日本では、落し物、遺失物は、交番に届けましょう、と、誰もが知っている。道端で拾った十円玉を、大切に交番に届けた覚えは、どんな人でも、子供の頃に一回や二回はあったのではないだろうか。大人になると、少し人格が変わってもくるが・・・・。
ちょっと貨幣価値が変わってきて、最近では、百円、千円かもしれないが・・・。
三男が友達のテニスラケットを無くした。その場を探してなかったとき、実は途方にくれた。日本だったら、最寄の交番に出向いて・・・・・とも、思うが、こちらでは、警察は遺失物は扱わない。持ってこられても、迷惑がられるだけだという。実際行ったことがないので、確かではないが・・・。
学校などでは、LOST and FOUND というものがある。文字通り、無くした、見つかったと、いうもので、遺失物を、その施設が預かってくれるという、しくみだ。建物の中ならまだしも、テニスコート、公園 などの、屋外の施設になると、管理棟もなければ人も居ないところがほとんどで、遺失物を預かってもらうところはない。今回のラケットは、道具置き場に、道具と一緒に保管されていたが、遺失物扱いではなかった。
なにはともあれ、探し物がみつかったのだから、文句はないが・・・日本という国は、民族性だろうか、親切で、丁寧でやさしい国だと、外国にいると、つくずくと思う。