新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

4月11日 その3 浅田真央が引退を表明

2017-04-11 16:54:06 | コラム
冷静な評論家として論ずれば:

昨年の何時だったか、浅田真央はフィギュアスケートの第一線から引いた方が良いだろうと論じてあった。だが、遺憾ながらこの一文は3月17日からだったか使い始めたこのPCには残っていない。簡単に言えばバックアップを取っていなかったのだ。

私とても浅田真央が今日のフィギュアスケートの隆盛というか普及と発展にあれほど大きな貢献をしたことを評価していないのではない。大きな功績だと認識している。その点ではオリンピックで優勝という偉業を成し遂げた荒川静香を遙かの超えているとさえ見ている。浅田真央なかりせば、テレビ局が今日のように先を争ってフィギュアスケートの試合を中継放送することはなかっただろうし、羽生結弦君も現れなかったのではないかとすら考える時がある。

浅田真央は協会の年齢制限の規定のために、オリンピックに出られなかった悲劇(?)で先ず圧倒的に一般人というかファンの同情を得て、人気が盛り上がった。確かに、その滑る姿は可愛らしく美しかったし、年を重ねるに従って強く且つ上手くなっていった。オリンピックを除く世界的な大会でも優勝するのが当たり前のようになっていった。そこにあの2010年のヴァンクーヴァー・オリンピックでの韓国の金妍児に負けたという(敢えて不運と書くが)不運で残念至極な結果が出た。

金妍児は1990年9月5日の生まれと浅田真央よりも20日前だけの同年齢だ。それだけに浅田真央は良き(?)競争相手を得て研鑽に励み、あれほどの名選手に成長したのだろう。しかし、無情にも「歳月人を待たず」で既に指摘したように真央は少女から成年の女性となって体が一回りも二回りも大きくなってしまったのが、「上手いことは無類に上手いのだが勝てない」という今日の状態になってしまった。この辺りは以前指摘したのだが、26歳となっては最早無理な競技だと言うことだ。

現在我が国でも世界でも、大きな大会で優勝するか上位に来るのは皆十代の少女ばかりだ。それは、私のような部外者にも解ることで、ジャンプと回転数を競う競技となったフィギュアスケートでは体に成年女性としての脂肪が付いてお尻の辺りが多きなってしまった浅田真央には最早数年前のジャンプ力が薄れ、敏捷性も欠けてきたという残酷であり当たり前の普通の女性としての成長があったのだ。

それでも、一般のファンは浅田真央が永久に活躍し続けることを期待するだろうし、あの金妍児に僅差で負けた悔しさを自らの敗戦のように捉えて、浅田真央ちゃんを応援し続けるのは尤も至極だと思う。あの最後となったオリンピックでショートプログラムの16位から6位にまで上がってきた魂のフリースタイルは永遠に忘れがたいだろうと思う。

だが、浅田真央には彼女のこれから先未だ未だ長いだろう人生があるし、その設計をする時間も必要だろう。それを承知して上げて、これまでのいくら評価しても評価し切れない貢献と成績を称えて送り出して上げれば良いのではないかと思う。だが、テレビ各局の今朝から現在までの、何処に行って浅田真央と言う状況には参ってしまう。「過ぎたるは猶及ばざるが如し」だと、冷静な評論家は言いたいのだ。。


4月11日 その2 百条委員会って

2017-04-11 09:13:37 | コラム
百条委員会という名のショーで浜渦元副知事を告発?:

10日は途中から気が付いて浜渦元副知事の抗議と反論の記者会見を聞いた。その内容も兎も角、あれでは音喜多修のような小賢しいと思える都議が「ますます偽証と思えるので、告発する」と言う訳だと思った。この音喜多という議員はテレビが好んで出演させるので、如何なる人物かとWikipediaに訊いてみて納得した。

