たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

赤城・おとぎの森~小沼

2022年06月07日 | 登山

続き

小滝を後に周回で小沼へ向かいます。

おとぎの森は深い森の中、原生林に囲まれたここは電波も遮断される圏外です。霧に捲かれ獣道に入ってしまい方向を見失ってしまうハイカーもいたとか。 

 

ヒャー!驚かさないで

   

この南側は深い谷です。そこを降りていくとクリンソウの群生地が在りレンゲショウマも見られる様です。

野鳥たちの楽園なのですね~

   

周辺は山ツツジの宝庫

分岐点で一服入れましょうと指導員さん。結構、速足なのでついて行くのに懸命だった私には有難い休憩でした。

無事、小沼に辿りつきました、このまま駐車場に向かおうとすると湖経由で行きましょうと指導員。

 

   

 

小沼周辺もシロヤシオの木がたくさん。昨年は見事だった様です

 

至る所にモウセンゴケ

  

杉苔

メギの花

この近くにトキソウの小群落が有った様です。心無い人がその全てを持って行ってしまった様で指導員さんが指さす場所に掘り起こしたスコップの跡がクッキリと残っておりました。

頭上でウグイスが盛んに鳴いています。居ました、最高の位置! まるで「お疲れ様~」と言いに来たみたい。

随分長いブログになってしまいましたがお付き合いして下さった皆様、有難うございました。

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思いもかけず花と滝に出遭えた幸運

2022年06月06日 | 登山

続き

道に迷って引き返しを決めた時にやって来た一組の登山者、随分山慣れた感じの印象を受けました。話が弾む中で下さった名刺を見ますと県の自然保護の指導をされている方で連れの女性は駐車場で知り合い偶々向かう先が一緒だったので案内がてら同行したようです。

「気を付けて下さいよ」の声に下を覗きますと、ずり落ちた山肌に微量の滝が落ちています。この滝が小滝。登山道から下まで100m以上有るでしょうか。足を滑らせたら一溜りも有りません。

 

 

 

先ずはおとぎの森の標柱が立つ場所を案内して頂きました。これだけの森となりますと野鳥の数も半端ではありません。建て替えが必要では無いだろうかと思える看板にたくさんの野鳥が描かれておりました。 その脇に温泉の掘削跡地が有り当時はここまでダンプカーが上がって来た様ですが、その道は風化し今は一筋の山道が伸びるのみです。 

指導員さんが小滝を案内して下さるそうです

足元はザレの急坂、「今日は散歩並みの山歩きだから登山靴で無くても大丈夫ね」と履き替えないで来たのは失敗でした。上尾から来た女性も帰りが心配と一旦は躊躇したものの今一押切りが弱い。

指導員さんのザックの中身は殆ど医療品だそうです。怪我をした登山者の介護も仕事の一つで有る為、常に持ち歩く必要が有るのでしょうね。2年前、用を足していた女性が転がり落ち数メートル下の木の股にザックが嵌り(木が無かったらそのまま谷底に落ちてしまった)身動きが取れず偶々通りかかった指導員さんのお陰で助かったと言う例も有ったとか。長七郎山や小沼の様に登山者の出入りが頻繁で有れば気付いて貰えますが、ここは通人も稀な場所、その女性は運が良かったのですね。

下りきった場所は別世界を思わせる場所でした。此処は昔の噴火跡だそうです。

 

   

 

小滝にやって来ました。水量は少ないものの剥き出しの岩肌に優しさを添えるかの様に軽やかな音を立て流れ落ちておりました。此処は冬になると岩肌が全面結氷し指導員さんもアイスクライミングを試みた事が有る様ですが上まで到達出来なかったと苦笑いしておりました。

 

 

 

私達4名、遅めの昼食をとり案内が無ければ上から眺めるだけで終わった小滝を後にしました。道迷いがくれた幸運、災い転じて福となすとはこういう事なのでしょうね。 

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楽しみにしていたシロヤシオだったが・・・(赤城)

2022年06月04日 | 登山

続き

シロヤシオ(五葉ツツジ)

