2月7日 その2 顎関節症の脅威再びか

ウインナーソーセージを噛んでみて：

昨19年の1月半ばに当時の私にとっては正体不明の痛みが、何か食べ物を噛む度に頬の辺りを襲ってきて、とても普段通りには食べられなくなってきた。これは何か一過性の現象だと軽く考えていた。だが、痛みは激しくなる一方で、偶々定期的に通院していた歯科医院の先生に訴えると、いともアッサリと「顎関節症でしょう。これは原因も不明だし、治療法もありません」と言われてしまった。結果的には、その先生の母校である昭和大学・歯科病院の顎関節症治療科を紹介して頂いて、9月5日に担当していた頂いた教授に「今回で最後にしましょう」と治療が終了した。

終了したとは言ったが、治療科で教えて頂いたことは顎の関節と頬の筋肉を動かす体操というのか運動と言うべきかの動作を、1日3セット続けていくというもの。この運動を説明するのは一寸面倒だが、言わば口を思い切り開ける事なのだ。それは口くらい何時でも開くだろうなどと軽視されては困るのだ。顎関節症の程度にもよるが、2 cmも開けられない患者もいるのだそうで、私は理想である4 cmまで到達するのに何ヶ月も要したし、野菜ですら噛み切れないほどの痛みに苛まれる状況で、痛みに耐えて口を強制的に開ける運動を続けていた。

その痛みの為にどれほどの日数続けたかも既に記憶もないが、オジヤというか流動食のようなものしか食べられず、何でも噛み切れずに呑み込んでいると消化不良による便秘を起こして大変苦しめられたりもした。結果的には体重は10％以上も減ったし、噛むと痛くなる野菜などは見ただけで食欲がなくなるという状態にもなってしまった。その顎関節を約8ヶ月も経験した後で「今日で最後に」と告知されたときは本当に嬉しかった。だが、若い医師に「再発の危険性があるので、最低ても日に一度は顎の運動を続けるように」と指示された。

それから5ヶ月となって現在では運動をするのを忘れた日があった。勝手なもので自分の老化が進んだことと、あれほど苦しんだ病気を舐めていたようだった。と言うのは、一昨日ごく普通の市販のウインナーソーセージを噛んだところ、頬が一寸痛んだのだった。これは衝撃的だった。その前の2日間は運動をするのをついウッカリ忘れていたが、「もう大丈夫だろう」と自分で勝手に決めてかかっていたのだった。だが、痛みが出てきたのは恐怖だった。そこで昨日は2回試みたし、本日も2回はやるべしと自分に言い聞かせている。

未だ2ヶ月と3日を経た腱鞘炎が抜けきっていないところに顎関節症の再来では、とても耐えきれないだろうと懸念しているので、就寝前には2回目を実行すべしと自分に警告を発したところだ。

習近平主席は大罪を犯しているのでは

習近平主席は自分が何をやっているか解っていないのでは：

私は新型コロナウイルス問題は、最早中国内では収拾不可能な事態にまで立ち至っていると思っている。それは習主席というか中国が13年前のSARSでの経験から何ら学習していなかった様子であるからだ。習主席はひたすら事実を隠蔽し、手懐けておいたWHOのテドロス事務局長を威嚇して非常事態宣言を遅らせただけに飽き足らず、事務局長に中国礼賛までさせたのだった。呆れ果てた所業だが、我が国ではそれを真っ向から非難するのは限られて専門家だけであって、政府はこの期に及んでも何ら真相を究明して国民に知らせる努力をしてくれていないと思う。

中国政府が発表する統計資料などは信じてはならないと、私が北京駐在経験者から聞かされたのは30数年前のことだった。その事実は彼らの間では周知の事実だと聞いた。それにも拘わらず、マスコミは中国政府の「大本営発表」的な数字を報道するのみである。産経新聞ですらその調子であるから、他の報道機関の言うことなど当てになる訳はない。私は習主席は事態をここまで引っ張ってしまって、今度はどうやって処理する計画があるのかと不安な思いで眺めている。

既にこの新型コロナウイルスの問題が解決できるのは今年内でも危ないのではないかと、個人的に悲観的に予測しておられる財界人OBもおられる。私の「閃き」では「未だトンネルの先に明かりなどは見えてきていないお先真っ暗な状態」である。即ち、発生源である中国で対症療法しか出来ておらず（例えば武漢市に1,000人収容の病院を10日で完成したとか）、問題を源から断つ手段は全く導入されていないのだ。こういう状況では、クルーズ船の入港拒否といったような水際作戦で対応できるような次元はとっくに過ぎているのだ。

私は既に「オリンピックが開催されている絵が見えておらず、私の予知の範囲内ではそこのところがポッカリと空白だ」と述べた。現実的に考えれば、対策が採れていない中国が大選手団を送り込む態勢を7月までに仕上げられるかは極めて疑問だと思う。昨日も指摘したが、アメリカ西海岸のカリフォルニア州では我が国が危険範囲だと看做されているような状態だ。これは感染者の数だけから見れば、我が国は中国に次いで2番手ではそう受け止められても仕方があるまい。その数の多さの実態をキチンと海外に伝えるべきではないのか。過半数が武漢からか経由できた中国人だと。

このウイルスの感染力は、あの問題のクルーズ船の3,700人の乗客・乗員の中に1人の感染者が乗り込んだだけで既に20名のもの感染者が出ていたことでも解る気がする。現在では20名では0.5％だが、湖北省からの帰国者565名の中からは1.4％だったことを考えるとき、0.5％が上昇しても不思議はないと見ている。かくなる上は習主席は何としても自力で根本から断つか、でっち上げた数字の発表を続けて事態を悪化させていくか、諸外国に援助を求めるかの三択くらいしかないような気がする。

私の考えでは、オリンピックが開催できるか否かなどという大きそうな問題もあるが、大事の前の小事かとも見える。このままに事が進めば、中国の経済が破綻してしまうところまで行ってしまうのではないかと半ば本気で恐れている。そうなった場合の世界全体に与えるだろう影響の凄まじさなどは、私がここに述べる必要などあるまい。それは中国からの観光客が来ないので観光業が苦しくなる程度では収まるまいと思う。アメリかではトランプ大統領の弾劾も大問題だったのだろうが、握手拒否だの原稿を破いている暇などはないと思うのだ。

頼みますよ、トランプ大統領。ナンシー・ペローシ下院議長。