新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

英語は易しい言葉を使って表現しよう

2017-04-21 08:51:40 | コラム
易しくて簡単な言葉で言えば:

“Are you all right?”
解説)「大丈夫ですか」なのだが、色々な場面で使える。体か体調の具合を尋ねることも出来れば、何か物事が上手く行っているかを確認も出来るという具合で、便利な表現。心配しているのだったならば、そのような感情を込めて言えば、相手に伝わるだろう。”Are you in good shape?”などという言い方もある。

“It is not my true wish to see him fail.”
解説)「私は心から彼が失敗すれば良いと願っていた訳ではない」なのだが、何となく回りくどい言い方だ。だが、この日本語の方を見せられて、これを英語で言って見ろと言われれば七悩むだろうと思う。”to see him fail”を入れ替えれば、色々な表現が可能になる。”It was not my true wish to visit Washington D.C. during my first trip to the United States of America.”のように。

“It’s my turn. Not yours, Donald.”
解説)「僕の番だぜ。君の番じゃないよ。ドナルド君」とでも言おうか。ここでは、”turn“は「順番」の意味で使われている。「回転」ではない。順番が回ってくると考えれば解りやすいか。

“This is strictly between you and us.”
解説)「この件は貴方と我々だけの間の秘密事項だ」で良いと思う。これも日本語から英語にしろと言われると難しいと思う。”For your eyes only”などというジェームス・ボンドの映画の題名があった。これ以外にも”Don’t use this against me.”などとも言うし、”Don’t let this matter go out of this room.”などというのも聞いた記憶がある。厳しい内容だから、誰も誤解しないように簡単な言葉で言うのかなと思って聞いた。”Strictly confidential”なんていう堅苦しいのもある。

“I’m concerned but not worried about that issue.”
解説)「この問題点について気にはしているが、未だ心配するところまでは行っていない」とでもなるだろうか。ここでは”concerned”と”worried”の使い分けを示したつもりだ。英語とは極めて理屈っぽい言語だから、このような使い分けに注意する必要がある。

“We don’t see much of Americans here in my neighborhood, these days.”

解説)「我が家の近所では近頃あまりアメリカ人を見かけない」なのである。”neighborhood”は少し難しい言葉かも知れないが”vicinity”とともに「近所」を表す。この言葉を知らなかったか、思いつかなければ”in this area where I live”とでも言えば通じるだろう。ここでの肝は”much of”で、”not”とともに使えば「あまり~しない」となる。他には既に述べたが”not much of a salesman”といえば「あまり大したセールスマンではない」となる。”salesman”を入れ替えれば色々と使えるのは言うまでもないこと。

“She is a talkative person.”
解説)”talk”の後に”ive”を付けると「話し好き」になる。「おしゃべり」だという意味にも使えるようだ。

“Hold this umbrella for me a minute. Will you? Thanks.”
解説)これは実際に経験した会話。「一寸この傘を持っていて頂戴。有り難う」なのだ。最初は命令形だが”Will you?”となって依頼する格好になった。この”Will you?”が英語の微妙なところで、やや高圧的に入ったかのようで、チャンとお願いになっている。後に”please.”を付ければもっと良いだろう。こういう言い方には屡々であったものだった。ということは、こういう言い方が自在に使えるようになれば格好良いのだ。

もしかして、既に使ったような表現があったかも知れないが、今回は易しくて簡単な言葉を特集したつもりなのでご理解賜りたい。