今日、とても
面白いテレビ番組を発見しました。
芸能人が俳句を作って、それをプロの俳人が査定するというものです。
出演者は、俳句のど素人ですから、およそ俳句らしかぬ作品のオンパレード。それを天才だ~とか凡人だ~とか査定するのです。感心するのは、散々こきおろした後の添削です。作者の意図するところを読み取り、ちゃんとした俳句に甦らせるんですね。俳句をなめているとかぼろくそに言われてもこれにはみんなが納得。最後には先生に脱帽です。
夏井いつき先生は、俳句界ではとても有名で、俳句集団「いつき組」を組織し、「組長」として、全国の小中学高校生を対象とした俳句教室をおこなってます。
この番組では、俳句の素人を相手にそこまでやるかと思うのですが、どんな大物でも容赦なく一刀両断、ばっさばっさ切っていきます。それがまた小気味いい…
多少俳句をやったものでも勉強になるから、真剣に見入ってしまいます。
写真上の句は、「新緑の大蛇現れ逃げ惑う」とおよそ俳句らしからぬ句ですが、元の句を生かしながら「新緑は大蛇のごとく荒々し」と添削しましたね。新緑は清々しいというイメージですが、大蛇という発想の面白さを生かして作っているのです。
説明が分かりやすく、とても勉強になります。こんな先生に教わったらさぞやうまくなるでしょう。