からも登山道はあるのだが、登山口に向かう林道が通行止めになっているとかで岐阜県側からしか入ることが出来ない。岐阜県側からの方が、登山道が長く時間もかかるが、7月初旬は、山頂周辺のお花畑が素晴らしいとの事で、どうしても行きたかった山だ。
JR打保駅手前から白木峰に入る道案内の看板があり、曲がりくねった道をかなり進み、堆肥舎の前を通ってしばらく進むと、数台が置ける駐車場があったが、既に満車だった。近くにいた人に聞くと、さらに奥に広い駐車場があるとの事で、車を進め、何とか空きスペースに車を止めることが出来た。この駐車場はネットで調べても記載がなかったが、ごく最近に作られたようだ。20台くらいは止められそうだったが、花のシーズンは、かなりの人が来るようで早めに行った方がいい。

20分ほど林道を歩くと、一般車両進入禁止のゲートがあり、そこからさらに先に進む。

10分ほどで、登山道入り口に着いた。

登山道を歩いている途中で、唯一見つけたショウキラン。あやしい姿と色は、十分な光を受けないで育つためで、これらは腐生ランと呼ばれる。地中のラン菌の手を借りて成長できるため、葉緑素を持たない構造だという。ショウキとは五月人形でおなじみの鍾馗様のことで、髭を生やし、冠をつけた姿に似ているから名がついた。

登山道入り口から50分ほどで小白木峰山頂1437mに到着する。周囲は樹木で覆われ展望はない。

しかし、山頂から東側に出たところが展望所になっており、御岳山や北アルプスが見える。眼下には雲海が広がっていた。

小白木峰からは、低木の草原地帯を歩く。

最初に出会った小さな池「草穂の池塘」。

次第に登山道脇には高山植物が見られるようになってきた。白山の御前峰で発見されたところから、「ゴゼン」と名前が付いているゴゼンタチバナ。

ギボウシ。つぼみの姿が橋の柱の先端についている擬宝珠(ぎぼし)に似ているところからつ けられた名前とか。

だいぶ上まで登ってきて後ろを振り返ると、白山がくっきり見えていた。

そして、登山道の脇には、今回のお目当てのニッコウキスゲがやっと咲き出しているのを見つけた。

登山道沿いには、たくさんのニッコウキスゲが咲き出している。

遠目からでも、斜面の黄色がやたらに目立つ。

白木峰山頂までもうすぐだ。一面ニッコウキスゲのお花畑になっている。

11:10。白木峰山頂1596mに到着。

山頂からさらに奥まで木道が続いている。

白木峰に来たら、さらに奥にある「浮島の池」まで行くのがお勧めだというので、さらに木道を進んで行く。

コバイケイソウも咲き出している。

木道から北アルプスの展望も素晴らしい。

山頂から25分ほどで「浮島の池」に到着する。

池の周りをぐるっと回るように木道が繋がっている。ここで行き止まりなので、大勢の登山者が花や池の写真などを撮っていて、なかなか前に進めない。

池のふちで見つけたワタスゲにはトンボが止まっている。

緑の湿原の中でとても映える鮮やかな紅紫色のサワラン。

「浮島の池」周辺では、座って休憩できる場所がないので、少し戻った木道の行き止まりの場所でランチ休憩する。真正面には、立山連峰や剱岳が見え、お花畑の中で最高の展望スポットになった。

あとは、元来た道を戻る。途中で見かけたホシガラス。

行くときは蕾だったが、帰りには開いていたササユリ。

登山度が終わり、林道をしばらく歩けば駐車場だ。

駐車場に着くと、残っている車はわずかになっていた。地元の人が多いようで、朝早くから登っていた人が多かったようだ。白木峰は、高山でもないのに、草原の花や池塘と湿原植物、山から望む絶景が素晴らしく久々に心からいい山だと思った。岐阜や富山では人気の山だという。百名山などの有名な山に登らなくても、こんないい山があり、まだ知らない人には是非勧めたい山となった。
参考1.白木峰の高低図&コースタイム

