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『真の国際人とは ~いま、私たちに求められていること~』
神戸YMCA 125周年 記念講演会
講演者: 「湊 晶子 氏」
湊 晶子氏 現職
東京基督教大学名誉教授
昨年、東京女子大学学長退職後、ワールド・ビジョン国際理事就任
そして、私の大の仲良し友人(80歳)の妹。 元気印の79歳。世界中を走り回っておられます。3年先までスケジュールが埋まる。
1時間半・・時のたつのも忘れて拝聴した。
話が上手い。難しく話さない。韻を踏むように話の内容が続いていく。
色々話された。 全部をお知らせしたい。でも無理なので一つだけです。
今日のメインテーマの『真の国際人とは』
湊氏の講演より。抜粋です。お楽しみ下さい
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何気なく使っている国際人と言う言葉ですが、改めて英語では何と言うのかと問われれば戸惑ってしまいます。
アメリカ人、イギリス人、フランス人、中国人、韓国人、日本人がいて国際人がいるのではありません。
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英語が話せるだけが国際人の条件ではありません。
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国を超え、民族を超え、性(男、女)を超えて理解し合い、受容し合える人が国際人のまず第一の条件であります。
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「地球には国境がなかった」宇宙飛行士の毛利さんが、地球に帰還したときの第一声でした。
世界地図の国境は人為的に作られた線に過ぎません。
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各国は国境で分けられていますが、それは戦争とか、植民地支配の結果、人為的に決められた産物です。
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尊敬する『国際人』として考えれば・・『新渡戸稲造』を、その1人として考えます。
東京大学の入学試験で、西洋と東洋の往復の橋になりたい「我太平洋の橋とならん」と答えたことは有名です。
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新渡戸稲造の人生は・・
戦争時には日本が国際的に決定的な孤独に陥り、アメリカからも日本からも非難を受けつつも・・妻のアメリカン人・メリー・エルキントンと共に・・『太平洋の橋』となり、全ての人に教育のチャンスをと働きました。
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新渡戸稲造は『国際人の条件』としての言葉を残しました。
「人間は、大きな心で人を和していかねばならない。 絶対を盾にとり、理屈を一理も曲げずに、他人をことごとく小人視して、我独り澄めりという心がけでは、世の中は少しもよくならない。どれほど高い理想を抱こうとも、実行に当たっては譲れるだけ譲り、折れるだけ折れていくのが大切である。」
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そして、湊氏の結論。
『真の国際人とは』
「ゆるぎない人格が確立されて、一人称で語ることが出来、私を生きることが出来る人。そして、隣人と手を握り、共に生きることが出来る人。
働きが国際人を表すのではない。 人格が国際人を表すのです。」
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☆記録☆
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