写俳展の手伝いの疲れを癒すには山しかない
そう思ったら居てもたっても居られず明日行こうと決めたのが夜遅くになってからの事
行き先?焼岳登山の際に決めた荒船山です
妙義山辺りは未だ紅葉が見られず一縷の望みを抱いて登山口に車を走らせます
以前、不動尊コースから登りましたので今日は内山峠コースからの入山です
荒船山が二百名山だからなのか航空母艦の様な特異な山容が登山者の気を引くのか
10時、駐車場は既に満杯状態でした
だらだらとしたアップダウンを繰り返す登山道はノンビリ歩くには快適そのもの、木の間越しに艫岩が姿を現しました
不動尊コースでは全く目にする事の出来ない荒船の側面です
中間点を少し過ぎた辺り、狭岩修験道場跡という大岩に行く手を阻まれました
テープも確認せずに左の踏み跡を辿ると10mほど先で行き止まり
慌てて方向修正すると言う私らしい失敗をしでかしてしまいました
ワォー
合目で言うと7合目付近、黄紅葉から一変 辺りが急に華やいだと思うや赤一色の世界に取り囲まれたのです
空の碧さに映え濃淡を違えながらスクッと伸びるモミジの木々の何という凛々しさ
今年は天候不順と台風の影響で紅葉が今一と言われている中、ここは例外でした
岩に差し込まれた塩ビ管から水が流れ落ちていますが、この水を飲む為には少々危険が伴います
ハシゴ、岩場をクリアしてようやく山頂(艫岩)です
浅間山を真正面に北アルプスの連なりも目視する事が出来る好展望台ですがこの先は断崖絶壁
未だ記憶に新しいクレヨンしんちゃんの作者
臼田儀人氏の悲しい事故はここで起きました
お弁当を食べながら景色を楽しんでいると・・・
横浜からのツアー登山客が到着し狭い山頂はみるみる大入り満員になりました
Kさん
嬉しい事が有りました
山頂で意気投合した佐久のKさんと言う岩登りの名人が思いもかけず艫岩の基部を案内して下さると言うのです
一杯水の近くから薄い踏み跡を辿りガラガラした岩屑に足を取られながら案内されたKさんの取りつき点
この岩の殿堂は優に150mを超えるとか
再び紅葉の道に戻りました
このまま通り過ぎるには惜しい場所、Kさんとはここで別れシートを出して気の済むまで紅葉を満喫
下山途中、唯一咲いていた花とメジロに似た小鳥を見つけました
両方共に名前は分りませんがこういう出会いはまた嬉しいものですね
駐車場近くのススキの原で
R254に出ると陽もだいぶ傾き荒船山はその姿を紅に染め貫録を見せつけていました
このお店「じいとばあ茶屋」は西上州の山を訪れた時に此処のお蕎麦が美味しくて良く寄ります
「じいとばあ」とはここから「じいとばあ山」が見えるにちなみ付けられた屋号です
今日はホウレンソウのお土産付きだったから言うわけでは有りませんがコンニャクはピカイチと評判のお店です
ちなみに「じいとばあ山」は踏み跡も余りハッキリせず下りで道迷いした苦い経験が有ります