あれほどの豪雨による被害の復旧・復興を憂う:
先頃の豪雨による西日本での災害がどれほど深刻なものであったかは、連日のニュースの画面で十分に解っているつもりだ。一般家屋、鉄道、道路、橋梁、森林、丘陵等々の被害と損害は、「甚大」などという言葉では表し切れまい。全ての被害者を心からお見舞い申し上げたい。
しかも、ここ東京というか関東地方とは異なって、あの地域はここ数年間は毎年のように「観測史上初の」で始まる豪雨に見舞われておられる。被害者の方々のご苦労と心中は私如きには到底想像も出来ないほどだ。
私はこの災害は3.11によって形容出来ないほどの物心両面の被害を受けられた東北地方と同等の関心と救済措置が必要だろうし、国家予算の面でも相当な額を付けておかねばなるまいと危惧する。何故「危惧する」と言うかは、国家の予算には決して新規の予算を計上出来るほどの余裕があるとは思えないからだ。しかも、住宅を失われた方々の中には、その被害が今年で初めてではないこともあるかとすら勝手に懸念している。
そこで思い出されることがある。それは一昨年だったか昨年だったかの記憶は定かではないが、テレビで自民党の西川公也代議士が語ったことだ。それは「法的には家屋が全壊でも見舞金(補償金?)は300万円と決められており、半壊と認定された場合にはそも半額にも満たない(だったか?)」とスラスラと述べたことだった。
「それだけか?何とかならないものか」との司会者だったかゲストだったかの問いかけには「それ以上の給付は法律の改正以外にはあり得ない。仕方がないこと」と答えた。彼に悪意はないとは良く解ったが、政府与党の幹部としての発言としては配慮というか思いやりが欠如していると痛感させられた。余談だが、それ以来この代議士を信用しないことにした。その彼はこともあろうに自民党のTPP担当者である。
現地では床上浸水の被害に遭われた方が、その清掃と後片付け作業にはボランティアの手を是非とも借りたいと言っておられた。「さもあらん」と思わせられる惨状だった。しかし、現在に至るも東北地方の復旧・復興は未だしで、除染作業等にも人手不足が喧伝されている。その上に、西日本にも建築関連の人手が絶対に必要となれば、政府と建設業界はどのように対応していくのだろうかと、秘かに案じている。
こういう面にいかほどの資材、労働力が必要になってくるのか、予算はどうなっていくのか等は、ごく普通の「一般人」である当方には見当も付かない。だが、これ以前に住む家を失った方々は、その家の再建の資金等をどのようにして工面されたのかを思う時、事態は本当に深刻だと思ってしまう。しかも、インフラを失ってしまった多くの地区があるではないか。同情では事態の解決には何の役にも立たないが、ご同情申し上げたい。
私は「本格的な台風シーズンは未だこれからではないか」と心配している。安倍政権はアベノミクスで成果を挙げてこられた。だが、内政外交面で多くの課題を抱えておられ。その上に、この復旧・復興も焦眉の急ではないか。本気で内閣改造を実施されるのであれば、西川代議士のような方ではなく、若くて実行力ある能力者を起用して頂きたいものだと、心中秘かに願っている。
先頃の豪雨による西日本での災害がどれほど深刻なものであったかは、連日のニュースの画面で十分に解っているつもりだ。一般家屋、鉄道、道路、橋梁、森林、丘陵等々の被害と損害は、「甚大」などという言葉では表し切れまい。全ての被害者を心からお見舞い申し上げたい。
しかも、ここ東京というか関東地方とは異なって、あの地域はここ数年間は毎年のように「観測史上初の」で始まる豪雨に見舞われておられる。被害者の方々のご苦労と心中は私如きには到底想像も出来ないほどだ。
私はこの災害は3.11によって形容出来ないほどの物心両面の被害を受けられた東北地方と同等の関心と救済措置が必要だろうし、国家予算の面でも相当な額を付けておかねばなるまいと危惧する。何故「危惧する」と言うかは、国家の予算には決して新規の予算を計上出来るほどの余裕があるとは思えないからだ。しかも、住宅を失われた方々の中には、その被害が今年で初めてではないこともあるかとすら勝手に懸念している。
そこで思い出されることがある。それは一昨年だったか昨年だったかの記憶は定かではないが、テレビで自民党の西川公也代議士が語ったことだ。それは「法的には家屋が全壊でも見舞金(補償金?)は300万円と決められており、半壊と認定された場合にはそも半額にも満たない(だったか?)」とスラスラと述べたことだった。
「それだけか?何とかならないものか」との司会者だったかゲストだったかの問いかけには「それ以上の給付は法律の改正以外にはあり得ない。仕方がないこと」と答えた。彼に悪意はないとは良く解ったが、政府与党の幹部としての発言としては配慮というか思いやりが欠如していると痛感させられた。余談だが、それ以来この代議士を信用しないことにした。その彼はこともあろうに自民党のTPP担当者である。
現地では床上浸水の被害に遭われた方が、その清掃と後片付け作業にはボランティアの手を是非とも借りたいと言っておられた。「さもあらん」と思わせられる惨状だった。しかし、現在に至るも東北地方の復旧・復興は未だしで、除染作業等にも人手不足が喧伝されている。その上に、西日本にも建築関連の人手が絶対に必要となれば、政府と建設業界はどのように対応していくのだろうかと、秘かに案じている。
こういう面にいかほどの資材、労働力が必要になってくるのか、予算はどうなっていくのか等は、ごく普通の「一般人」である当方には見当も付かない。だが、これ以前に住む家を失った方々は、その家の再建の資金等をどのようにして工面されたのかを思う時、事態は本当に深刻だと思ってしまう。しかも、インフラを失ってしまった多くの地区があるではないか。同情では事態の解決には何の役にも立たないが、ご同情申し上げたい。
私は「本格的な台風シーズンは未だこれからではないか」と心配している。安倍政権はアベノミクスで成果を挙げてこられた。だが、内政外交面で多くの課題を抱えておられ。その上に、この復旧・復興も焦眉の急ではないか。本気で内閣改造を実施されるのであれば、西川代議士のような方ではなく、若くて実行力ある能力者を起用して頂きたいものだと、心中秘かに願っている。