たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

四国旅(2) 栗林公園(香川)

2019年04月30日 | 

      

Mご夫妻とは5年振りの再会です。ご夫婦とも気さくな方ですので私は家に居る様な寛ぎの中

お手製の葡萄酒を頂きながら話は尽きません

翌日は生憎の雨になってしまいましたが御主人の運転で栗林公園を案内して頂きました

香川と言えば外せないスポットですね

(写真はMご夫妻と松平高俊公の胸像)

 

ここは生駒高俊が別荘を造り、その後 松平家の時代に江戸城吹上御苑に模して

大改造し5代にして漸く完成した回遊式庭園なのだそうです

 

 

旧日暮亭

一見、不釣り合いに見える蘇鉄ですが薩摩の島津家から送られたもので

こんな所に当時の外交が垣間見えますね

 

                     

掬月亭お抹茶を頂き内部を見学させて頂きました

障子紙貼りの天上は珍しいですね

掬月亭の直ぐ側にある五葉松は元は徳川11代将軍から賜った盆栽だそうです

 

どこを歩いても、しっとりとした感が感じられるのは雨のせいばかりでは無いかもしれません

 

二人だけで回ったのでは得られなかったでしょう細部の見どころを

Mご夫妻の説明で栗林公園の良さが膨らみました

ここは展望台になっている飛来峰からの眺めです

偃月橋を通して南湖に影を落とす掬月亭や松の美しい事

この橋脚は栗の木を利用し20年に一度掛け替えられるそうです

朱塗りの橋は梅林橋

 

約1時間ばかり歩いて最終地、明治時代の趣を残す商工奨励館にやって参りました

向き合う様に鶴亀松が大きく枝を広げておりました

名前だけは知っていた栗林公園

今、ここに居るのが夢の様な・・・

 

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四国旅(1-4) 津田の松原・平賀源内

2019年04月29日 | 

                     (続き)

高松市にお住いのMご夫妻と5年ぶりの再会を果たすべく

R2を通って走っていたところ「津田の松原」という標識が目に入りましたので

立ち寄る事に致しました

 

説明によればこの松原は5万坪有り、その昔は高松藩士・松平の領地で

琴林公園とも呼ばれていたそうです

3千本の松が続く遊歩道に足を踏み入れれば

そこは車の音さえ遮断する、とてつもなく広大な松林でした

ここは日本の渚百選に選ばれたまさに白砂青松の景勝地で

夏には海水浴客で混みあうのだとか

 

 

この写真は一部ですが七福神松と命名された樹齢600年の松をはじめ

貫録の有る老松が其処ここに点在する様に

ただただ目を見張るばかり

最後の松はB、W、H 全くくびれの無いメタボ松

頼りがいはありそうですが、こうなりたくは有りませんわねぇ

 

 

道の駅「さかな亭」の駐車場に戻る途中に石清水神社が有りました

朝鮮半島や大和朝廷と交易の有った津田浦の氏神様として

祀られていると言う事ですから相当、古い神社の様ですね

面白いのはここの狛犬

犬では有りません、狼なのです

ここは旅の計画の一つ、志渡町に在る「平賀源内」の旧宅です

ところがです

着いた時間が4時半、閉館時間直後だったのです

仕方なく旧宅と玄関のお馴染みの絵、銅像を撮影しておりましたところ

「これから所用で出かけますが30分ほどで戻りますので

薬草園でも見ていて下さい」

私達が群馬から来た事を気の毒に思ってくれたのでしょう

薬草園に案内して下さったのです

 

狭い庭に所狭しと植えられた薬草

源内先生は、この庭で日夜 研究に没頭していたのでしょうか

此処は国の登録文化財に指定されております

下の花は館長さんの奥様が趣味で植えられたものなのでしょうか

綺麗な花でしたので一枚パチリ

そこへ館長さんがお帰りになり「どうぞ、お入り下さい」と

恐縮する私達を館内に案内して下さり詳しく説明をして下さいました

平賀源内は1728年生まれ 小さい頃から植物に興味を抱き

師に従って薬草の採取をしている内に、その才能を認められ

やがて19歳の時に藩主が営む薬園の掛かりに抜粋されました

足軽の子供と言う事で上を臨む事が出来ず地道で恵まれない生活に

25歳の時に長崎に留学、二年後 江戸に渡ります

晩年、人を斬って獄中生活を送る中で食を絶ち獄死すると言う

数奇な運命を辿った人物なのであります

入館料をお支払いしようとしましたが時間外ですからと

受け取って貰えませんでしたので「源内健康茶」を購入し

ここを後にMご夫婦のお宅に向かいました

(文字のサイズが投稿しますと小さくなってしまいます

一定の大きさを維持させるにはどうしたら良いのか

ご存知の方、教えて頂けますでしょうか)

 

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四国旅 (1-3) 大迫力「うずしお」

2019年04月27日 | 

(続き)

鳴門の渦潮

クラゲの出迎えを受けていよいよ観潮船の出向です

見た所、静かな海面なのに本当に渦潮は見られるのでしょうか

今日は大潮 大丈夫 絶対見られる!