参考2.白木峰のコースマップ
JR打保駅手前から白木峰に入る道案内の看板があり、曲がりくねった道をかなり進み、堆肥舎の前を通ってしばらく進むと、数台が置ける駐車場があったが、既に満車だった。近くにいた人に聞くと、さらに奥に広い駐車場があるとの事で、車を進め、何とか空きスペースに車を止めることが出来た。この駐車場はネットで調べても記載がなかったが、ごく最近に作られたようだ。20台くらいは止められそうだったが、花のシーズンは、かなりの人が来るようで早めに行った方がいい。

20分ほど林道を歩くと、一般車両進入禁止のゲートがあり、そこからさらに先に進む。

10分ほどで、登山道入り口に着いた。

登山道を歩いている途中で、唯一見つけたショウキラン。あやしい姿と色は、十分な光を受けないで育つためで、これらは腐生ランと呼ばれる。地中のラン菌の手を借りて成長できるため、葉緑素を持たない構造だという。ショウキとは五月人形でおなじみの鍾馗様のことで、髭を生やし、冠をつけた姿に似ているから名がついた。

登山道入り口から50分ほどで小白木峰山頂1437mに到着する。周囲は樹木で覆われ展望はない。

しかし、山頂から東側に出たところが展望所になっており、御岳山や北アルプスが見える。眼下には雲海が広がっていた。

小白木峰からは、低木の草原地帯を歩く。

最初に出会った小さな池「草穂の池塘」。

次第に登山道脇には高山植物が見られるようになってきた。白山の御前峰で発見されたところから、「ゴゼン」と名前が付いているゴゼンタチバナ。

ギボウシ。つぼみの姿が橋の柱の先端についている擬宝珠(ぎぼし)に似ているところからつ けられた名前とか。

だいぶ上まで登ってきて後ろを振り返ると、白山がくっきり見えていた。

そして、登山道の脇には、今回のお目当てのニッコウキスゲがやっと咲き出しているのを見つけた。

登山道沿いには、たくさんのニッコウキスゲが咲き出している。

遠目からでも、斜面の黄色がやたらに目立つ。

白木峰山頂までもうすぐだ。一面ニッコウキスゲのお花畑になっている。

11:10。白木峰山頂1596mに到着。

山頂からさらに奥まで木道が続いている。

白木峰に来たら、さらに奥にある「浮島の池」まで行くのがお勧めだというので、さらに木道を進んで行く。

コバイケイソウも咲き出している。

木道から北アルプスの展望も素晴らしい。

山頂から25分ほどで「浮島の池」に到着する。

池の周りをぐるっと回るように木道が繋がっている。ここで行き止まりなので、大勢の登山者が花や池の写真などを撮っていて、なかなか前に進めない。

池のふちで見つけたワタスゲにはトンボが止まっている。

緑の湿原の中でとても映える鮮やかな紅紫色のサワラン。

「浮島の池」周辺では、座って休憩できる場所がないので、少し戻った木道の行き止まりの場所でランチ休憩する。真正面には、立山連峰や剱岳が見え、お花畑の中で最高の展望スポットになった。

あとは、元来た道を戻る。途中で見かけたホシガラス。

行くときは蕾だったが、帰りには開いていたササユリ。

登山度が終わり、林道をしばらく歩けば駐車場だ。

駐車場に着くと、残っている車はわずかになっていた。地元の人が多いようで、朝早くから登っていた人が多かったようだ。白木峰は、高山でもないのに、草原の花や池塘と湿原植物、山から望む絶景が素晴らしく久々に心からいい山だと思った。岐阜や富山では人気の山だという。百名山などの有名な山に登らなくても、こんないい山があり、まだ知らない人には是非勧めたい山となった。
参考1.白木峰の高低図&コースタイム

参考2.白木峰のコースマップ