それは、彼は我が家の線路を挟んで反対側にある都内屈指の進学校・海城学園から早稲田の政治経済学部を出てLVMHモエヘネシー・ルイビトン・ジャパンに勤務した33歳とあった。なるほど進学校出身者によくある良く纏まった頭の回転が速い青年だった。思うに、彼のような人物は濱渦氏のような古き良き時代の力業を誇る人を毛嫌いするだろうと思わせてくれた。

だが、私はここで何も人の好き嫌いを論じようとしている訳ではない。恐らく都議会の規定では音喜多議員が主張するように、多数決で告発まで行くだろう。だが、そうなったとして、そのことが豊洲移転問題や購入価格問題の実態を今頃になって明らかにして、責任者を捕らえて何の役に立つのだろうかが解らないので残念だ。私は多額の資金を使って建設し、尚且つ放置されている豊洲市場に何時移転するかを決めて貰いたいのであって、誰かを縄付きにするとか、誰かに何かを弁償させるのかを望んではいない。

一方では移転延期を決めた小池都知事は、今度は豊洲の転用までを議論する場を造ってしまった。移転引き延ばしに賛成しない私はにはとても納得出来る手法ではない。噂では小池都知事は7月の選挙までは移転するか否かは決めないだろうと言われている。それも解らないではない戦法だ。即ち、「世論という名のマスコミ論調」を背景にしてから結果を出した後で決めれば、何人も逆らえないという状態を造ろうという、割合に単純素朴(カタカナ語ならば「シンプル」だろう)な手法だと思う。

何れにせよ、これ以上小池都知事の戦術に惑わされて、豊洲問題の解決を遅らせる政治もどきのショーはもう好い加減にして貰いたいと思っている。いや、それどころではない。怒っているのだ、一都民は。音喜多君、解るかな。

読売巨人軍論

2017-04-11 08:31:04 | コラム
二軍にも立派なメンバーを揃えた巨人:

10日にインターネットで興味深い記事を発見した。それは下記のような豪華極まりない顔触れが巨人の二軍では先発メンバーを構成しているとあったのだ。未だ今年のプロ野球の選手名鑑を購入していないので、ここに並んでいる者たちの17年どの年俸を合計出来ないのが残念だが、恐らくその金額は何処かの球団の総額を超えているかも知れないなどと考えていた。その顔触れとは

1 松本哲也(中)、2 橋本到(右)、3 クルーズ(遊)、4 ギャレット(指)、5 北 篤 (左)、6 片岡治大(二)、7 辻東倫(一)、8 相川亮二(捕)、9 柿沢貴裕(三)、P 高木勇人

となっていた。1番から4番までは昨年中は一軍にいた者たちであり、クルーズなどはロッテから引き抜いてきたはずだった。片岡も西武でFA宣言したのを獲得したと記憶しているが、その上にクルーズを取ってくるという暴挙を敢えてしたので補欠になっていた。だが、それが二軍暮らしで中途半端だった中井が今や先発の2塁手に使われている。相川だって15年にヤクルトから移ってきた経験豊かなキャッチャーだ。

投手の高木勇人は昨年までローテーションに入っていたはずだが、私は投球の組み立てがアマチュアのままで何時まで経っても進歩しない投手と低評価していた。だが、まさか二軍落ちとは知らなかった。ギャレットなどは昨年3億円という大枚をはたいてMLBから獲ってきたのだが、偶に凄いホームランを打つだけが取り柄の守備が下手な外野手だったので、よくまー高橋由伸が辛抱して使うなと感心していた存在。

手元にある昨年の名鑑では、クルーズは2億4千万円、片岡だって8千6百万円、相川だって5千5百万円、高木勇人でも4千2百万円だ。これだけの高額な者を二軍に落としながら、今年にはFAで森福允彦だの山口俊だの陽岱鋼などを獲ってきているが、目下一軍にいるのは森福だけだ。私にはこういうテイ―ムをどう評価すべきか良く解らないのが残念だ。これだけの財産(?)を抱えて今年も優勝出来なかったらどうしよう、高橋さん。