マリアテレジアの独り言

日々の生活の中で見つける・・
  小さな感動をつづります。

環境か?言語か?・・・『娘の誕生日』 そして 『彼のことが、あなたに何の関係があるか。あなたは、私に従いなさい。』

2020-05-30 20:18:40 | 娘と娘家族
5月30日。土曜日。晴れ。

娘が誕生日を迎えました。

   娘の花・・・           『スズラン』
  
           『スズランの花言葉:再び幸せが訪れる。純粋。』  


           娘が東京の日本赤十字病院で誕生を迎えた翌日。
            上皇后美智子様がまだ皇太子妃であられ、
       名誉総裁であられた日本赤十字病院の産科を お訪ねくださいました。
    私はお目通りはかないませんでしたが、お見舞いの『スズランの花』2本を頂戴致しました。
              それ以来・・・娘の花は『スズラン』です。


忘れられない娘の思い出があります。
娘は、多感な頃の高校時代、アメリカに留学をしました。
娘は、日本人に会うことないカトリック校で学び、2姉妹のアメリカ人家庭で生活をしました。
●帰国した娘を迎えに行った父親は、その変わりように、自分の娘を認識できませんでした。
当たり前に生活する日々でも、アメリカ人の環境の中で、すっかりアメリカ人の風貌になった娘でした。
●日本の高校に戻った娘は、これから、私は日本人で生きるの? アメリカ人で生きるの? と、
大きな戸惑いに巻き込まれました。
物事を考えるとき・・・英語で考えた時の答は、日本語で考えた時の答とは違う答となったのです。 
 
●人間を造り上げるのは、環境か? 言語か? それとも両方か? それとも別物か?●
      娘は、それを、 『生涯の研究テーマ』 にしました。


          人には、人生を大きく決定する出来事や出会い、があるものですね。
      私には、我が娘が我が子に産まれてくれたことは、計り知れない価値ある出会いです。

          私は、一人のお人と深く深く関わる楽しさを、娘の誕生で、知りました。
      娘が元気に誕生日を迎え、 『再び幸せが訪れた』、 親の私が感謝した一日でした。
                                         感謝!感謝!

そして。

今日は5月30日。復活節第七土曜日。

『今日の入祭唱』


  『弟子たちは皆、 婦人たちやイエスの母マリア、 またイエスの兄弟たちと
  
                     『聖霊降臨』 エル・グレコ作品 

           心を合わせて、熱心に祈っていた。』
              使徒言行録 1章14節

そして。

『今日の福音 イエスの御言葉』

  『そのとき、ペトロが振り向くと、イエスの愛しておられた弟子がついて来るのが見えた。
      この弟子は、 あの夕食のとき、 イエスの胸もとに寄りかかったまま、
   

          「主よ、裏切るのはだれですか」 と言った人である。

ペトロは彼を見て、   「主よ、この人はどうなるのでしょうか」   と言った。
イエスは言われた。 「わたしの来るときまで彼が生きていることを、わたしが望んだとしても、
                 あなたに何の関係があるか。
             あなたは、わたしに従いなさい。」


   それで、   この弟子は死なないといううわさが兄弟たちの間に広まった。
   しかし、   イエスは  、彼は死なないと言われたのではない。

    ただ、   「わたしの来るときまで彼が生きていることを、わたしが望んだとしても、
               あなたに何の関係があるか」
  と言われたのである。

          これらのことについて証しをし、それを書いたのは、この弟子である。
             わたしたちは、彼の証しが真実であることを知っている。


            イエスのなさったことは、このほかにも、まだたくさんある。
  わたしは思う。 その一つ一つを書くならば、世界もその書かれた書物を収めきれないであろう。』
                  ヨハネ福音書 21章20-25節


         イエスの弟子になったすべての人・キリスト者は、
             イエスがいつも共におられ、
            イエスから愛されているのです。



    ヨハネは、 いつもイエスの元を離れず、 いつもイエスのおそばにいる人でした。
        最後の晩餐の時は、イエスの隣の席で、イエスに寄りかかっていました。
         十字架の下でも、 他の弟子は逃げましたが、 
          イエスに愛された弟子だけがいました。
         
       『十字架の下の母マリアとマグダラのマリアとヨハネ』
       
      イエス亡き後、 イエスの要望に応え、 イエスの母マリアを家に引き取りました。
      復活されたイエスが弟子に現われたとき、弟子たちの中で一番にイエスだと分かりました。
      

    ペトロは、イエスに初めて出会った時、  『主よ』 と、どの弟子よりも早く、呼んだ人でした。
        イエスの苦難の時には、『私はこの人を知らない』と、 イエスを三度も否みました。
            イエスは、 そんなペトロに 天国の鍵 を預けて、
      
                 教会の頭となさいました。


     イエスは、 すべての人皆一人一人に、その人の『使命』をお与えになります。
       人は、 『あの弟子はどうなるのか?』 と尋ねる必要はないのです。
       人のことは 『あなたには関係のないことです』 とイエスはおっしゃいます。
               人は、人の使命をうらやむことなく、
           自分自身の使命・責任だけを考えればいいのでしょう。


      ヨハネは、 いつもイエスの元を離れない人で、 弟子の『見本』なのです。
      私たちも、 ヨハネの『見本』に倣い、 
              イエスにいつも愛されていることを信じ、
                 イエスのおそばを離れず、
              イエスに呼ばれた恵みに感謝していましょう。


『今日の祈願』

  『全能の父よ、
   復活節を通して、御子イエスの受難と栄光の神秘を祝ったわたしたちが、
    日々の生活の中で、その喜びに生きることができますように。』



皆様!
御訪問に感謝申し上げます。
すべての人が日々感謝と喜びの内に過ごせる世の中のために、祈ってまいりましょう。
  皆様の穏やかな週末をお祈り申し上げます。  お元気で!