たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

九州の山旅 萩~秋芳洞~香春岳

2020年09月09日 | 心に残る思い出の山

過日、上野焼をアップしましたので、あの日の旅を簡単に綴ってみたいと思います

「山口IC」・・此処まで来れば九州も目と鼻の先、「萩へ45分」と有ったので寄り道をする事にした。萩に至るR262はG.Wにも関わらず交通量は少なく快適だった。先ず西に来て驚いたのは立派な構えの家が目立った事だった。瓦にも特徴が有り黑と茶の二種類、何れも、ぬるぬると濡れた様な光が有る。日本の良さがしみじみと感じられる山陰地方の風景だった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「萩」・・浦上の字に魅かれて足を向けたが受付で聴くと浦上記念館は土地の浦上敏郎氏のコレクションであり浦上玉堂に非ずパス。

土産に購入した萩焼の箸置き

城下町萩の趣を色濃く残す江戸屋横丁、伊勢谷横丁、菊谷横丁の3つの通りを歩く。ここで萩焼の器と箸置きを購入。(器は上手い具合に萩化けし始めた所で欠けてしまった)

高杉晋作・伊藤博文の勉学の寺「円政寺」

天然痘にかかった高杉晋作を治療したオランダ医者として名高く12体にも及ぶ人体解剖をした事でも知られる人物の旧宅

木戸孝充生家

菊屋住宅「藩の御用達商人の居宅」

高杉晋作生家

まるでツアーの様に駆け足で回った萩だったが再び訪れる機会が有れば一日かけて、ゆっくり廻ってみたいそんな場所である

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

土産物店が並ぶ道を抜けた所がチケット売り場だったが私は車に財布を忘れた事に気付き駐車場に引き返すと言う失敗をしてしまったが、おかげでワイシャツだけだった雄さんの上衣を持って来る事が出来た。怪我の功名である。

直径4m、高さ15mの黄金色に輝く石灰華柱「黄金柱」  地底の大宮殿を思わせる素晴らしさだった。

千枚田を連想させる500枚にも達する皿の様な岩の「百枚皿」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「古賀IC」・・美弥ICから中国道に乗り王子PAで山さんに電話。 18時40分着、九州地方の日暮れは遅く辺りは未だ昼間の明るさだった。 ICまで迎えに来て下さった山さんのご主人は95%来られないだろうと思っていたとの事。

テレビで放映されていた猪騒動に山村風景をイメージして来たのだが私の想像は見事に外れていた。夜19時、平さん、安さんが其々自慢の料理を持って山さん宅へ。4年ぶりの再会だった。 奥に掛けてあるアイヌ文様の壁掛けは山さん自作のパッチワーク。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

香春岳

 

これから登る正三角形の香春岳とカラタチの花

白花ハンショウヅル

「香春岳は異様な山である。決して高い山ではないが、その与える印象が異様なのだ」と五木寛之は「青春の門」に記している。

山頂に立って見るとその言葉が実感された。秋吉台のカルスト台地の様に山肌一体、無数の巨岩に覆われているのだ。案内書には「羊の群れ」と形容されていたが、それがピッタリの言葉として私の目に映った。

 

 

遠くに英彦山が霞んで見えます

安さんの御主人は無線に夢中。一時も離した事が無い

恐がり屋の安さん、博多弁が楽しい女性だ

続く


最新の画像もっと見る

16 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
萩城下町と秋芳洞 (イケリン)
2020-09-09 18:23:54
たかさん
萩城下町は情緒のあるところですね。
松下村塾や木戸孝允、伊藤博文、高杉晋作の生家は私も訪れたことがありますし
秋芳洞や秋吉台も同じように回りましたが、それもかなり以前のことゆえ、
かなり記憶が曖昧になって来ています。今回の写真を拝見して、一部思い出したところもありました。

マンガチックな絵は、たかさんがお描きになったようですね。
今回は知人と一緒に登られたようですが、この絵を見ただけでも、
きっと楽しく賑やかな山旅となったであろうことが想像されます。
続編を楽しみにしていますね。
返信する
懐かしい (ベル)
2020-09-09 18:39:18
こんばんは
秋吉台の写真懐かしい
中学の修学旅行と20ぐらいの時バイクで走ってみた記憶があります 地下にこんな広いとこがあるのってぐらいびっくりした場所です
タカさんの旅行は絶対に登山がもれなくついてくるんですね(笑)
登山のお仲間が多いんでしょうね

無線離さなかった人の気持ちよくわかります
山に登ると普段繋がらない人たちの繋がるんです
それが楽しくて毎晩車で登れる山目指して登ってました

日の出日の入りの時間びっくりするでしょう
東京と宇和島で約30分遅いさらに宇和島と福岡で10分違うんです
群馬と福岡30~40分違うんだと思います
北海道行った時朝が早いのにびっくり1時間違いますからね 日本列島長いです
返信する
ようこそ、山口県へ (yattaro-)
2020-09-09 22:23:43
タカさん、九州への道すがらとはいえ、ようこそ山口県へお発ちより頂きました。
萩城下町、美祢の秋芳洞と、山口県を代表する観光地を、素敵な写真とともにアップして頂きましてありがとうございます。
多くのファンのおられる貴ブログにアップして頂くのは誠に光栄です。
山という点ではさほど有名な山もなく、タカさんにとってはご不満もあろうかと思いますが、歴史という点では、明治維新の香りがそこはかとなくただよう山口県ではあります。
またいつかチャンスがありましたら、是非おこしください。
返信する
イケリンさん、こんばんわ (たか)
2020-09-09 22:40:07
萩は寄り道でしたのでユックリ廻れませんでしたが
皆さんの憧れの場所だけあって、しっとりと落ち着いた町という印象は今でも心に残っております。
でも細かい部分と言いますとアルバムを見て幾らか思い出す程度、イケリンさんと同じく殆ど記憶が曖昧になっている様です。
  (実際には写真の枚数も多く紀行文も事細かに書いてありますが今回は随分、省略いたしました)

