たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

塩沢集落~菅原神社へ

2013年11月29日 | 登山

大瀧神社の帰り道、大塩の村の散策を試みました

平らな土地が無いこの地区は土砂の流出を食い止める為に家の敷地や畑、護岸、墓地に至るまで全てに石が積み上げられています

通りすがりの者にとっては独特の景観美に目を見張り写真の被写体バッチリと指を鳴らしたくなるところですが

ここまでするには並大抵の苦労では無かった事でしょう

個数僅かな建物も風雨に強い重厚な民家造りばかりでした






群馬のチベットと言えば聞こえはいいですが

現在、住民の殆どが年金者であり若者は皆、町に下りてしまい

村の存続の危機に晒されていると言う大きな問題を抱えていると言うのが現状です

実際、半分が空家であり半分以上が放置された畑が目立ちました

その限られた畑で特産物の蒟蒻(下の写真)を造り細々と暮す生活となれば若者離れも猶更の事でしょう




空を見上げれば未だ青く山々に当たる陽の光は木々の赤い葉をより赤く染め上げているのに陽も山に隠れた午後3時

集落はスッポリ薄墨に沈んでしまいました


そしてここ菅原地区の菅原神社

数えきれないほど通る道ですが気になりながら立ち寄った事は有りませんでした

総建950年と言う古い神社ですが

今ある建造物は落雷による焼失で時の領主 松平氏(江戸時代)が再建したものだそうです

祭神は学問の神様 菅原道真公で奥社内に本人25歳の時に彫った像が安置されている由が掛かれていましたが

御開帳の折りでなければ、それを拝む事は出来ないのでしょう




これは何かと思いきや道真公7歳の時の足跡だそうですが

どうですか?信じてみますか?


と、その時「おーい、誰か来てくれーぇ」と子供の声

山村の子供は母親が夕餉の支度に取り掛かるこんな時間まで元気に遊んでいるのねと思いながら下りていきますと

目を据え刀を翳した男の子が仁王立ちしているでは有りませんか

「カッコイイ~、  何しているの?」と問いかけると

「女どもがアッチに居るんです、男どもは向こうに居るんです」と意味不明な答えが返ってきました

もしかして仲裁役?なのでしょうか

それとも・・・・・道真公の・・・・・化身?


楽しい一日は瞬く間に一日が終わってしまいます

菅原神社を後に秋間近くを走る頃には、すっかり陽が落ち妙義山が美しいシルエットを描いていました



                                           
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黒瀧山不動寺に紅葉を求めて

2013年11月28日 | 登山
ウオーキングの後、ふと思い立ち南牧の不動寺へ紅葉狩りに出かけました

黒滝山は何度か登っていますが寺の方まで足を延ばすのは今日が初めて

塩沢の集落を過ぎ山間に差し掛かると観音菩薩のお出迎えです

そのお顔はとても穏やかでした


そこから数分、前方に見えて来たのが日東岩(右)と星中岩(左)

季節によってこうも変化するものなのですね

今日は非常に明るい表情です


対向車との擦れ違いも大変な勾配のきつい道

どちらかが譲り合う気持ちを持っていれば良いものを睨み合って動こうとしない車

もっと柔軟な気持ちになれないものなのでしょうかね

駐車場からはきつい登りを10分余り

時折山間に響く鐘や見事に色づいたモミジの葉に疲れを託せば不動寺の宿坊は目の前でした




先ずは鐘撞堂で上がった息を静めましょう

南牧の山並みはまるで和服の襟を合わせた様に幾重にも折り重なり遠く秩父の山々まで続いていました




午後2時の陽は大分西に傾き幾らか空気もヒンヤリしてきた気がします

宿坊脇から山門に向かう途中、こんな絵が並んでいるのをみました

なになに? 一枚5000円で後利益が得られる?

では これを家の壁に貼れば年末ジャンボ宝くじの当選確実・・・とか???






