たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

骨董市

2020年11月21日 | 陶器、磁器

随分前の事です。会社の帰り道、問屋町を通りかかった時に問屋町センターで開催されている骨董市の案内板が目に留まりましたので覗いてみる事に致しました。その時に購入した器が食器棚の整理をしていて出て参りました。

 

 

こちらは黑織部の沓型茶器、何となく気に入ってしまった一つです。銘が無いのが気になりますが絵も悪く有りませんでしたし坐りも良いし・・・もしかしたら玉堂の文字に騙されてしまったかもしれませんが器選びは本人が気に入ったかどうかですよね。

 

 

これは赤絵ですが何とも言えません。元々の絵にもう一度、色を付けて釉を掛け焼き直した様な・・・やはり銘は無し

 

こちらは人間国宝、沖縄の金城次郎氏の猪口です。独特の「次」の銘は間違いないでしょう。 力強い魚やエビをモチーフにしたボッテリと厚く素朴な感じが心情の味わい深い器です。 金城次郎氏の作品と言えば陶芸展で購入した抹茶茶碗が有りますが、この様に出何処がしっかりしていれば心配ないのですが骨董となると余程、目が肥えていないと難しいものです。

この三品の内、どれにしようか迷っておりましたら店主が傍らに来て「御姉さん、お財布に幾ら在るの?」と聞くので「18000円」と応えますと「いいよ、今日、最終日でそろそろ店仕舞いだから三品それで買ってきな」  果たして私は得をしたのか騙されたのか。 でも、今、見ても中々な物に見えますので18000円ならば大きな損はしていないでしょう、と思います。     「コメント欄は閉じます」                

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上野焼(あがのやき)

2020年09月06日 | 陶器、磁器

九州の友人を訪ねた時、連れて行って頂いた上野焼窯元

李朝陶工・尊階と西国大名の中でも特に茶道に精通していた豊前小倉藩主・細川忠興の両名により育まれてきた上野焼は飽きの来ない存在感が有ります。

 

 

これは非売品でした(高さ10センチ)。余りにも目を惹いたので「何故、非売品なのですか?」と声を掛けたところ「傷物ですから」との事でした。確かに蓋の一部が欠け金継ぎしてあります。 「傷物でも良いから売って欲しい」と言うと奥へ持って行き相談したのでしょう、値段は忘れてしまいましたが旅の途中の事、財布にそれほどのお金が入っている訳でもないので、かなりの安価だったと思います。多分、想像するに先代か先先代かが作った器が何かの拍子に掛けてしまった、しかし捨てられない程、気に入ったもの・・・そんな器だったのではないでしょうか。 

 

御猪口

緑色の銅釉を使った緑青流し

 

高台の裏に見られる窯印「ひだり巴」

鉄釉を使ってますね

以上が、この時、購入した5品

アルバムに、こんなスケッチが残っておりました。今も使用している上野焼急須です。その上に『スピードくじを引き私は見事当選 5千円相当の和菓子の皿を戴いた』と有ります。それが次の皿です。

今回の台風10号は福岡もかなりの影響を及ぼしそうです。どうか何事も無く通り過ぎてくれます様に。

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