最後の漫画は写真をアルバムに貼りながら一人ニヤニヤしながら描きました。 
大分、安さんご夫妻を誇張して描きましたので知ったらお目玉を食らうかもしれません。時効と言う事で笑って許してくれるでしょうか。
返信する
ベルさん、こんばんわ (たか)
2020-09-09 23:18:34
中学の修学旅行が秋吉台だったのですね。そして20歳の時に想いでの場所をバイクで一巡り。 さぞかし気持ちが良かった事でしょう!
しかし秋吉台は広大ですね。地下の鍾乳洞にしても見学できるのは一部でしょうから実際にはどのくらい広いのか想像もつきませんよね。

九州の友人たちとは白山が縁でしたので遊びに行けば観光だけでなく、ちゃんと山も用意して待ってくれています。

そう!九州入りして先ずビックリしたのが日の入りの遅い事でした。
地図で見れば狭いと思っても、四国と九州でさえ10分、違うのですから、やはり日本列島は長いのですね。
ベルさんもアマチュア無線をやられていたとは\(◎o◎)/!
返信する
Unknown (馬鹿も一心です。)
2020-09-10 06:11:14
馬鹿も一心です。
拙ブログを読んで頂きありがとうございます。
更に応援シグナルをお寄せ頂き感謝です。
香春岳には行ったことありませんが
50年以上前、ぼた山に菜の花が山全体咲き誇る
写真を見て感動。
その後、青春の門に登場しました。
娘が生まれ香春(カオリ)名付けました。
幼稚園児の頃は人見知りが激しく
泣いたばかりでしたが
逞しくなり霞が関で奮闘しています。

https://blog.goo.ne.jp/kikuchimasaji/e/461be67b3bfcee50c767263a9e7a7fc7

返信する
Unknown (キャサリン)
2020-09-10 07:33:53
勘違いだったらごめんなさいm(_ _)m
関東圏の方だと思っていましたが
九州まで車ですか? 若さですね
私達も京都より少し遠くぐらいまで
若かりし頃は車で行ってましたが
ずいぶん前から、もう身体的、精神的に
無理になりました
山口は今でもお隣の県なので、よく
おじゃましてます
とても魅力的な場所がたくさんあるところで
うらやましいです
秋吉台は何度か訪れ、草原をウォークします
写真を見て懐かしくてコメントさせて
いただきました

返信する
九州まで車で♪ (越後美人)
2020-09-10 11:37:48
群馬から九州まで車で行かれたんですね。
コースを変更したり、細かい所も見て回れますしメリットはたくさんありますね。
萩や秋吉台には一度行ってみたいと思いながら実現していません。

旅先でもお友達と合流して登山とは、たかさんご夫婦らしいです~(*^^*)
山つながりで、全国ネットが張り巡らせられているようですね。
安さんご夫婦のイラストがいいですね。
よい思い出のアルバムでした(^_-)-☆
返信する
yattaro-さん、こんにちわ (たか)
2020-09-10 12:37:03
心配していた台風も無事に通り過ぎ、ほっとされた事でしょう。 群馬でも湿った空気の影響で大気の状態が不安定となり突然の強い風雨に見舞われたり南部では竜巻注意報も出されると言う状態でした。

多くの偉人を輩出した幕末維新ゆかりの地のほんの一端を覗いたにすぎないイレギュラーな寄り道でしたが、中々思い立たなければ行けない場所ですので、いつ来るかと待っている友人たちには申し訳ない事をしましたが思い切って寄って良かったと思っております。

山口県出身の初代群馬県令(楫取素彦)に嫁ぎ群馬の製糸業の発展に尽くした松陰の妹「文さん」 こうしてコメントを下さったyattaro-さん 何だか山口県が身近に感じられます。縁でしょうかね。
何時かまた、ゆっくりと山口の旅が出来たらと思っております。
返信する
馬鹿も一心さん、こんにちわ (たか)
2020-09-10 13:54:08
こちらこそ何時も拙い私のブログに目を通して下さりとても有り難いと思っております。

香春岳登山口に向かう途中、車窓に広がった「ぼた山」の風景は今でも現存している事に驚きと共に目を見張ったものでした。
あのピラミッド型の山が春になると菜の花で覆われる景色は、さぞかし美しい事でしょう。
お嬢様「香春さん」と仰るのですね。  (私の孫も一字ですが香と言うんですよ)
幼い頃は泣き虫だったと言うお嬢様も責任感の強い逞しいお嬢様になられましたねぇ。 
   主人も、これからは自分の為に生きたいと50歳でフリーになりましたが
   お嬢様と同じくそれこそ睡眠時間、2~3時間は年中でした。
責任感のお強いお嬢様の事ですから体を酷使してまで頑張ってしまわれるのでしょうが、お身体だけは大切にして欲しいです。
返信する

コメントを投稿