新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

4月10日 その2 アメリカでの反応が知りたい

2017-04-10 12:45:11 | コラム
トランプ大統領のシリア攻撃について:

先ほど、何時も紹介している昔の同僚のL氏に下記のようなEmailを送って、彼の意見とアメリカでの受け止め方を照会してみた。既に紹介したように、彼はトランプ不支持派のワシントン州の住民で、初めからトランプを支持していなかった。ご記憶の向きもあるかと思うが、「トランプが共和党の候補者に選ばれれば、それは”disaster”だ」と言った人物である。

>引用開始
「そちらではトランプ大統領の決断でシリアをミサイル攻撃したことはどのように受け止められているだろうか。果たして広く好感を持って受け止められたのかが知りたい。また、トランプ大統領の支持率はいくらかでも上がったのだろうか。これで最早トランプ大統領は”unpredictable”とは言われないだろうし、優柔不断だったオバマとは違うと立証したのか。

習近平は明らかに動揺していたように見えたし、トランプ大統領との会談中にも、夕食の席上でも何にも言えなかったと見えた。私には習近平は未だにこういう重大な外国の首脳との会談で主導権をとれるほど旅慣れていないと見えたが。

次なる問題点は、果たして一部で声高に言われていることは、アメリカが本当にDPRKに先制攻撃を仕掛けるだろうかという問題だ。アメリカの世論はそれを望んでいるのだろうか。DPRKの労働新聞は「我らはアメリカの牽制には一向に脅威を感じない」とは言っているが、彼らが恐ろしいと言う訳はないだろう。

こちらでは一部のエコノミストがそのシリア攻撃という強硬手段の結果で円高を招来し景気が悪化することを恐れている。安倍総理は既にトランプ大楼料との電話会談でアメリカ方針に賛成の意を表し、全面的に支持すると伝えていた。

この件について貴方の意見を聞きたい。私は世界の情勢は色々な面と地域で一気に危険な状態に向かい始めていると見ているが、如何か?」
<引用終わる

如何なる返信が来るかに大いなる興味がある。

4月9日(日)はスポーツ観戦の日だった

2017-04-10 07:45:11 | コラム
スポーツ観戦の1日だった:

9日は小雨模様で薄ら寒かったので、高齢者は風邪など引かぬように安全を期して何処にも出かけずに、専らスポーツ観戦で過ごしていた。

野球:
巨人対阪神の野球は途中から気が付いて観戦し始めたのだが、阪神の能見が生き生きとして好投中で、しかも阪神が1点リードしているところだった。能見は中々当てにならない投手で、如何に好投していても後半に入るとそれまで別人のように崩れる癖があるので、あまり阪神の勝利を期待しないで観戦していた。するとどうだろう、あっさりと同点にされた上に私が既に高齢につき整理すべしと指摘してあった代打の亀井に打たれて同点にされてしまった。

矢張りかと諦めかけたが、何となく何かが起こるような気がして観戦を続けた。すると、既にホームランを打っていた打率2割にも満たないと聞いた、昨年は衰えが目立った鳥谷をショートストップの定位置から三塁に追いやった北条がこの日の2本目となるホームランを打って同点にしてしまった。それでも未だ阪神の勝利を予想しなかった私は、チャンネルを裏番組の女子プロのゴルフに変えてしまった。

ゴルフ:
ここでは相変わらず韓国勢に蹂躙されかかっていたが、昨日は台湾のテレサ・ルーが首位を走っており、それを安宣柱が追いかけている状態なので、台湾ならばまー良いかと暫く見ていることにした。こちらは16番ホールを過ぎてもテレサ・ルーのリードが安全圏に入ったと見た。そして、阪神の野球に戻したところ、北条と同様にホームランを期待していない上本が打って阪神のリードいう意外な形勢だったので阪神の逃げ切りを期待してゴルフに戻した。

サッカー:
夜は19時から女子の新監督高倉麻子さんが率いる新日本代表(私は「なでしこジャパン」という戦時中の名残のようなニックネームが好みではないので、使わないことにしている、念の為)の対外試合を初めて最初から観戦した。この新テイ―ムにはW杯を制した頃の言わば不動のレギュラーメンバーで、この試合で使われていたのは新主将の熊谷紗希、澤穂希が最も信頼するとした坂口愛穂、宇津木瑠美くらいで、当時からいたかと記憶する中島依美は出ていたが、評価していた鮫島彩の姿は見えなかった。

即ち、澤も宮間も川澄も福元も岩淵も海堀も石清水も大儀見(永里)大野もいなかったのだった。この辺りには高倉新監督の世代交代への意気込みが感じられたが、これほど国内リーグの優秀選手を集めて海外勢と戦っていくのは容易ではないだろうと思わずにはいられなかった。それは、佐々木則夫前監督がW杯優勝までに持って行った道筋には何度も何度も挫折にも似た敗戦があったのだった。

昨夜の新メンバーには以前から見所ありと思って見てきた横山のような者もいたが、多くは足の長い外国人とサッカーをやると「思いがけないところに足が出てきてパスが通らなくなるし、キープして抜こうと思ってもその長い足に阻まれる」という経験不足の点が何度も見られた。また、綺麗なパス回しとアナウンサーは興奮気味に伝えるが、未だ未だパス回しのためのパスと責任逃れの後か横へのパスが多く、格下の相手に対して消極的というか安全第一だったのは経験不足の表れだろうと見た。

貶してばかりいるようだ。だが、現段階ではお試し期間中だろうし、このテイ―ムとしての形が整っている状態ではないのだから、攻撃の面では経験豊富な坂口を中心に如何に組みたれるか、守りでは熊谷がどのように纏めていくのかが課題だろうと思う。このテイ―ムに選ばれた者たちは、先人がW杯優勝という余りにも素晴らしい成績を残していったので、さぞかし精神的な負担が大きいだろう。そこをどうやって乗り切っていくかが大きな課題だろうし、監督が最も腐心するところではないのかと思うのだ。

体操:
全日本選手権では内村航平が「前人未到」とアナウンサーが繰り返し叫んでいた10連覇を無事に最後の鉄棒で達成する言わば感動の場面を見る光栄に浴した。凄いものであると同時に偉いものだと感心する以外なかった。一度勝つだけでも大変なことなのに、オリンピックでも連覇した後で、精神状態どころか身体の条件まで維持して勝ち続けるのだから凄い。尤も、当人が「地獄だった」と語ったと報じられていた辺りが、含蓄のある表現だと感じさせてくれた。