新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

告白

2019-02-20 14:38:36 | コラム
実は顎関節症でした:

堀ちえみの顰みに倣って、私が新たに悩まされている病を告白しようと思うに至った。尤も、同じようにブログにしても朝から晩までうんざりするほどテレビ局が取り上げて報道することはないだろうと危惧するがね。

それは、(嘗ての心筋梗塞と同様に)そう告知されるまでそのような病気があるとは知らなかった「顎関節症」だった。しかも、無情にもそれを告げられた歯科医師は「これは原因が特定されておらず、治療法も確定していない」と言われたのだった。その瞬間は余り驚きはしなかったが、「何と言うことか」と落胆はした。

振り返れば、1月の初旬に昨年の11月から臭覚を失わせられていたし、頻繁に流れ出る鼻水に悩まされていた蓄膿症から解放されて「やれやれ」と安心していた矢先の1月第3週のことだった。食事中というか何かを食べると(噛み続けると)頬の辺りを中心に顔の筋肉(なのだろう)が辛くなって耐えきれないという、これまでに経験したことがない痛さを感じて、食べる作業を一旦中止しなければならないような局面に追い込まれるようになったのだった。当初は何か一過性の現象化と高を括っていた。

ところが一向にその状態が収まらないので、奇しくも86回目の誕生日だった22日に予約通りに歯科医院に行って、先生に症状を訴えてみたのだった。先生は一寸かみ合わせ等を確かめられて後で「顎関節症」と診断され、上記のように言わば「処置無し」宣告をされたのだった。この歯科医院には2週間置きに通っているのだが、先生は「具合はどうか」と尋ねられる以外には、一切の処置はされないのだった。昨日は「春になって暖かくなれば様子が変わるかも」と言われた。

実はこの顎関節症は予想した以上の難物で、ついその事を忘れて通常通りに食事をしていると、その何と表現して良いかも解らない痛みというか何というのが襲ってきて、一瞬放心状態のようになり、食事を中断して収まるまでジッと耐えているしかないようなのだった。その耐えている間に「よし、食べてやろう」という闘争心(?)を失ってしまい、通常の半分くらい食べ終えたところで「もう止めた」となってしまうのだ。即ち、良く噛まねばならない食材は敬遠せざるを得ないのだ。極端な例を挙げておくと、食パンの耳ですら硬すぎでダメなのだ。

そのような「何を如何にして食べるか」という調査研究を続けている間に、結果的には小食となって言わば、図らずも「体重を減らそう」という行動を取っていたと同じになって、先週には目出度く1.5 kgの減量に成功したのだった。そうしてはいられないと、先週からは最も食べやすいと判明した米食を少しずつ口に入れて筋肉が痛くならない程度に噛むようにして、時間をかけて従来の量をおかずと共に食べるように心掛けようにした。食パンは耳を切り取ってトーストにするようにした。

その霊験はあらたかで、体重は18日には1 kgを取り戻していた。だが、歯科医で教えられた口を精一杯開いた時に耳元で「カリッ」という音(クリック音と呼ぶそうだ)が聞こえている間は顎関節症が続いているのだそうで、その音が残念ながら聞こえてくる。食べ易い物は薄いものであって、緑色の野菜のような繊維質ではないものにほぼ限定されるのだ。それまでは遠ざけていた米飯の他には、糖質が低いのではと思っているパスタ類が意外に楽なのだ。

掛かりつけのクリニックのS医師は「自然治癒だってあるし、季節的要因もあるのだから、それほど深刻に捉えないでも良いだろう」と言って下さる。だが、未だに時々顎関節症である事を忘れて普通の量を口に入れて一気に噛み始めた時の苦痛にはウンザリなのだ。先生方は「原因にはストレスとの説もあるから、ストレスを抱え込まないように過ごすことも一法である」と言われるが、人生のこの期に及んでストレスでも無いと思うが、案外顎関節症そのものがストレスになっているのかも知れない。

昨日で告知されて以来4週間となって予約少しは馴れて、それなりに対策も立てては見たが、結構気が重いし、憂鬱になる時がある。そこで、毎日更新を売り物にして来たと思っているブログもその日の調子次第とはしてみたが、何もしないでいるのは「ストレス」になるかと危惧して、このように毎日何とかして鬱憤を晴らしている次第だ。何方か経験された方で有効な対策をお教え願えれば、大変有り難いのです。宜しくお願い申し上げます。