新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

2月14日 その3 バイトテロが多発

2019-02-14 15:46:07 | コラム
あれはスマートフォンの所為だ:

最近話題となっているアルバイトがおかしな動画を撮ってSNSに載せた結果で拡散してしまう「悪ふざけ」を、「バイトテロ」と呼ぶのだそうだ。週刊新潮によれば、あのテロリストどもは概ね「ゆとり世代」であり、彼らの特徴の一つである「古き(良き?)我が国の伝統のような事柄を破壊する傾向」があのテロに表れているのだそうだ。「なるほどねー、86歳にもなった私には何故あのような馬鹿なことをして喜んでいるのかが解らない訳だなー」と妙に納得した。

私は15~20年ほど前に「携帯電話20世紀最悪の開発商品だ」と書いて、多くの方から「文明の利器を非難するとは何事か」とお叱りを受けた。正直に言って「単細胞なオヤジたちだ」と笑っていた。そして、スマートフォンが出現して若者から幼児までに燎原の火の如くに広間ているのを見て「21世紀最悪の開発商品だ」と罵った。不思議なことにこれには批判が来なかった。

だが、その最悪振りがここに来てイヤと言うほど現れた。それは、静止画像だけではなく「動画が撮れるアプリ」なるものを開発したので、アルバイトをするデイジタル化世代の若者たちに絶好のテロ用の器機を与えてしまったのだ。となると、悪い奴はアップルとかサムスンとか華為かも知れないが。兎に角、古きを挫いて新しきを創造することに馴れた若者は「チャンス到来」とばかりに前後を弁えずに、テロリストと呼ばれることも考えずに、SNS利用の愚挙に出たのだ。

何しろ、あのキラキラネームを恥ずかしくもなく子供につけてしまう世代であるから、親や祖父母の名前から一字を貰うとか、その家に繋がる由緒正しき字を使うとかいう古き慣習を弊履の如くに捨てた世代のようであるから、あのような動画を公開すれば刑事罰にまで行ってしまうなどとは夢想だにしなかったのだろう。私に言わせて貰えば「そういう連中の何処に『ゆとり』があるのか」だ。寺脇某にでも解説して貰いたい。と言うことで、あれもこれも「スマートフォンの所為」なのだ。

2月14日 その2 軽い英語の話

2019-02-14 09:42:10 | コラム
一寸気になったもので:

本日は時間の制約があるので、軽いというか短い話ばかりで。

何が気になったかと言えば、英語のアクセントのつけ方と“o”の発音。最初に採り上げたいのがアメリカ合衆国の第63代下院議長の Nancy Patricia D’Alexandro Pelosiさんのラストネームの読み方。テレビも新聞もキチンとローマ字読みして「ペロシ」としてしまっている。これはおかしいのであって、確か外交問題の権威・宮家邦彦氏も「ペローシさん」と言っておられたし、私もこの3番目のか大統領に何かあった場合に後継候補となる人はペローシと発音してきた。

一般論としてイタリア語も英語も「終わりから2番目の母音」にアクセントを置くので、Pelosiは「ペロシ」ではなく「ペローシ」とするのが順当だと思う。

次は嘗てはステータスシンボルの如きだったスイス製の時計 Rolex の読み方。我が国のマスコミは挙って「ロレックス」だが、上記の原則からすれば「ローレックス」が本当だろうと思う。ペローシさんの件でもそうだが、何故我が国のマスコミは頑なにカタカナ表記では元の発音を離れてローマ字読みにしてしまうのだろう。以前にもこの容疑者に某通信社のハンドブックを採り上げたが、そこには母音の読み方まで指定されているのだろうか。

国産のアルファベット表記にも面白いのがある。住宅関連の会社だと記憶するが POLUS というのがある。そのCMでは勿論「ポラス」と言っている。だが、私には綴りを見る限り「ポーラス」としか口から出てこないのだ。これも「お仕舞いから2番目の母音」を知らず知らずのうちに適用していた。“L”なんていう字を使うのならば「ポーラス」にしようよ、ローマ字読みは忘れて。

最後は“body”で行こう。これはもう絶対的に近く「ボデー」乃至は「ボデイー」となっている。例えば「ボデーブロー」や「ボデーチェック」のように。でも、先人は誰に断ってローマ字読みで「ボデー」か「ボデイー」としたのだろう。Oxfordだって発音記号は「バデイー」としてあってアメリカ式が「バーディー」となっていても。この言葉は勿論日本語して通用しているのだから、止めろのなんのと野暮は言わない。でも先人が信奉したはずのUKでも「バデイー」なんだけどね。


桜田大臣の「ガッカリしております」発言

2019-02-14 08:03:51 | コラム
桜田五輪担当大臣の発言に思う:

何時の発言の後だったか、何処かのテレビ局が元JOCの国際部参事の春日良一氏をゲストに呼んで桜田大臣の発言についての意見を求めたことがあった。春日氏は苦笑しながら「大臣を責める野党にも事実誤認があるようだ。桜田大臣が実際にオリンピック開催の指揮を執っている訳ではないのだから。実務は組織委員会とJOCが担当していることであり、大臣が指揮を執るとか何か命令する性質ではない」と述べた。

私は一時この春日氏を多くの局が多用してきたので何度か彼の発言を聞く機会があった。私の印象では「その発言を聞く限り運動部等で実際の経験がない方で、余り信用することはないのでは」という辺りだったが、実務は云々の発言を聞いたときには「これは信じても良いのでは」と思っていた。春日氏は「内閣に置かれた担当大臣は言わば添え物であり、実務やその進行状況を詳細を聞かされている訳ではないのでは」と言っていたのだった。

だが、これまでの失言と言い今回の「ガッカリ発言」と言い、桜田氏は幾ら正直のようだとは言え、その発言は少し配慮の欠けすぎていたと思う。私はあの記者たちが桜田大臣を囲んで質問している光景を見せられると、ある評論家が指摘した彼の「語彙」の問題もあるようだ。だが、春日氏が指摘した実務担は誰かくらいは承知のはずのマスコミが、野党と結託して大臣を狙い撃ちにしたが如くに質問攻めにして、おかしな発言を引き出して、安倍内閣非難の材料としようとしているのではと勘ぐりたくなってしまう。

私はこの野党と揚げ足取りとマスコミ側の姿勢は、桜田氏がオリンピック担当に適任であるかないかは別な問題ではないかという気がするのだ。