たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

旧太子駅(おおしえき)ホッパー棟を訪ねて

2024年06月22日 | 遺構

野反湖へ向けて

沢渡温泉を抜け暮坂峠の道は幅員狭い上にカーブの連続で気が抜けませんが緑濃い中に白葉を目立たせるマタタビの木のオンパレードです。

朝の強い光が車窓に反射してぼんやり。どこか車を停められる場所は無いかしら

  

暫く走ると幾分、広くなった場所が有りましたので停めて貰いました

花を私は未だ見た事が有りませんが梅に似た可憐な花を咲かせるそうです。そんな事から夏梅とも呼ばれているのだとか。しかしこの白い葉っぱ、見れば見るほど不思議ですねぇ。調べてみましたら葉の表面側に空気が入ったからなのだそうです。実際に葉を水に中に入れ指で押すと空気が押し出されて緑色に戻るそうですよ。

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此処を通るたびに気になっていた旧太子駅に寄ってみました

旧太子駅は昭和20年に建設された駅で群馬鉄山(現 ちゃつぼみごけのある場所)で採掘された鉄鉱石を神奈川県の製鉄所へ輸送する為、貨物駅として開業し現JR駅「長野原草津口駅」に接続する日本鋼管の専用支線として活躍しておりましたが1965年に群馬鉄山は資源枯渇のため閉山してしまったわけです。

その後、旅客列車として一日5往復運航されましたが利用者の減少により1970年に運航停止、翌年5月には遂に廃線となってしまいました。

  

                     管理棟 

前兆100mに及ぶホッパー棟。ホッパーとは鉄鉱石を貯蔵し貨物に積み込むための施設です。今、私が立っている場所からケーブルで運ばれて来た鉄鉱石を投げ落としていたとの事です

 

南側から見た太子駅の全景

全盛期は労働者の声が山にコダマし活気に満ちていた事でしょうが今は人影も失せ静かに風が吹き抜けているだけでした。 このまま北に向かえば目的地の野反湖迄は約1時間。気温が急に下がった気がしました。コメント欄はお休み致します。

コメント
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