周辺の景色を楽しんでいると徐々に近づく大鳴門橋

その橋の下が何やら騒がしい

どうやら橋の下辺りが干潮と満潮がぶつかり合う地点らしい


汽船が渦巻く海面に最接近・・・そして激しく波立つ真っ只中へと進みます

20キロと言う潮の流れ

 

 

 

 

 

 

 

 

轟音を立てて逆巻く渦は次々に生まれては消えて行きます

 

一度は見たかった鳴門の渦潮

想像を絶するダイナミックな光景でした

 

R2号線へ向かう入江は先ほどまでの興奮を鎮めてくれる様に飽くまで穏やかです

群馬では絶対、見られない景色に渦潮とは違った興奮を覚えるのでした

 

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四国旅(1-2) 霊山寺&花見山

2019年04月26日 | 

(続き)

霊山寺

 

昨日、参拝した大麻比古神社から来るまで数分

お遍路さんや観光客で賑わう寺が目に留まり寄ってみますと

旅の初めとしては運の良い一番札所「霊山寺」でした

天平年間(729~749)に聖武天皇の勅願により行基が開基したと言う発願の寺です

のうまくさんだほだなんばく~

本堂天上の提灯は星を意味している様です

信心の浅い私ですが不思議と謙虚な気持ちになった一時でした

 

不動明王と十三仏

 

 


海外からのお遍路さんも目につきます

おや?菅笠の上に燕のお遍路さん

門前に在った店で見つけた「あわくった」

コシヒカリと粟をブレンドして作った焼き餅です

二個は食べられそうにないので一皿注文しお茶席コーナーで頂きました

渦潮乗船まで、もう少し時間が有ります

霊山寺を後にやって来たのは鳴門駅の観光案内書で教えて頂いた「花見山」

最盛期は過ぎておりましたが楽しむには十分です

散策程度の山登りですが高度を上げれば視界も開け

眼下には鳴門海峡が光ります

と、その時 頭上で耳をつんざく様に「ホーホケキョ」

逆光なので上手く撮れませんでしたが盛んに鳴いている姿をキャッチ出来ました

此処は乗船所にほど近い場所ですので時間稼ぎには絶好の場所でした

 

 

 

 

 

 

 

 

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四国旅(1)

2019年04月25日 | 

    4月8日出発 辺りが夕闇に包まれるころ四国入り致しました         

           写真は明石海峡大橋です

 

 

この日は道の駅「第九の里」で車中泊でした

何故、第九かと申しますと私の知識には無かった事ですが

第一次対戦時、捕虜となったドイツ兵953名が、この地で暮らした事に由来します

捕虜生活3年間の間に何時しか国境を越えた人間愛が芽生え

100回に及ぶ演奏会が開かれ第九も演奏されました

言うなればアジアで初めて演奏されたのがこの地だった訳です

明けて9日、渦潮を見るには絶好の日和となりました

乗船は1時過ぎですので、それまで近辺を観光する事に致しました

第一お遍路さん発見!

車中泊同士、一期一会では有りますが打ち解けあうのも早い

1時間ほど話していたでしょうか

奥に見えるのが道の駅敷地内に在るドイツ館です

道の駅近くに在る大麻比古神社

神武天皇の時代、天太玉命の孫である天富命が阿波忌部氏の祖を率いて阿波の国に移り住み

この地で麻を育て麻布木綿を生産し殖産産業と国利民福の基礎を築いた事により

祖神の天太玉命(大麻比古神)を守護神として祀ったのが始まりだそうです

 

本殿

古くから「おあさはん」として親しまれているのだとか

 

御神木である大楠

樹齢1000年余 目通り8・3m 樹高22m

迫力が有りましたよ

 

 

思わず「プッ」と吹き出してしまった狛犬さん

祓川橋

祓川の河川敷には菜の花がいっぱい

眼鏡橋

当時の日本には無かった石積みの技術を用いてドイツ人捕虜たちが造った橋です

ドイツ橋

この他にも8ッの橋が造られたそうですが今でも残っているのかは確認できませんでした

 

 

 

 

 

 

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