純白の花びら、花冠の内側の緑のぼかし、俯き加減に咲く姿はちょっと恥ずかしそう。愛子親王様がこの花を御印にされてますね。

山頂から南へ向かった所に開けた場所赤長の賽の河原が有ります(赤長とは赤城・長七郎の略)その掲示板を囲んでいるのがシロヤシオ。残念なのは今年のシロヤシオは裏年だった様で花の付きは寂しいものでしたが観られた事に感謝感謝

 

 

 

ジャノメチョウでしょうか、近づいても離れないこのサービスの良さ

この蝶はクロヒカゲだそうです。teltelbouzuさんが教えて下さいました。有難うございました。 

 

一際華やかにヤマツツジ

ミツバツツジ どのツツジも裏年の様でした

 

ミヤマザクラ(深山桜) この花も楚々とした佇まいですね

夫婦ミズナラ(勝手にそう名付けました)

「ここは何処?」緑の美しさに酔いしれながらかなり歩いた所で小沼からかなり離れてしまっている事に気付きました。何処で標識を見誤ってしまったか。暫く山歩きから遠ざかっていたので感覚が鈍ってしまった様です。道はハッキリしていますが戻るか、このまま進むか思案している時に前方から年配の女性が単独で歩いて来ました。聞けばこのまま行くと以前行ったことの有る大猿方面に下ってしまうらしい。「だから素人は困るのよね」と思ったかどうか、その女性(結構、年配だったが)足取りも軽く歩き去って行きました。残された私達も仕方なく戻る羽目になりました。途中、小広い場所で一休みしている時にやって来た男女と会話、この小休止が私達に幸運をもたらしたのです。(続きます)コメント欄はお休みです。

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久し振りに山歩き(赤城・長七郎山)

2022年06月03日 | 登山

6月1日

久し振りの登山です。本当に久し振りですので標高は1579m有っても標高差は129mと少ない長七郎山を選びました。あわよくばシロヤシオが見られるかもしれないという期待を胸に抱いて。

久し振りの小沼です。レンゲツツジには少し早かった様ですがヤマツツジが見頃を迎え湖畔に彩を添えています。

 

 

今日は時計回りで山頂を目指します。さっそくズミの花が出迎えてくれました。梨の花の様にも見える事から小梨とも呼ばれていますね。

小梨が途切れた直ぐ先のザレから上州武尊山の雄々しい姿が覗きます。上部に雪を頂いて聳える姿の何と神々しい事でしょう。

 

こちらは上越国境の山々、未だまだ厳しい形相をしています。今頃はカタクリが足の踏み場も無いほど咲き乱れている事でしょう。私の好きなイワウチワも咲いているだろうか。

緑の何と美しい事でしょう。緑が光輝いています。野鳥の声も響き渡っています

タチツボスミレのお仲間さん?

サクラスミレ

花びらを良く見ますと桜の様に凹で居るのがみえるでしょうか?他のスミレと比較して大きめな事から「菫の女王」とも言われています。

山頂からは関東平野が一望です

霞む西上州の山々。一番奥に高く聳えるのは秩父の武甲山ですね

 

長七郎山頂南面のガレに点々と咲いていたツクバキンモンソウ

続きますのでコメント欄はお休みにしました

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(続)紅葉を愛でつつ嵩山下山

2021年11月15日 | 登山

続き

 

昼食後不動岩へ足を延ばしました。何度か来ている嵩山ですが此処は初めて。岩陰に二体の観音像が安置されておりました。

不動岩を見ていよいよ下山。今日は小天狗は割愛です。

 

この観音像は前回、載せましたね。今日は日を受けて何処か表情に優しさが滲みます。

 

  

黄紅葉を愛でながらの下山路、「秋の山はいいな~」雄さんの口からふと漏れました。

この葉は何でしょう?眩しすぎる程の黄色でした

 

西登山口の奥まったハングした場所にも観音像。この近くに岩登り禁止の立札が有り、そこには「この山は信仰の山、死者の霊が集まる所として山全体を信仰した霊山です。ハーケンやボルトを打つと隙間から水が入り冬に凍ると岩を削って崩します」と言った事が書かれておりました。

無事下山しました。お疲れさま~

本日はコメント欄お休み致します

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