たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

(3)西沢渓谷 躍動感あふれる滝の連続

2021年10月31日 | 

続き

中央からやや左、魚止めの滝が見えます。木に邪魔されて一部しか見えませんが魚止めと言う位ですから激しい流れと落差はかなりのものでした。それ以上にこの水の色、驚くほどの蒼さです。この色が景観をますます神秘的なものとしてますね。(三重の滝は順路が違う為、断念しました)

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落差はそれほど無いものの、この白泡たぎる凄絶さに私は一瞬眩暈を覚えてしまいました。滝そのものが意志を持っているかの様ですね。

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岩床を舐めるように走り抜けていく流れはまるで矢の様です

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時折現れる滑滝も美しい、ここはうなぎ床でしょうか。張りつめていた神経が緩む穏やかさです。

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とにかく轟音を立てて流れ下る様は躍動感に漲っております。上空を旋回しているヘリの音もかき消される程の凄さでした。

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足を挫かぬよう慎重に

 

一見穏やかそうな流れに変わってもこれは一時の安らぎに過ぎない事を仄めかすかの様に石にぶつかっては飛沫を上げ決して穏やかでない事を物語る流れでした。  (続く)

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(2)西沢渓谷

2021年10月30日 | 

続き

 

ナレイ沢

流れ下る水の音しか聞こえない山間の道、緊張感も何もなくただ木漏れ日に身を任せるのみ

 

辺りが秋色を帯びれば立ち止まり・・・これでは目的地まで相当な時間が掛かってしまいそうです。

今は廃業となっている西沢山荘、ここまで35分でしたからほぼコースタイム通り。それほど道草を食っていた訳では無かった様です。

 

山荘の近くに田部重治(たなべじゅうじ=帝国大学英文科卒 英文学家・登山家)のレリーフが有りました。登山界への功績は大きく田部氏により奥秩父の山々が世に知れ渡る様になった訳ですね。

ここから遊歩道は狭まり川までの目も眩む様な高低差にたじろぎます。うっかり石車に乗ったり躓いたら・・・気を抜かず慎重に

二股の吊り橋

右に鶏冠山の異様な岩峰が覗きます。勿論、思い出の山です

揺れる橋から左を見れば秋色を伺う事が出来ました

 

 

大久保の滝 落差30m、木々に邪魔されて撮影も大変な滝です

大久保の滝からは結構きつい階段登りが始まりました

ちょっと洞窟探検

さて、これからです、前方に凄いのが見えて来ました

続きますので今回もコメント欄はお休み致します

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(1)西沢渓谷

2021年10月29日 | 

好天を狙って秋を満喫する為に山梨県の西沢渓谷にやって来ました。新車を購入して初めての車中泊です。

10月28日、目覚めると雲一つない快晴の下に甲武信ヶ岳(2475m)が雄々しいですね~。私達が嘗て登ったのは毛木平~甲武信ヶ岳~十文字山の縦走コースだったが徳ちゃん新道から登り上げる登山道が西沢渓谷にも在ると言う。こうして甲武信を仰ぎ見ていると、その小屋主徳ちゃんと酒を飲み交わした日の事が懐かしく蘇って参ります。

車中泊した道の駅「みとみ」

 

肝心な紅葉ですが今年は色付きが遅い様で、どうやら見頃は11月に入ってからの様です。でも無風の快晴を迎え秋の入り口に立てたのです。感謝しなければいけませんね。

これは月見草でしょうか?車の脇に数輪こんな時間に珍しく開花しておりました。

道の駅から歩いて僅かで西沢渓谷の入り口を示す標識が

 

真っ赤に熟したナナカマドの実

渓谷入り口に洒落た建物が在りました。車が数台止まっており時折ザックを背負ったハイカーが入って行きます。小振りだけど旅館だったら止まってみたい雰囲気です。しかし、これが公衆トイレだったとはお釈迦様でも・・・

朝日にキラキラ光る仙人様に見送られてレッツゴー!

 

                    なれいの滝

 

渓谷に入るや川音が激しくなって参りました。滝も幾つか現れましたが、これは未だ序奏

木漏れ日の躍る気持ち良い林道を奥へ奥へと進みます。ここまで約35分

昨夜8時過ぎに帰って参りましたので写真の整理に手間取りました。続きますのでコメント欄はお休み致します。

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アスレチックの様な滝峨山(思い出の山)

2021年10月27日 | 心に残る思い出の山

滝峨山は榛名山の北、吾妻町に在る。登山口が分からず地元の人に尋ね尋ね(地元の人も分らない人が多かった)どうにか登山口に建つ不動に辿り着いた。

 

 

次々に現れる岩窟には其々数個の地蔵が並んでおり、何れもあまり古いものではないが信仰の山の異様な空気がそこはかとなく漂っている。

 

金堀り跡は敬遠して先に進むと分岐の先に象の鼻岩。その名の通り大きな岩の塊が3m、ズンと突き出た岩の下に出た。何でこんな形になったのか、どれ程の年月このままの形を保っているのか不思議な岩だ。

