Windows 8/8.1の後継となる次期OSは、Windows 9ではなく、「Windows 10」となるそうだ。テクニカルプレビュー版が10月1日から公開され、製品の発売は2015年後半というからまだ先の話だ。
大きな変更点は、Windows 7の機能の多くが復活し、伝統的なスタートメニューも期待通り復活している。Windows 8のタイル表示の画面は、やはり多くの人に受け入れられなかったようだ。私も設定変更で、スタート画面ではタイルを表示させないようにしている。新OSでは、そんな手間も掛けないでいいようになったというのは、至極当然かもしれない。
他にもいろいろ変更点はあるようだが、パソコンにそれほど詳しいわけでもないので、どれが画期的なのか良く分からない。ただ、デスクトップを保存できるマルチデスクトップ機能が搭載されたという事で、デスクトップ画面を複数使い分けることができ作業性がアップするというのは、面白い。
今回、Windows 8/8.1から9を飛ばしてWindows 10になったのは何故だろう。公式的には明らかにされていないようだが、Windows 10は従来からのインクリメンタルな(漸進的な)変更ではなく、まったく新しいWindowsだと説明されており、8から9の+1ずつ加算されるような変更ではなく、新たな段階に達したという意味で、一気に10まで飛んだという噂もあるようだ。
しかし、8から10になったとしても、一般ユーザーとしては、それほど劇的な変化は感じないのではないだろうか。今やパソコンは生活の一部として当たり前のように使われる道具である。使い慣れたものの使い方が変わる事は、不快感に繋がる。頻繁なバージョン変更は、むしろやって欲しくない部分もある。いままでの感覚とは全く違うワクワクするようなパソコンは、今更望めないのかなあ。