前橋に用事があり出かけたのだが目的は空振り
このまま帰るのも癪なので広瀬川の畔を歩いてみる事にした
この遊園地は古くからこの場所に有り乗り物の料金の安さも有ってか
子供のお散歩がてら遊ばせ場所に利用していると言った小さな遊園地だ
私も子供が小さかったころ何度か連れてきた記憶が有る
広瀬川の近くに神明神社が有るのでここに車を置かせて頂いて・・・
神社には銭洗い弁財天が有り側に笊と柄杓が置かれている
この笊にお金を入れて湧き出づる水で洗えばお金持ちに?
だが待てよ
岩の奥に見えるホースは???
信ずる者は救われると言う事か
街のど真ん中を流れる広瀬川
目にはしても此処を歩くのは初めて
風が無いせいか空気の冷たさが心地良く感じられる前橋市が誇る「広瀬川詩の道」
偶に散策を楽しむ人に出会う位でここには師走と言う文字は無い
川の中に師走とは縁遠い同類を見つけ思わず「同じだね」と声を掛ける主人
「詩の道」そう前橋は国語自由詩を確立した萩原朔太郎の地なんですよね
今、ここには何の彩も見られないが 穏やかに 時に早瀬にと、そんな変化が楽しめる流れがある
光のページェントに加担して小学生が作った灯篭も微笑ましい
川の向こうには弁天通商店街
一昔前は人の往来で賑わったであろうアーケード街も閑散として人影がない
高崎の大通りを見ながら「寂れてしまったね」とバスの中で話した時
「前橋はもっと寂れてしまいましたよ」と声をかけて来た人が居たが
今、シャッター街と化していく社会的現象はどうにかならないものなのだろうか
直ぐ先で沢山の折り鶴が下がる記念碑を見つけた
石碑に彫られた説明を読んでみると昭和20年8月5日の空襲で犠牲となった530名を
慰霊する為に防空壕跡地に碑を建立したものなのだとか
今もなお世界の各地で多発している内戦や民族紛争
人間は何故戦おうとするのだろうか
世界平和はやって来ないのだろうか
散策の最後にきてやりきれない気持ちが残ってしまった
気分を変えて利根川河畔に行ってみる事にしよう
敷島の運動公園は室内競技が行われているらしく河川敷の運動場は静かそのもので
それを知ってか犬の散歩をさせている人が結構目立っていた
ここから赤城山は見えないが
数日前に冠雪した榛名山が我が家から眺める姿とは少しばかり形を変えて横たわっている
どちらが好きかと問われれば長年親しんできた榛名山が、そりゃあいいに決まってる
最後に前橋に行く途中いつも気になっていた建物を今日は是非とも見てみたい
壊れかけた蔵、レンガ造りの倉庫はもしかして文化財?
だがで有る
何と古い倉庫を改装したパスタのお店だったのだ
ちょっとばかり当てが外れてしまったが
何れにしても、これでスッキリした気持ちで家へ帰れる
人気ブログランキングへ