たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

十五夜お月さん

2015年09月29日 | 

一昨日は十五夜




そして昨日はスーパームーン

そのスーパームーンが登りかけた時、こんにちわとご近所さん

「柿、食べます?」

嬉しいですね

これが村の良さというものでしょうか

月は柿と同じ色をしていました




そして日付は変わり9月29日

雄さんは庭木の消毒をし畑を耕し、農家のオッチャンです

今日は手伝う事も無さそうなので私はカメラ片手に庭をウロウロ






今年の春、近所のMさんに戴いたユキヨセソウが開花しました

花が咲いてくれたんだと思わずカメラを向けましたが

本当の喜びは2月の厳冬期まで待たねばなりません

サッ、どんな花を見せてくれるのでしょう






シュウメイギクも百日紅も長命花ですね

目出度いとされる花が庭に有るというのはいいものです

・・・何となく・・・












3種類のホトトギスも一斉に開花しました

紫、白、最後はお姫様

紫と白はあっちこっち飛びながら漸く居場所を定めました

姫様は繁殖力旺盛で戴いた時には3本でしたのに今では1m四方にギシギシ

放っておいたら庭中、姫様だらけになりそうな勢いです

子沢山と思えば、これも目出度花

産めよ増やせよ、若いお母さん方、お願いしますね

人気ブログランキングへ
コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

楽々 高ボッチ山

2015年09月27日 | 登山




ここは標高1600mに有る高ボッチ高原

鉢伏山から高ボッチスカイラインを4~5分、走れば駐車場に到着です


ところで山頂は何処なのかしら?

ぐるり見渡すも其れらしき高みが見当たりません

案内図を確認しますと納得

駐車場から山頂までの標高差は僅か65mしか無いのですから






左に見えるのはたった今、歩いた鉢伏山

こうして見ると中々立派な山容ですね

何時の間にかススキに囲まれ足元のユウガギクは帯となって山頂に続いていました










アッと言う間に着いてしまった山頂

・・・ですが景色は一級品 壮大な眺めです

富士山も北アルプスも雲に隠れてしまいましたが

八ヶ岳も甲斐駒ケ岳も意外な近さで望めます

嬉しい事に三座同定する山々の殆どが足跡を残した懐かしい山ばかり

ここでウンチク

高ボッチのボッチですが、此処では峰を差すようですがアイヌ語で巨大な高原の事を言います

たかの峰?たかの高原?・・・ん?私の?

こんな面白い伝説もあります

昔むかし「だいだらぼっち」と言う巨人が京都の山を信州に運ぼうと藤蔓で背負いやってきました

ところが藤蔓が緩んでしまったので縛りなおそうと腰かけた時にウッカリ土がこぼれてしまったのです

まぁしゃあないかとそのままにして出来たのが高ボッチ山

さぁもう一踏ん張り

立ち上がろうと足を踏ん張った時に出来た足型が後に諏訪湖になりましたとさ

そんなお話しです

諏訪湖と言えば厳冬期の御神渡りが有名ですね


遠くに牧場が見えました

歩き足らない私達はその牧場を目指します








人影も途絶え静けさに包まれた高原に僅かに波打つ銀色のススキ

足元にはニガナやヤマラッキョウの花が咲きヒョウモンチョウがお食事の最中です

思わずゴクリ

この日はお弁当持参では有りませんでしたので

近くで買おうとしたところお店が見つからないまま高原に来てしまったものですから

私のお腹の中には鉢伏山の山頂で分け合って食べたサンドイッチとおビールしか入っていないのです

「もう少し先で、もう少し先で」は失敗の元と言う事を思い知らされました

おビール?(ノンアルコールですよ)










ノンビリ牛たちが草を喰む牧場までやってきました

アルプスを背に如何にも気持ち良さそう

この広大な草地は毎年、夏に行われる草競馬が有名です

勿論、見た事は有りませんが、きっと勇壮な戦いが繰り広げられる事でしょう






花はノコンギクとナギナタコウジュ

地味ながら名前に魅かれる捨て置けない花にカメラを向け駐車場へと向かいました


帰りに寄った望月に有る春日温泉(望月荘 源泉掛け流し 500円)

