ハードディスク交換で入院していたパソコンがようやく退院
さっそくインターネット接続作業後、兜岩山の写真を取り入れた
田口峠(9:25)2.4キロ地点三叉路(11:10)山頂(11:25~12:20)三叉路(12:30~13:20ろうそく岩往復)田口峠(15:00)
奥深い南牧村の集落を抜け田口峠(下仁田、臼田線)に向かった
あちこちに「落石注意」と恐ろしい看板が立つ切り立った岩壁に挟まれた道だ
もし対向車と擦違う事が有ったとしたら緊張する様な狭さだが幸い今日はウイークデイ、行き交う車も無い
日の出を見ながら出発。天気の崩れは無さそう
南牧村雨沢集落と紅葉 ・ そして三岩岳 ・ 道は何処までも狭い
ここが田口峠
昔から生活道路として使われてきたこの道も内山峠が開通し・果ては高速道路が出来た為に何時しか寂れ
利用する者は、せいぜい登山者位になってしまった
生活道路とは言え、その昔は人馬がやっと通れる険しい山道だったに違いない
登山口の標識が見当たらず林道を行ったり来たり
もしかしてと思った場所(トンネルを潜った右側に立つ第94号カーブ)が気になり踏み込むと
少し先、朽ちた看板に「自然遊歩道・・・」の文字が読み取れ、その脇にやはり朽ちた階段が続いていた
一登りした場所には丸太のベンチが ・ 周辺は紅葉の見ごろ
右に深い谷を見下ろし 左、木の間越しにテーブルマウンテン荒船山を望む地点は
一山越えてルンルンと歩ける気持ちの良い平坦な道だ
しかし、この後 再び幾度かのアップ・そしてダウンに泣かされるのだった
登山口から1時間45分、ようやく三叉路まで辿り着き、ここで一息
右手にろうそく岩が子・孫ろうそくを従えて、う~ん、なかなか御立派 御立派
その向こうの御岳山は荒船山と一緒に登っているので今回は割愛するとして
帰りにろうそく岩までは行ってみたいと思う
やって来た兜岩山頂は裸木にも関わらず木が密生していて展望(右に少し下ると浅間山方面の展望が)無し
ん?そう言えばこの辺り何時の間にか赤黄の衣を脱ぎ捨てて、もう冬の装いに代わってる
誰が括り付けたのか「てるてる坊主」
片目では可哀相・・・だね 左目は私めが
山頂から下る途中、頭上で爽やかに小鳥の囀り
落ち着きなく飛び回りやみくもにシャッターを押し続けて何とか物に出来たのが、この一枚
再び三叉路に戻りいよいよ、ろうそく岩へ
一端、下っての登り返しは辛いものがあるが特に此処は両側が深い谷となった急坂
その上、堆積した落ち葉が良く滑る
帰りは相当、緊張をさせられる事だろう・・・が行くと決めたものを引き返すなんて事は出来ない・・ね
この上に立ったらどんなに見晴らしが良いだろうと思うが今日はタッチ
だけに留めましょう
「お疲れ~」三叉路に戻り再び休憩
前方に霞がかかった様な木立の林立する様が今の興奮を落ち着かせてくれた
“草の生えない場所は神の遊び場、汚してはならない”と言う本を昔、読んだ記憶が有るが
元々草が無いのか落ち葉が隠しているのか・・
以来こんな林床を目にすると不思議と心の安らぎを覚える
アップダウンを繰り返しの帰路、行きに気付かなかった見晴らし岩が有った
見晴らし岩と言うより覗き岩と言った方が良いかもしれない
その怖さとは裏腹に広がる紅葉の何と美しい事か
踏みしめる色鮮やかなモミジ葉もまた美しい
見上げると午後の光を受けて黄葉の雑木が橙色に輝いた
黒い幹がより、その色を鮮やかなものに仕立てている様だ
季節が育む日本の自然、光が生み出す色彩の変化
そうした自然に出会える事が出来る幸せを噛みしめていると
ふと、ただ現実を見つめるしかなかったそんな戦時を生き抜いた母の面影がフッと浮かぶのだった
「おーい
其処のお二人~、今日の登山は満足だったか~い」と言っているのかな
「ありがとう、十分 楽しませて頂きましたよ~」
・・・
・・・
地図によると、この先(臼田町寄り)に不老温泉が有ると言う事なので 取りあえず行ってみる事にした
ススキの原に・雨川の渓谷に・雨川ダムに私たちは何度、車を止めた事だろう
長野側は一部工事中だったが道幅も広く快適なドライブだった
が、
らしき看板が行けども行けども見当たらない
やがて人家が見られる様になり犬の散歩をしていた女性に尋ねると「その温泉は閉鎖した」と・・・
我が国に二つ有る五稜郭の一つが佐久・田口に有る
規模は函館に比べれば3分の1ほどで有り堀も資金調達に困窮したため一部 土塁のみと言う事らしいが
(その部分は恐らく龍岡城跡地に建てられた小学校側なのだろう)
レキッとした星形をしている
今は堀の周りに植えられた桜葉が色づきその姿を堀に投影していたが春には各地から観光客が押し寄せる桜の名所でもある様だ
結局、今日の一浴は荒船の湯(500円)に落ち着いた
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