新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

4月13日 その2 SM氏からのカリフォルニア便り

2017-04-13 16:03:16 | コラム
アメリカ国内の反応:

先日アメリカでのシリアへのミサイル攻撃に対して如何なる反響があったかと照会したSM氏からは、彼本人の意見ではなく、カリフォルニア大学バークレー校のフットボール部のサイトに書き込まれた意見を原文のまま送って貰えました。非常に難しい英文で私の手には負えない感がありましたが、何とか好い加減かも知れない訳をしてみましたので、恥を忍んでご覧に入れます。なお、SM氏は「賛否両論あり」と言っていました。

書き込まれたコメントは
「ヴァレリー・ジャレット(オバマ政権の上級顧問)一派は“勝負を賭けるな。危険地帯から手を引け”と叫んでいたいたので、このシリア攻撃は嘆かわしいものだった。即ち、多数の意見ではないが強い不快感の表明だ。こういう現象は長い間なかったことだ。戦争に突入?では誇大表現かも知れないが、貴方の主張の正当性を認めて騒ぎ立てているのだ。

これに対する反応が下記の通りだ。
<オバマ大統領はシリアに化学兵器を使わせないように持って行ったが、これも我が国で孤立主義的なトランプを大統領に選んだことで無効になってしまった。トランプ大統領はシリアのアサド大統領が再び化学兵器を使用して彼の孤立主義に反応してきたことで、彼の手法が誤りであったと即刻思い知らされたのだった。この度のシリアへのミサイル攻撃は好ましくないものだった。それは、もし我が国が従来通りの対シリア政策を維持していたのならば、あの攻撃の必要はなかっただろうからだ。トランプ大統領は今や軍を使ってでも、数ヶ月前までオバマ大統領が確固として維持していた状態に向かって苦難の道を歩み出しているのだ。

我が国の対シリア政策は混乱している。それは今やシリア国内で内乱で対峙している両方を爆撃している状況にあるからだ。トランプ政権下でのミサイル攻撃によって死亡したシリアの市民が激増した。しかし、もしも彼らが我が国民を化学兵器で殺傷したならば、我が国はシリア人に攻撃を加えるだろう。この場合の唯一の利点は政治的な偽善が表面的か中心的なこととして浮かんでくることだろう。もしも、政治家が2013年から現在までのシリアを攻撃する態度を変えれば、彼らが如何なる種類の政治家だったかを知り得るだろうし、全ての共和党の議員たちがその範疇に入ってくるだろう。大統領もその1人であるのは言うまでもないこと。

私は民主党の議員が対シリア政策で態度を急変した例を知らないが、もしか誰かがそういう例があったと指摘してくれるならば、そういう例を知りたいものだ。これはトランプ大統領が議会の承認を得た上で攻撃すべきだったという手続き上の異議申し立てではない。だが、これは貴方がシリアが化学兵器を使用したことに対する攻撃を支持したのであっても、正当な異議申し立てである。しかし、私は議会の承認を得るべきだったと確信している。一般論だが、私はこう主張する一派である。>

少なくとも、この投稿では賛否両論があると見えるのだが。

世相雑感

2017-04-13 09:14:26 | コラム
「エスチングハウスって何だ」他:

Westinghouse Electric Corporation:
言うまでもなく、東芝に経営危機をもたらしたアメリカの名門企業のことで、この度Chapter 11の保護を請願してしまった困った会社である。私は何もここでその案件を論じようというのではなく、マスコミによるこの社名のカタカナ表記とテレビでの呼称を批判したいのだ。ほとんどの場合「ウエスチングハウス」と表示されているのは驚く前に呆れている。それは、あの英語の社名はどう考えても「ウエスティングハウス」でしかあり得ないからだ。

念の為に、検索してみれば「ウエスティングハウス」しか出てこなかった。それなのにと言うか何と言うべきか、何故「ウエスチングハウス」になってしまうのかと、私は怒っているのだ。何時でも同じことを言うが、こういう好い加減なカタカナ表記をして知らない者を惑わすようなことを素知らぬ顔をしてやっていながら、何で小学校3年から英語を教えようなどと戯言を言い出すのか。理解に苦しむ。

次はアナウンサーたちの発音。彼らは素直にと言うのか、英語の表記を知ってか知らずにか、すらっと「エスチングハウス」と聞こえるように言っている。”Westing”と書いて「ウエスチング」と言えと言われているのかどうかまで知らないが(経験上はそのように指示されていると推理するが)如何なる英語を大学まで学んできたかと笑いたい。もしかして「ウエスチングハウス」と書かれた原稿を読んでいるのならば、テレビ局の良識というか見識を笑いたい。

しかも、私の耳には「エスチングハウス」としか聞こえなかったのは、”w”の発音を学校で正確に教えられていなかったのだろうと、寧ろ同情してしまう。私は1955年に「口の両端に力を入れて“ウ”と発音するのだ」と教えられた。その応用編では”world”ならば「ウワールド」のようになるのだ。だから、”Westinghouse”ならば「ウエステイングハウス」となって欲しいのだ。

浅田真央の引退報道:
12日は朝から晩までこの件以外のニュースはないのかという状態だったし13日になって未だやっている。如何に浅田真央が優れたフィギュアースケートの選手だったかも知れないとはいえ、あの騒ぎは過剰だった。私は真央ちゃんはプロ野球の長嶋茂雄と王貞治にも匹敵するほどの、あの競技をあれほどの人気が高い(思うに視聴率の取れる)競技に仕立てた大功労者だとは認める。

だが、他には我が国にとっても大きな危機になりかねないトランプ大統領のレッドラインを挟んだ対DPRK問題があれほど深刻化しているニュースを差し置いてまで、騒ぎ立てるのはやり過ぎだと思っている。でも仕方がないか、彼らが目指している客層はそういう連中ではないのだから。

ペギー葉山逝く:
思いがけない訃報だった。しかも、当方よりも1学年下だというのだから、身につまされるというか気になるのだった。彼女が歌手として出で来たのは私が未だ大学在学中だったと記憶する。アルバイト仲間の慶大生が「青山学院の学生らしい正確な英語の発音に敬意を表する」と言ったのを未だに覚えている。

私はそれほど評価していたジャズ歌手ではなかったが、そこから言わば歌謡曲の分野に進出して成功した歌手だと思っている。ジャズ歌手としての人気ではないと解釈していた。私は特に「南国土佐を後にして」のヒットが記憶に残っている。ご冥福を祈りたい。

長島昭久の民進党離脱:
以前からこの人はあの反対のための反対を決め技とする左巻きの連中が多い政党にあっては異分子というか、寧ろ自民党にでも移籍した方が活きるのではないかと思わせてくれた議員だった。特に村田某を代表に選んでしまってからの民進党の無様なことは正視に耐えないと思う。あれはただ単に彼らが選んだ代表が力不足だったからというだけではなく、進むべき方向を見失った者たちの集団が、ますます無方針化していっただけだと思う。

兎に角、トランプ大統領の登場以来、世界の情勢があれほど好ましからぬ方向に向かってしまい、アメリカ対DPRK、アメリカ対ロシア、アメリカ対中国の間が危機的な状態になりつつある時に、未だに森友問題に絡んだ国有地払い下げ等に拘って安倍政権と昭恵夫人の揚げ足取りに専念しているようでは、「国益無視」どころか、彼らそのものが「国損」ではないか。