美人の湯のうたい文句通り「お肌すべすべ」の温泉でした

温泉に当たると、その日がとても幸せな日として締めくくられます

近くへ行ったら又、来てもいいねと思える温泉に満足し家に着いたのは20時でした


人気ブログランキングへ
コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鉢伏山の残り花

2015年09月25日 | 登山

秋の爽やかな風を受けながら開放的な台地を歩む足元にフーロが一輪

まるで微笑んでいるかのよう

「仲間がいなくて可哀そうね」と言ったら苦笑いに変わりました




ワレモコウもキリンソウも一匹姫

語りかける前に「寂しくないよ」と言われてしまいました




ウメバチそうもシャジンも最後の力を振り絞って咲いています

健気な姿ですね




「私達、元気よ」と言っているのは何方でしょう?

「あぁ、ナデシコさんとアザミさんでしたか」


「貴方はニガナさんですか?」

「やだなぁ、違いますって 私はコウゾリナ、遥々群馬からやって来ると言うから待っていたのに

「おやおや、それはそれは・・・スマナカッタネ」


「老いてなお なつかしき名の 母子草」(高浜虚子)

写真は山に自生しているのでヤマハハコ

一見、地味な花ですが純白な若い頃、母の貫録で落ち着きを見せる中年期、ドライフラワーとして楽しめる老齢期

何と言っても名前がいい

私の好きな花の一つです


これはヤマラッキョウ

ゴクリと喉がなりました (失礼)




鉢伏山のハイライト

何と嬉しい事でしょう、最初まばらに咲いていたトリカブトでしたが第一見晴らし台で群落となりました

兜を被った勇ましい勇者の様なその姿

微妙に色をたがえ“イザ出陣”でしょうか

(群落を撮り忘れた私はバカでした)

9月の山、全く花を期待していなかっただけに嬉しい出会いでした


人気ブログランキングへ
コメント (14)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

信州百名山・鉢伏山(1929m)~高ボッチ山(1665m)

2015年09月23日 | 登山
前から気になる山が有りました

今まで手を付けなかったのはアルプスの展望抜群、花の名山で有るに関わらず

山頂近くまで林道が延び登り応えの無い山になってしまったのが理由です

さりとて林道が通じているのに下から舗装路を歩く気にはなれません

だったら花も無い、紅葉には少し早いこの時期に片付けてしまいましょうと出かける事にしました


一般道で家から約3時間半、八伏山荘が建つ登山口に到着

ここの標高は既に1800mを越えていますので標高差は約100m有るか無しかといったところでしょうか

情報では駐車料金500円と言う事でしたが

管理人さんの姿はみえましたが徴収には来ませんでしたので無料になったのでしょう


登山道はよく整備されていまして4・5人が並んで歩けるほどの広さで山頂に続いています

既に森林限界を超える高原台地にそよぐ風はスッカリ秋の風で肌寒ささえ感じました

辺りは少し色付いたレンゲツツジの原

6月ならばオレンジに彩られた台地を眺めながらの超手軽な雲上散歩が出来る事でしょう


北方向にテーブル状の美ヶ原を間近に望む事もできます

(左から王ヶ鼻 鉄塔の林立する王ヶ頭 右端は切れてしまいましたがが茶臼山に続く)

深田久弥氏が

不意に開けた風景に暫くは世界の天上が抜けたかと思う

・・・略・・・

尋常の尺度にはまるで桁が外れている

その言葉が自然に浮かんでくる端麗な山姿です

随分前の事になりますが勢い込んで登った美ヶ原でしたが、どこで間違えたか別の登山口に降りてしまい

結局、登り返す事になったわけですが

倍の労力を使い疲れ切った私たちの間に気まずい空気が流れるという苦い経験を持つ山が美ヶ原でした

補足・・(その気まずさは山頂で回避でき目出度しとなりましたが)


