境川に生涯住んで、俳句を作り続けた飯田龍太さん の句碑が、芸術の森公園の中に建立されました。
水澄て四方に関ある甲斐の国
とかく、俳人というものは句碑を出したがるものですが、父親の飯田蛇笏氏と龍太氏は句碑を作らないことで有名でした。
だから、龍太氏にとっては初めての句碑です。自分が死んでからこんなものが出来るなんて天国でどう思っているでしょうかね…
「芋の露連山影を正しうす」という蛇笏句碑もこの芸術の森公園にあります。
この句碑建立を記念して、俳句大会が開催されました。一人一句で全国から募集したところ529句もの応募があったようです。選考は、この写真右に写っている金子兜太先生始め、宇多喜代子・黒田杏子先生。日本でもトップの先生方ですね。そして県内の井上康明・瀧澤和治の各先生方です。
その結果は、12日のサンニチ新聞に載っていますが、umeさんもまぐれだと思いますが、黒田杏子先生の選に入りました。とてもおめでたい大会なのでこの入賞は嬉しかったです。
銀杏散る真っ只中に龍太句碑 ume
その日は、芸術の杜は銀杏が一面に散り敷かれ、それはそれは見事に金色に輝いていました。この句は、そんな大会の日の様子を詠んだものです。入賞作品ではありません。
句碑は、文学館の入口近くの分かりやすい場所にありますので、興味のある方はご覧になって下さい。