梅さんのかわら版.umelog

我が家の琉球朝顔~オーシャンブルー

真青なる3.11の空

2021-03-11 11:04:42 | 日記・エッセイ・コラム

今日は東日本大震災から10年目の日
それぞれの思いを込め、今日の日をむかえたことだろう。
2014年に陸前高田を訪れた。
今日はその時を振り返ってみよう

奇跡の一本松
「高田松原」には7万本ほどの松林があった。
この松は、これまで何度も陸前高田市を津波から救ってきたのだが、
「3・11」では津波が7万本の松をなぎ倒してしまった。
そして、その倒木がわずか4分間で街を壊滅させたのだ。

1本だけ残った松は、奇跡の1本松として、
莫大な費用をかけて(1億5千万円)復元された。
これはいい話のように聞こえるが、
街を壊滅に追いやったこの松は、
人々の怒りや憎しみの対象でもあったのだ。


2014年当時、街はまだ復興は道半ばだった

希望のかけ橋  
この橋は町を縦横に走っていた。
「陸前高田市が早く復興するように
みんなが元気になるよう
未来の架け橋となって
たくさんの人が希望を持てる
すてきなまちに戻ってほしい」
という願いがこめられた名前で、
陸前高田市内の小学生から募集して選ばれた名称である

今泉地区に高い台の住宅地をつくる工事は、 
山の土を掘削して運ばれた。
希望のかけ橋は、
掘削した土を運搬するためのベルトコンベア専用吊り橋である。

山梨にも大勢の避難者が来たが、
そのうちの70%程度の人が永住を決めたという。
みんな、それぞれの地で新たなスタートきっているようだ。