新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

2月25日 その2 普天間基地の移設問題

2019-02-25 16:50:30 | コラム

今回の沖縄の県民投票で思うこと:

それは以前に見たことがあった古い普天間基地の写真。この基地が出来た頃にはその周辺というか付近には誰も住んでいなかった空き地ばかりだったのだ。その写真の解説では「基地が危険だと言い出したのは、その周りに後から移り住んだ連中だ」とあったのだ。

私がこれまでに何度か引き合いに出した似たような実例があった。それは、その昔大手製紙メーカーが東京都の東側に昔からあった製紙工場の敷地を規模縮小で公団に売却したのだった。そこに建設された住宅に移ってきた住民が「製紙工場の煙突から出る排気を公害だ」と訴えて出た結果勝訴して、工場は閉鎖の止むなきに至ったのだ。沖縄の普天間基地が危険な軍用空港だという言いがかりは、この製紙工場の悲しい実例と同じだと考えている次第だ。

この製紙工場の例は環境問題だが、沖縄の基地問題はアメリカと日本の政府が合意したことで全く性質が違う。だが、私には住民は時には勝手なことを言い出すものかと思わせてくれるのだ。

理解不能な沖縄の県民投票

2019-02-25 14:11:20 | コラム
法的拘束力はないと知られているのではないか:

私には昨日行われた沖縄の県民投票の意味が全く理解不能だ。メディアは「不賛成が70%だったかを超えて、沖縄県民の意向が示された」と、何か目新しいニュースのように報じていたが、私にはその意義は殆ど無しとしか思えなかった。勿論、故翁長知事の意志を帯し且つ尊重する玉城知事が、反対派の先頭に立っていくのは不思議でも何でもない。だが、あの投票は「埋め立てをどう思うか」であっても、基地移転の是非を問うているものではないと思ったが、如何なものだろう。

私は以前に「沖縄の反対というか反抗姿勢を主導する勢力は何時も同じ顔のものばかりが先頭に立っている」と、言わばかかる反日本運動の本土からのプロの活動家たちが煽り立てているのだ」と、恵隆之介氏が指摘しておられたような記憶がある。要するに、慰安婦問題や朝鮮半島の労働者たちに関する不当な判決問題と同じ事で、反日運動家どもが引き起こした案件であると考えている。即ち、全ての沖縄県民の意志を示していないのではないのかということのようだ。

私はそのことよりも問題にしたい点は「普天間基地の移転とその土地の明け渡しは我が国とアメリカが約束したことであって、その国際的な決め事を国内の県の首長である沖縄県知事が如何に身命を賭して反対しようとも、覆る事案ではないのだ」と解釈している。言い方を変えれば、そもそもが無理筋の動きであり、故翁長知事が何度もアメリカを訪れて反対の意思表示をしようとしたが、言うなれば「門前払い」的にあしらわれたのは、特にアメリカ側の不当な仕打ちでは無かったと思っている。

それでも、「県民の意を帯した」と勝手に詐称しているとしか思えない反日運動家は「反対し続けなければ自分たちの存在意義が失われてしまう」とばかりに「反対のための反対」を唱えて、多くのというのか一部か知らないが、県民の「埋め立て反対運動」を煽り立てているのであると、私は見ているのだが、理解不能な無意義も甚だしい、世界に恥をさらしている事態だとしか思えないのだ。安倍総理も菅官房長官も動じておられないようで安心だが、何時までも反日運動家どもの跳梁跋扈を許すべきではないと思うのだ。