山門前でデンと構える婆様 「お酒は飲んでいなかろうな」

「はい、昨夜の般若湯はスッカリ消えておりまする」

いやはや、こんな所に関所とはねぇ 参りましたねぇ


紅葉を追いながら不動堂・本堂を廻り開山堂へと歩を進めました

斜光がもたらす微妙な色の変化、ウットリするほどの美しさです






本堂の裏手に回るとそこには厳めしい顔の仁王様

「頭上から湯気が出てますよ、滴り落ちる水で頭を冷やして偶には笑って下さいよ」




さぁて、スッカリ紅葉を堪能させて頂きました

何時か奈良で見た紅葉には言葉も見つからないほど感動したものですが

どうしてどうして負けず劣らずの紅葉でした






宿坊に戻りますとここは山の影になり早、日暮れの寂しさが漂い始めています

宿坊前に干された大根と吊るし柿の生活臭に心和ませながらふと大滝山を見上げるとこんな時間に山頂を目指す二人の影

今から登って下りの鎖や垂直の梯子を降りる時にはもう暗くなってしまうのでは?

事故の無いよう気を付けて下さいねと祈りながらも何処か恨めしい気持ちが無いでも有りませんでした


駐車場までは舗装路を敬遠し山道を下ります

紅葉に見送られて



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たき火

2013年11月26日 | 日記
かきねのかきねのまがりかど

たきびだ たきびだ おちばたき

あたろうかあたろうよ

きたかぜピープーふいている


秋から冬にかけての風物詩とも言える落ち葉焚き

焚火の中に放り込んだサツマイモのホクホクとした舌触り

衣服に浸み込んだ煙の臭い


昔は灰が飛んできて洗濯物を汚すと文句を言う人は居なかった

それなのに

もう、この歌が歌われる事は無いのだろうか


                                          
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深まる秋

2013年11月23日 | 日記


可愛い秋を見つけた

足を止める者もいない藪の中

力の限り秋を演出している姿が胸を打つ









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長瀞アルプス 宝登山

2013年11月22日 | 登山
野上駅(10:15)  山頂(12:10)  長瀞駅(15:00)


「宝登山」 宝の山に登るとは何とおめでたい事でしょう

しかも天気上々のハイキング日和

Kちゃん、R君が学校行事で参加できなかったのは残念だったけど又、直ぐ会えるもんね

出発は野上駅

この山は何度か登っているので勝手知ったる稜線歩き

冬桜は咲いているだろうか?


『毒きのこに注意だって

綺麗な花には棘が有るっていう例えの様な看板だね

宝を探すのは容易では無いって事かな?』

納得したのかしないのか『フンフン』と たっ君


200段の階段 快調に飛ばしています

待ってくれ~~~と大人たち


山頂間近な南斜面、咲いていました 冬桜

未だ若木だけど広い斜面を薄ピンクで埋めている

以前来た時には冬桜の外に蝋梅や梅の群落にも出会えた気がしたが記憶違いだったか??

梅が未だ咲くはずないものね、もしかしたら1月?2月?だったのかもしれない




広い山頂は長瀞側からロープウエイで来られる事も有ってかなりの人出だ

途中、擦違った女性が富士山が見えましたよと言っていたが私達が到着した時には気温も上がりアルプスさえ見る事は出来なかった





キミチャンが持ってきてくれた暖かいオデンもたらふく食べた事だしソロソロ たっ君大好きな動物園に向かうとしましょう

そうだね、下りは靴ひもをシッカリ結び直さないとね


西日に当たってキラキラ輝くモミジ葉の下を潜ると小動物やアルパカ等々が餌をねだって近づいてくる

でも一番人気はやはり猿軍団


追いかけ回している猿をよそに、こちらは二人?だけの世界に酔っています


「早く大人になって僕も  マーク付けて貰いたいな」と恨めしそうなチビ猿君


「猿社会は力が物を言うんだ、賄賂じゃないぞ」と

睨みをきかせるボスの存在はやはり威厳が感じられるわね


「僕のこの怪力も見てよ」・・・ここに将来の“ボス”誕生

「強いばかりでは駄目よ、ボスになるには思いやりも必要だからね」


さぁ、たっ君は今日、宝登山でどんなお宝を見つけたでしょうか?


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