続き
積善館が紹介される時、必ずこの写真が登場します
現在、玄関前を改装中でしたので(上の写真)パンフレットの写真を使用いたしました
千と千尋の神隠しの製作直前に訪れた宮崎駿監督が
「映画に出てくる湯屋や世界観があまりにも似ている」と驚いたエピソードは有名ですね
本館客室から延びる渡り廊下は山荘に通じています
桃山様式の山荘外観、当時の名工の技を随所に見る事の出来るここは多くの文豪が宿泊されたそうです
一度、泊まってみたかった積善館(本館)
此処は国の登録文化財に指定されている昔ながらの雰囲気を
今なお残す木造建築では日本最古の湯治宿です
現在は重文に指定された為に火器使用が禁止されておりますが
迷路の様な構造は当時の湯治宿を彷彿させるに十分です
通されたお部屋は3階の8畳間
ポットの湯は給湯室へ、お部屋で湯は沸かせません
部屋の注意書きにこんな物が有りました
四万と言えば先ず蛭を抜きにしては語れません
6月から9月、この辺り一帯には蛭が出没するのです
「稲包山を登山中、蛭に襲われた 四万の蛭は上から降ってくる」
そんな話を聞いた事が有りますが、それだけ野生動物が多く生息していると言う事なのでしょうね
上段の間
今回 積善館に止まりたかった一つが元禄の湯
上段の間と向かい合って、その湯は有ります
風呂は撮影禁止でしたので、此処もパンフレットを使用致しました
4万の病を治すという事から四万温泉(しまおんせん)と言われるその効能高い温泉も然る事ながら
大正ロマンの色濃い雰囲気を醸し当時には珍しい温泉の蒸気を利用した蒸し風呂も付帯しています
こちらは山荘と新しく建てられた佳松亭とを繋ぐ通路です
(本館に宿泊してもお風呂は自由に入れる)
但しこちらは宿泊料が2万円位
因みに本館は税込7000円ちょっと
このお堂は国宝の日向見薬師で祀られているのは勿論、薬師如来像
温泉街から高台に向かった場所に有りますので歩いてはキツイかもしれません
薬師堂の前には御夢想の湯が有りますが現在、屋根の修復作業中
旅の途中ここで一夜を明かした僧(?)が夢の中で4万の病を治す温泉が湧き出ているというお告げを
聞いたと言う場所なのだそうです
こう言う事は何処にでもある話ですよね
いずれにしても四万温泉は素晴らしい温泉です
蛭のいない時期に是非訪れて見て下さい
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