先に通じる道を進むと「山頂へ行く道はそっちじゃない」そう言うと雄さんは分岐まで戻ってしまった。地図をみると、こちらからも山頂へ行けるので大声で呼んだが返事が帰って来ない。「まったくー」と思いながら分岐に戻り見晴らし台を経て雄さんを追うと何とまぁ枝で作った簡易ベンチに腰を下ろし原町方面に目を向けているではないか。

山頂に到着。説明書には木々に囲まれ展望は無いと有ったのだが最近一部を伐採したらしく小野子山や榛名山などの眺めが得られたのは嬉しい。

象の鼻岩からは南斜面を歩いて数分で大岩窟に着くと見上げる岩陰から無数の石仏が見下ろしていた。日暮れ時であったら居たたまれないだろうなと思える石仏の数である。

(丸印に私)

ここは秘密の窟、2mほど登り上げると、そこから更に5mほど狭い竪穴が延びどん詰まりに石仏が鎮座している。雄さんが体をくねらせる様にして石仏の所まで登っていったが、さすが降りる時には手間取っていた。

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(写真に写せなかった坑道探検)

誰も居ないと思っていた山中に子供の賑やかな声が響いた。その声を追っていくと往時敬遠した金堀り跡に男性二人と子供が数人、どうやら坑道内に入るらしい。私達もザックを入り口に置き後に続いた。

真っ暗闇の坑道内は一人がかがみながら、やっと通れる狭さで時には這いつくばって進んだり梯子で降りたりに手に分れる所も有ったりで懐中電灯と子供たちを誘導する「梯子だぞ」「段差が有るぞ」と言う言葉が無かったらとても先に進めそうもない所だ。

初めは冗談を言い合いながら歩いていた子供たちも半ば過ぎる頃には泣き出す子供も出てきた。

何とか坑道内を脱出し不動尊近くの三重の滝を見物、切り立った岸壁からかなりの落差で落下する滝の水量はけっこう多い。

滝で一休みした後、滝峨山西峰に向かう事にした。案内書では不動尊を回り込むようにして林道を歩き登山口に至るコースが紹介されているが時間がかなり掛かりそうだ。「ちょっとスリルは有りますが滝の脇を登った方が近道ですし登山に来たという実感が味わえますよ」と言う男性のアドバイスを頂いて滝の脇から急坂を登る事にした。すぐ岩窟(第二石門)に突き当たり岩の中を鎖や梯子で潜り抜けて滝の落ち口付近から林道へ。

何の標識も無いので見当をつけて右折、暫く歩くとカーブの所に山林標識が立っていたので何気なく目をやると上部に「←西峰」の文字が薄っすらとと読み取れた。幅広の林道を行き左に大きな石が蹲る地点い差し掛かると前方に集落が見え始め道はそこから集落に向かって下り始めてしまった。

雄さんは「タカが右に曲がったから何気なく付いて来てしまったけど本当にこっちでいいのか?」ともう完全に疑いの眼。雄さんはあの消え入りそうな文字を確認していなかったのだ。

それにしてもおかしいと思い振り返ると後方にヘアピンカーブとなって林道が山腹を絡むように続いている。「これだ」と向きを変え担々とした道を緩登して鉄塔広場に出た。その先に延びる結構、明確な道を更に登ると再び鉄塔広場に出たがここで道は途切れてしまった。

風が出てきて周辺の木々がざわつき電線が唸りを上げている。案内図を出して位置確認をすると「山頂は360度の展望が得られる」と有ったのでどうやら最初の鉄塔広場が西峰らしい。

こうして、子供たちの探検心をそそる滝峨山、訪れる人も少なそうな西峰、静かと言うより寂しいと言う表現が当てはまりそうなハイクを終えたのでした。今日はこれから出かけますのでコメント欄はお休み致します。

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同じ場所でも歩けば違った景色が

2021年10月26日 | 

今日もいい天気

午前中、根が地中で蔓延る厄介な木をシャベルで根気よく掘り出しておりましたら汗ビッショリになりました。昼食後、今日も東区を歩きます。

Iさんの家のムラサキツユクサに目を止めカメラを向ける一寸の間に雄さんは随分先を。慌てて駆け足  で追いつきます。

 

 

久し振りの龍門寺さん、今日は門を潜らずに駐車場を横切らせて頂きました。檀家の方が数名本堂に向かって行くのは門に立てかけられた箕輪城祭りの為の寄り合いなのでしょうか?

駐車場を抜けた所に鈴なりの小粒柿です。なるべく赤そうな物を3個くすねて(家に帰って食べて見ましたら渋柿でした。見ていた人が居たらあんな渋いのをバカな奴・・と笑っていたかもしれませんね)

名残のクサギの実

季節をトンチンカンしたアジサイの花

今、コキアは観光の目玉として日本各地で観光客を呼び集めておりますが昔は農家の庭や畑に必ず数本植わっていたホウキグサです。一本を束ねて箒の代用にしていたのですね。実は畑のキャビアとも言いましたっけ?

 

出ました、スパナ。何度聞いても名前を忘れてしまうこの植物、面倒なのでスパナ草で通しています。

コメント欄はお休み致します

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