久しぶりに訪れた文学館。銀杏はまだ青かった。
今日の対談はディスタンスを保つため座席は半分の240席だった。
文学館へ続く道には真理子さんの道案内が…
手作り感満載!!楽しい演出でなんだか嬉しいなぁ
山梨県出身で直木賞作家というお二人だが、
実は親子程の年齢の差がある。
片や、日本文芸家協会理事長に女性として初めて就任。
すでに重鎮の立場にある。
この二人の対談はどのように進むのかな?と思っていたところ、
いやいや、辻村さんがすごく活発で物おじしない…
そしてしゃべるはしゃべるは…林さんをリードしているかのような…
辻村さんは一貫して、郷土の先輩に林先生がいてよかったということを言っていた。
そうだろうなと思う。
だから、今日は自分がどれだけ林先生を思っているのかを語りたかったのだろうと思う。
対談の内容は「物語をつむぐ時間」。
やっぱり興味深かったのは、お二人の共通して言っていたのは、
山梨の土壌が今を作っている…ということだった。
高校まで山梨で過ごし、その中で作家を目指した土壌、
それは何だったのか…興味深い話が聴けた。
辻村さんは、今や新人賞ではあるが、選考委員をしているという。
自分が直木賞候補になった時、林さんはその選考委員だった。
そんな経緯から、辻村さんは林さんにアドバイスなども聞いていた。
まぁ、対談は二人だけで進められたから、
少し井戸端会議みたいな部分もあっただろう。
対談の最後に感想や質問コーナーがあり、
突然林さんが一番前の人に振ったのだが、
なんと東京からあの社会学者の古市 憲寿氏が来ていたのだ。
辻村さんのお友達らしい。古市氏も2018年から小説を書き、
芥川賞の候補に2度なっている。その繋がりかな…