明星山(ミョウジ山)
駐車場~(歩行1:00 休憩10分)~林道終点~(歩行0.30 休憩15分)~分岐~(歩行0.55 休憩10分)~明星山~(歩行2:45 休憩20分)~翡翠峡 休憩含め全工程7:10
夕方、骨折した雄さんを病院に迎えに行った時、雷を伴った豪雨となり問屋町付近の道路はまるで川だった。運転手の居ない車があちこちで立ち往生している。家の車もブレーキが少々甘くなり高架の下りで一瞬ヒヤリとした。
此処の所、弱い熱帯低気圧の影響で関東全域、連日激しい雨が降り続いている。丹沢の川でキャンプしていた17人中、14人が流され行方不明。群馬でも被害が続出し榛名町では死者が出る土砂崩れが有った。後述する上信越道の崩壊に私達も巻き込まれる事になってしまうのである。この為、気象庁は弱い熱帯低気圧という表現は適切ではないと判断、近く弱いと言う表現を訂正するらしい。
私達が戻って間もなく青ちゃん、友ちゃんがやって来た。しかし雨の勢いは衰えず当初予定の編笠山~権現岳登山は断念し結局、明朝の様子見と言う事になった。そうと決まれば、さっそくお酒が並ぶ。大野さん(同級生の蕎麦や)を呼び出して12時近くまで飲んだ。
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翌朝5時、相変わらず雨は降り続いている。しかも強い雨が断続的に来るといった最悪の状態。結局キャンプは取止め。しかしこのまま解散も忍びなく日本海へのグルメ旅に切り替える事にした。運よく晴れたら山に登ろうとの事でストックしてある糸魚川周辺の山をピックアップ、その中で青ちゃんが選んだ山は一度、登ってみたかったという「明星山」だった。明星山は知名度は低いがクライマーの中では名の知れた全山・石灰岩の山なのだそうだ。
この当たりの山は私にとっても未知の山「よし!決まり」と玄関先に山と積まれたキャンプ用品を片付け9時30分出発。
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名立でサーフィンに興じる若者を見学。糸魚川に向かう途中、車の中からあちこち宿泊所に電話をしたが何処も空きが無く旅行案内所へ行って見たが今日はどこも空きが無いと言う。駅前の交番で地図を頂き民宿を片っ端から電話するも全て「申し訳ありません」。どうしようか迷ったいた時に「インター糸魚川」というビジネスホテルに空きを見つけた。ビジネスホテルは気がすすまなかったが、この際、我儘はいっていられない。取り敢えず2部屋ゲット。
宿が決まればしめたもの。駅の横の翡翠王国館を見学したり、その隣の鮮魚市場で今夜のツマミや土産を購入した。
駅前に居たやまんば少女
さて夕食はどうしようと言う事になり、ちょうど通りがかった男性に尋ねると「王国館2階の志乃と言う寿司屋が安くて美味しい」と教えてくれた。ところが教えて戴いた志乃はどこそこの同窓会で貸切、仕方なく同じ階で着物の展示準備をしていた女性に美味しい魚料理を食べさせてくれる店は無いか尋ねると交番の向かいの「源兵衛」と言う店を教えてくれた。22時近くまで飲み食いし仕上げはグルメ旅とは程遠い隣のラーメン屋でラーメンを食べホテルイン。テレビの天気予報は相変わらず芳しくない。諦めて夜遅くまで飲んだ。
目覚めると東の空が明るく朝日が雲の向こうに透けて見える。隣室の青ちゃんに「晴れよ!」とコール。寝不足とアルコールが抜け切れないのか目を腫らしてボーッとしていたが次に部屋に行った時には、きちんと山支度が出来ていた。
姫川を遡り小滝駅の直ぐ手前を右折、岡集落を抜けて30分程で登山口に着いた。雄さんには下山口に車を回してくれるよう頼み舗装された林道に入る。登山口までの林道歩きは結構、辛いものが有った。道の両側は背丈を超す木が茂って風が流れず蒸し暑い。その上、黒いズボンを履いた私はアブの標的になり太ももを何か所も刺されてしまった。
テレビでは100%雨と言う予報も晴れ男、晴れ女のパワー炸裂。霧が晴れ青空が覗いた。1時間ほど行った小広く開けた所で漸く風が得られた。行く手にこれから目指す明星山の岸壁の一部が望まれる気持ち良い場所だ。
時間的に登山口も近いのだが、やっと風に有りつけたと言う事もあり友ちゃんも私も足が前に進まない。青ちゃんがしょうがないと言う顔で10分間の休憩をとってくれた。
文字ばかりで読むのも疲れますよね。なので本日は此処までとします。続きますのでコメント欄もお休みです。