10月20日 (1)
いよいよ旅の始まりです 家を6時出発
妙義IC~佐久ICが台風18・19号の影響で現在封鎖されているため
小諸ICより上信越道に乗り先ずは若狭へと車を走らせます
本日の泊りは道の駅「シーサイド高浜」
しかし意外に早く着きそうでしたので敦賀駅周辺を回ってみようと言う事になりました
柴田氏庭園に行く途中、」こんな銅像を見つけました(車中より撮影)
何とまぁ足の長い事!
このお屋敷は江戸時代前期に建てられた豪農・柴田権右衛門の館ですが
老朽化が進み現在修復作業中で書院を見る事は出来ませんでした
参勤交代時代には小浜藩主の休憩所だったと言う事も有り
門などにも、しっとりと落ち着いた風情が感じられました
上の写真が国の名勝に指定されている 築山泉水庭で回遊式になっております
池も修復が済めば満々と水が湛えられるのでしょう
次に寄った場所は良如上人が開山した浄土宗の名刹・西福寺
寺の前は一面のコスモス畑でした
寛永年間に建立されたこの総門は昭和21年、火災により焼失した為
昭和52年にPC造りにて再建されたものです
芭蕉も訪れたと言う事ですから当時は木の香漂う荘厳なこの山門をどんな気持ちで見上げたのでしょうね
その芭蕉の敦賀での遺跡顕彰に貢献した
敦賀の三家老の一人白崎琴路はここ西福寺に眠っているそうです
山門を潜りますと良如上人が植樹したと言われる二本の大きなスダジイが有りました
(右)・・・根回り1230㎝ 高さ13・5m
(左)・・・・・・・根回り1180㎝ 高さ8m
共に樹齢は640年~650年
右の方が新日本銘木百選に選定されたスダジイとの事です
平成の大修復が待たれる御影堂(右)は浄土宗開祖の法然上人が祀られております
左の阿弥陀堂は敦賀市で最古の建造物で1593年、15代住職の時
朝倉氏一乗谷から移築したと伝えられているそうです
瑞宝軒(?)
現・天皇陛下が皇太子時代に訪れた写真と絵が飾られている通路から書院に向かいますと
極楽浄土を表現したと言う庭園が硝子戸越しに見る事が出来ます(昭和7年 名勝庭園に指定)
このサツキ時期は花後の剪定の後に延びた芽が乱れておりますが
花が咲き揃った時には、さぞかしの眺めなのでしょうね
因みに石が如来や菩薩 植木が雲を表しているそうです
人間が一生を全うした時、天から二十五菩薩がお迎えに来るそのイメージを表現したのでしょう
阿弥陀堂から四修廊下を渡り法然上人が祀られる御影堂へと歩を進めます
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御影堂、阿弥陀堂に安置されている仏像の一部
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書院に飾られておりました法然上人を描いたお軸です
心行くまで鑑賞した後、駐車場に向かう途中みつけた紅葉です