小鷲頭山からは激下りが続く。ぬかるんだ土の上は滑りやすくロープがなくてはとても歩くことはできない。
開けた場所に出ると、展望がいい。この先にある志下山の斜面に、ヤマザクラがいたるところで咲いているのが見えた。
12:54。“中将岩”と呼ばれる岩窟に着いた。岩窟には、阿弥陀如来を納めた祠があり、由来の看板があった。中将とは、平清盛の五男重衛のことで、その昔、源氏に捕らえられ伊豆の狩野で幽閉されていたが、処刑されることを知りこの辺りの山に逃げ込み、この岩窟で隠れていたのだという。
その後、平重衛は源氏に見つかり、小鷲頭山山頂近くで切腹自害して果てたらしい。小鷲頭山山頂の手前には、「本三位中将 平重衡 終焉切腹乃場」という立札が確かにあった。それにしても、縁もゆかりもない平家の武将をこのように祀っていたとは、地元の人はなんと優しいのだろう。
12:59。ぼたもち岩と呼ばれる巨岩に着く。表面がゴツゴツしていることから、ぼたもちに例えられたのかもしれない。
13:00。志下峠を通過する。
きらら展望台からは、内浦湾から大瀬崎に続く海岸線が見える。
振り返ると、小鷲頭山と鷲頭山の二つのピークが見えた。その尖った山容は、厳しいアップダウンがあったことを十分認識させてくれる。
13:14。ほどなく志下山214mに到着する。
小鷲頭山と鷲頭山の二つのピークをバックに記念撮影。
しばらくは、やさしい尾根道が続く。
再び、きつい上り坂となる。
13:30。千金岩からの景色もいい。
13:48。「昭和18年頃の対空濠」跡に着いた。単なる穴ではなく、日本軍が米軍の空爆用に銃座を設置した跡らしい。こんな所にも太平洋戦争の跡があったとは…。
13:57。徳倉山山頂255mに到着する。
14:34。横山山頂183mに到着。これで8座目となり、残り1座となった。
横山からの下りも、気が抜けない。相変わらず、ロープ伝いに慎重に下る。
15:00。車道が見えてきた。しかし、沼津アルプスのゴールはここではない。
車道を横断して、香貫山の登山口に入る。
香貫山の登山道は、今までの山々と違い一般の観光客も歩けるような道となっている。桜も見頃だ。
15:30。香貫山の展望台に到着する。モニュメントの富士山の向こうには、本当の富士山が見えるはずだが、雲に覆われ全く見えない。
沼津市内と千本松原の海岸線が広がっている。
15:37。香貫山193m山頂に到着する。ここが最後の沼津アルプスである。ついに奥沼津アルプス2座と沼津アルプス7座7峠を全て踏破したのである。しかし、ゴールはまだまだ先だ。
15:49。夫婦岩を通過する。どちらかというとゴジラかラクダの背中のようにも見える。
16:02。五重塔に寄っていく。
16:09。石段を下りると車道に出る。市街地にある住宅の真横が登山口というのも、不思議な感じだ。
一般道に出て、沼津駅に向かって歩き出す。メンバーの後姿を見ると、沼津アルプスの激坂を上り下りした戦歴がしっかりと残っている。
16:40。無事、沼津駅前の駐車場に到着し、長い長い沼津・奥沼津アルプス全山縦走が終わった。全歩行距離14.7キロ、全歩行時間8時間、累積標高差+1437m、-1450mという結果となり、低山とは言え侮れないハードな山行だったというのが分かる。
参考1:今回のコースマップ(YAMAPで記録)
参考2:今回の高低図(YAMAPで記録)
開けた場所に出ると、展望がいい。この先にある志下山の斜面に、ヤマザクラがいたるところで咲いているのが見えた。
12:54。“中将岩”と呼ばれる岩窟に着いた。岩窟には、阿弥陀如来を納めた祠があり、由来の看板があった。中将とは、平清盛の五男重衛のことで、その昔、源氏に捕らえられ伊豆の狩野で幽閉されていたが、処刑されることを知りこの辺りの山に逃げ込み、この岩窟で隠れていたのだという。
その後、平重衛は源氏に見つかり、小鷲頭山山頂近くで切腹自害して果てたらしい。小鷲頭山山頂の手前には、「本三位中将 平重衡 終焉切腹乃場」という立札が確かにあった。それにしても、縁もゆかりもない平家の武将をこのように祀っていたとは、地元の人はなんと優しいのだろう。
12:59。ぼたもち岩と呼ばれる巨岩に着く。表面がゴツゴツしていることから、ぼたもちに例えられたのかもしれない。
13:00。志下峠を通過する。
きらら展望台からは、内浦湾から大瀬崎に続く海岸線が見える。
振り返ると、小鷲頭山と鷲頭山の二つのピークが見えた。その尖った山容は、厳しいアップダウンがあったことを十分認識させてくれる。
13:14。ほどなく志下山214mに到着する。
小鷲頭山と鷲頭山の二つのピークをバックに記念撮影。
しばらくは、やさしい尾根道が続く。
再び、きつい上り坂となる。
13:30。千金岩からの景色もいい。
13:48。「昭和18年頃の対空濠」跡に着いた。単なる穴ではなく、日本軍が米軍の空爆用に銃座を設置した跡らしい。こんな所にも太平洋戦争の跡があったとは…。
13:57。徳倉山山頂255mに到着する。
14:34。横山山頂183mに到着。これで8座目となり、残り1座となった。
横山からの下りも、気が抜けない。相変わらず、ロープ伝いに慎重に下る。
15:00。車道が見えてきた。しかし、沼津アルプスのゴールはここではない。
車道を横断して、香貫山の登山口に入る。
香貫山の登山道は、今までの山々と違い一般の観光客も歩けるような道となっている。桜も見頃だ。
15:30。香貫山の展望台に到着する。モニュメントの富士山の向こうには、本当の富士山が見えるはずだが、雲に覆われ全く見えない。
沼津市内と千本松原の海岸線が広がっている。
15:37。香貫山193m山頂に到着する。ここが最後の沼津アルプスである。ついに奥沼津アルプス2座と沼津アルプス7座7峠を全て踏破したのである。しかし、ゴールはまだまだ先だ。
15:49。夫婦岩を通過する。どちらかというとゴジラかラクダの背中のようにも見える。
16:02。五重塔に寄っていく。
16:09。石段を下りると車道に出る。市街地にある住宅の真横が登山口というのも、不思議な感じだ。
一般道に出て、沼津駅に向かって歩き出す。メンバーの後姿を見ると、沼津アルプスの激坂を上り下りした戦歴がしっかりと残っている。
16:40。無事、沼津駅前の駐車場に到着し、長い長い沼津・奥沼津アルプス全山縦走が終わった。全歩行距離14.7キロ、全歩行時間8時間、累積標高差+1437m、-1450mという結果となり、低山とは言え侮れないハードな山行だったというのが分かる。
参考1:今回のコースマップ(YAMAPで記録)
参考2:今回の高低図(YAMAPで記録)
しかしリーダーはじめ皆さんとの登山、ランチと楽しく過ごせました。
沼津アルプス縦走だけでも大変なのに奥沼津アルプス縦走までできて疲れましたが充実した1日になりました。
特にとっちーさんには大変お世話になり今回も感謝に堪えません、ありがとうございました。
アルプスと呼ばれるだけあって、日本屈指のハードな低山歩きでしたね。