梅さんのかわら版.umelog

笛吹川フルーツ公園の紅葉

プレバト俳句~名人の進化

2022-07-01 11:04:08 | プレバト俳句

雲の峰ぱんっと乾いたピザの薪  藤本敏史

題:キッチンカー
1位特待生昇格句 犬山紙子 
   喪服着てメロンソーダの列に居る
2位 二階堂高嗣(Kis-My-Ft2)
   梅雨曇早朝ロケのカップ麺
添削 梅雨冷や早朝ロケのカップ麺
3位70点 小手伸也  
   梅雨寒しロケの暇に鯛の汁
添削 梅雨寒しロケの暇の鯛の汁
4位 小宮浩信(三四郎) 
   焼きそばを啜る孤独な祭り笛
添削 焼きそばを啜る祭りの夜を一人

現状維持 ◆篠田麻里子(元AKB48)
   万緑や多様性なる人の色
添削 万緑や百の国旗の色いくつ

名人10段 2つ前進 ◆藤本敏史(FUJIWARA)
   雲の峰ぱんっと乾いたピザの薪

永世名人46句目に掲載決定 ★梅沢富美男
   祭果て開くや風の通り道

今回は藤本の句が秀逸
「ぱんっと」の擬音が目を覚ます
これは「ぱんと」では駄目で小さいっが入っていることによる効果がある

藤本は良い感性を持っているが、それを常に発揮できない
降って湧いたように出来る時と、ふつ~うの時と…
今回は気負いもなく、難しい言葉を使うでもなく
普通のことを普通に詠んでいる、着眼点が良かったと思う

梅沢名人の「開く」と言う表現は、やっぱり梅沢さんにしか浮かばないだろう
良く、宴会などで「いったんここでお開きにします」って終りにする
そのお開きをここにもってきた
祭りと呼応して、懐かしい風景が思う浮ぶ
いい句だと思う

篠田真理子の原句「万緑や多様性なる人の色」
これって、夏井先生がさりげなく添削したが、ちょっと問題のある句だ
皆はこれをどう解釈しただろうか…


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