第四幕
キャストは第二幕と同じ。
夜の湖。
白鳥たちの踊り。悲しみのオデット登場。ロットバルトの支配。
白鳥たちが去り、王子が走って現れます。
王子のソロ。これが見たかった・・・。
高いジャンプ、舞台を小さく見せる渾身のグランジュテ。
高速のシェネ。回転の軸がぶれず、感情がこもっているのに形は乱れず・・・。
かくあるべし、の古典の王子ソロ。
この域に達するのにはどれほどの才能・経験・精進が必要なのだろうか・・・と今日の出演者たちを思い浮かべながら、圧倒的なルグリのソロに酔いしれました。
ロットバルト登場。王子とロットが対角線上でグランジュテしながら擦れ違い、オデットを巡って対立する2人の力と力のぶつかり合いを迫力たっぷりに表現します。オデットを連れ去ろうとリフトするロット。そのオデットの手を離さずに王子が追いかけ、そのままパ・ド・トロワに。
このヌレエフ版を使っていますね。
ロットバルトの存在感が大きく、オデットを巡る善悪の2人の魅力的な男性の対立、という構図で、自身才能横溢するダンサーとして見せ場を増やし、男性ダンサーの魅力をアピールする改訂を行ってきたヌレエフならではの発想で、面白い。
戦いの中、ロットの羽を折る、王子。苦しみ、羽を押さえながら袖に消えるロットバルト。
最後は東バ版の愛の勝利シーン。
羽が腕に戻ったわ・・・と確認して喜ぶ王女。白鳥たちも戻ってきます。
湖に夜明けが訪れ、王子とオデットの愛が実り、幕。
これが当初の予定通り、若きエトワールエルヴェ・モローが出演して、エルヴェ、マチュー、ルグリ先生の3王子揃い踏みとなったらいかに眩い舞台となったことだろうと思うと残念な気がしなくもありませんし、本当の通し上演に比べてテンションの高さを出すのが難しいのも理解できますが、この趣向はこの趣向で楽しめるものでした。
こうなったら全幕が観たい・・・との願望は2日後の土曜日に満たされるという幸せ。
あと一つを残すばかりのルグリガラ。
チケットケースが一杯だった8月初めから思うとあっという間で濃い日々でしたが。
土曜日が終われば夏が終わります。
キャストは第二幕と同じ。
夜の湖。
白鳥たちの踊り。悲しみのオデット登場。ロットバルトの支配。
白鳥たちが去り、王子が走って現れます。
王子のソロ。これが見たかった・・・。
高いジャンプ、舞台を小さく見せる渾身のグランジュテ。
高速のシェネ。回転の軸がぶれず、感情がこもっているのに形は乱れず・・・。
かくあるべし、の古典の王子ソロ。
この域に達するのにはどれほどの才能・経験・精進が必要なのだろうか・・・と今日の出演者たちを思い浮かべながら、圧倒的なルグリのソロに酔いしれました。
ロットバルト登場。王子とロットが対角線上でグランジュテしながら擦れ違い、オデットを巡って対立する2人の力と力のぶつかり合いを迫力たっぷりに表現します。オデットを連れ去ろうとリフトするロット。そのオデットの手を離さずに王子が追いかけ、そのままパ・ド・トロワに。
このヌレエフ版を使っていますね。
ロットバルトの存在感が大きく、オデットを巡る善悪の2人の魅力的な男性の対立、という構図で、自身才能横溢するダンサーとして見せ場を増やし、男性ダンサーの魅力をアピールする改訂を行ってきたヌレエフならではの発想で、面白い。
戦いの中、ロットの羽を折る、王子。苦しみ、羽を押さえながら袖に消えるロットバルト。
最後は東バ版の愛の勝利シーン。
羽が腕に戻ったわ・・・と確認して喜ぶ王女。白鳥たちも戻ってきます。
湖に夜明けが訪れ、王子とオデットの愛が実り、幕。
これが当初の予定通り、若きエトワールエルヴェ・モローが出演して、エルヴェ、マチュー、ルグリ先生の3王子揃い踏みとなったらいかに眩い舞台となったことだろうと思うと残念な気がしなくもありませんし、本当の通し上演に比べてテンションの高さを出すのが難しいのも理解できますが、この趣向はこの趣向で楽しめるものでした。
こうなったら全幕が観たい・・・との願望は2日後の土曜日に満たされるという幸せ。
あと一つを残すばかりのルグリガラ。
チケットケースが一杯だった8月初めから思うとあっという間で濃い日々でしたが。
土曜日が終われば夏が終わります。