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甲州市~甘草屋敷

プレバト俳句~金秋戦決勝

2022-10-15 16:46:27 | プレバト俳句

  大きく振りかぶって秋爽の只中  藤本敏史(FUJIWARA)

2022年金秋戦を制したのは 藤本敏史(FUJIWARA)だった
プレバト3時間スペシャルの中で、金秋戦決勝戦は行われた
東国原永世名人が欠けてちょっと物足りない戦いだったが、
お題が大谷翔平だったので、材料に事欠かない…
いろいろなエピソードも交えて話題が豊富で楽しかった

題:大谷翔平
1位 藤本敏史(FUJIWARA) 名人  大きく振りかぶって秋爽の只中に
 添削 大きく振りかぶって秋爽の只中

2位 村上健志(フルーツポンチ) 永世名人 大谷の球大谷が打つ案山子
3位 春風亭昇吉 5級  白秋の雲穿ぐ右投げ左打ち
 添削 白秋の雲裂く右投げ左打ち
 添削 白秋の雲撃つ右投げ左打ち
4位 横尾渉(Kis-My-Ft2) 名人 総立ちのフェンウェイパーク星月夜
5位 松岡充 2級 天高し野球ノートの三箇条
6位 千原ジュニア 名人  秋立つや十七画の名を吾子に
7位 梅沢富美男 永世名人 ポケットにゴミ爽涼のユニフォーム
 添削 マウンドのゴミ爽涼のポケットへ

8位 森口瑤子 名人 四番打者四球を選ぶ子規忌かな
 添削 バッターは四番子規忌の四球選る
9位 立川志らく 名人 巌流無念しおれた菊人形
 添削 小次郎の無念しおれた菊人形
10位 皆藤愛子 名人 打ちまくる大谷生姜擦る私
 添削 今日も打つオオタニ私は生姜擦る

ポケットにゴミ爽涼のユニフォーム 梅沢永世名人

何と言ってもこのエピソードは有名だ
何気ないところにその人となりが現れる
この一コマを切り取ったところは。梅沢永世名人さすがだ
添削 マウンドのゴミ爽涼のポケットへ
これは教科書に載ってもいい句だナ

今回は「かな」問題について書いて見よう
や・かな・けり・は詠嘆として使われる
これを使うと俳句らしくなるので、誰もが使うが、
とっても難しいのだ
今回は、森口瑤子名人の 「四番打者四球を選ぶ子規忌かな」
が、添削されて 「バッターは四番子規忌の四球選る」 となった

実は同じ日に句会があり、この「かな」を使って失敗した
高得点句で4点入ったのだが、ボツ句だったのだ
なぜボツ句だったかというと

 おりとりてはらりとおもきすすきかな  飯田蛇笏
 どの子にも涼しく風の吹く日かな  飯田龍太

この二句は、かなの正しい使い方の見本だが、
下五にかなを使う場合は、中七から意味が続いていなければならないのだ
中七で切ってはいけない…と先生から伝授を受けた
多分絶対にダメというわけではないだろうが、
注意したい!!




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