暫く緩るい傾斜道を登って行きますと左手に穏やかな山には不似合いの石が有りましたので

薄っすらと残る踏み跡を拾いながら近づきますと、それは鳴雷神の文字が掘られた石碑でした

鳴雷神とは心雷大神を構成する八柱の一つで雷神の左足に当たります

要は雷から身を守ってくれる神様だと解釈すれば良いのでしょう(多分)


振り返ると前鉢伏山







     

休憩を入れる様な山では有りませんが、この山はベンチが有ったら腰を下ろし周りの風景を楽しむ

そんな山なのでしょうね




後ろに見える山は霧ヶ峰でしょうか

この山はかなりのロングコースで疲れはしましたが全山、眩しい程のニッコウキスゲに癒された記憶が残っています


そうこうしている内に1929mの山頂に到着しました

展望台の標識に従って先に歩を進めますと


一際、目立つ鳥居の奥に雨乞いの神様を祀る小さな祠がポツンと鎮座していました

取り敢えずお参りをし展望台へと向かいましょう


アヤヤ、女座頭市が・・・


展望台にも山頂を示す山頂標識が有りましたので記念に一枚






空気が澄んでいたなら、それこそ南・北・中央とアルプスが勢揃いする好展望台のはずなのですが

今日は諏訪湖もこれから登る高ボッチ山も煙った大気に、薄くボンヤリと沈んでいるのが残念です







そうした中で薄ぼんやりと宙に浮いていた富士山と槍の穂先が確認できた事に大いに満足

かなりズームを効かせないと恐らく映らなかった富士山です


登って来る登山者が後をたたない山頂で登山談義を交わす中、話が政治に向いたところで

頃合いを見計らって「お先に、また何処かで・・・」と挨拶し退頂




山は風景を楽しみ花の写真を楽しむに限ります

雄さんのカメラの先にはトリカブトが群生していました

続く

人気ブログランキングへ
コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シルバーウイークにキモラ登場

2015年09月20日 | 日記
19日から23日までシルバーウイークという大型連休なんですってね

私、最初 老人の週って何だろうと思っていましたが

老人ではなく“銀”だったのですね・・・・・これですからねワタシって 

では月に2回以外はお休みの私の生活を何と名付けましょう?

雄さんなんか、それこそ365日です


この大型連休は天気も良いので何処も彼処も人人人で大賑わいなんだろうな

目の先に見える赤城山の山頂も座る場所が無い程、込み合っているに違いない

我が家はと言いますと労働ウイーク

ずっと悪天で燃す事も出来なかった木や葉を始末するため大きな穴を掘って焚火です

それと畑の整理

私は朝早くから草むしりです


何だと思いますか?

畑の整理で抜いた鷹の爪の葉を雄さんが焚火の合間に佃煮にしてしまいました

焚火と言えばサツマイモ

これがまたサツマイモに良く合うのです

今夜、熱いご飯の上に乗せて食べたら尚のこと美味しいに違いない・・・タノシミ 






風に乗って甘い香りが~~~知らない内に金木犀が開花していました

剪定時期が少々遅かったせいか花付きは今一でしたがそれでもマズマズ


こここれは何じゃ? 藤の木の根元に・・・長さ2㎝くらい・・・

芋虫かと思わず手を引っ込め雄さんを呼びますと「“モタセ”の仲間かもしれない」

モタセとはキノコです

正体が解ればどうってことは有りません

カメラを持ち出してシャッターを切りました

夕方パソコンに取り入れ、見ましたら・・・またまた私の悪戯虫がムクムク頭をもたげます

そうしたら、こんな生き物が誕生してしまいました

名付けてキモラ






知らない内に夕暮れも早くなりました

時間をみれば未だ5時15分

もう、太陽が沈んでしまいました

明日は仕事

連休と言う言葉を忘れて頑張ります

人気ブログランキングへ
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする