新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

6月15日 その3 イスラム横町からケバブ屋が消えた

2020-06-15 17:19:29 | コラム
イスラム横町の小さな変化:

本日は33度と予報された暑さをものともして、昼前に本当に暫く振りで大久保通りに買い物に出掛けた。33度に達していたかどうかは定かではないが、あの暑さの中をマスク着用で歩くのは拷問とまでは言わないが、かなり辛かった。大久保通りを歩いている連中は矢張りアジア系が過半数で、我々は少数派の座を堅持していた。

帰路に気が付いたのだが、イスラム横町の一角に長い間店を出してトルコのケバブ屋(kebab)がなくなって、¥1,000/50枚入りのマスクを山のように積み上げる店舗に変わっていたのだった。正確には2~3軒あるハラルフードの店は皆一様に店頭に大量にマスクの箱を積み上げて、¥1,000から¥1,500で売っているのだった。この傾向は大久保通りでも同様で、兎に角マスクを売っている店ばかりと言っても過言ではない状態。あれでは供給過剰と言うよりも過当競争だろうし、とても売り抜けることなど出来はしないだろうと思わせられた。

私はマスクと言いトイレットペーパーと言い、何時か必ず供給過剰になるときが来ると読んでいたので、あの入手困難の騒ぎの間には昔風に言えば「闇値」の品物は一切買いには出なかった。そして、その読み通りになってしまった。まさかマスクの在庫を抱えてハラルフードの店が破綻するとまでは見ていないが、既に我が家に最も近い店は人気がなくなっている。それにしても、あの連中は何処からあれほどのマスクを輸入したのだろう。何処かの国の阿漕な商法にしてやられたのではあるまいな。

6月15日 その2 農水省による外国資本の森林買収調査の結果

2020-06-15 13:54:18 | コラム
外国資本による買収の面積では兵庫県と北海道が最多:

農林水産省はこの度2018年1~12月の外国資本による森林買収について、森林法に基づく届け出でなど行政が保有する情報を参考に都道府県を通じて調査を実施、5月末にその結果を公表した。ここに言う情報とは次の3種類を言う。即ち、森林法に基づく届け出で情報、国土利用計画法に基づく届け出で情報、不動産登記法に基づく届け出で情報である。調査の結果では、外国人または外国法人によると思われる買収の事例が6都道府県で30件あり、合計面積は373 haに達している事が判明した。

面積では兵庫県が258 haで全体の69%、北海道が107 haで29%を占めていた。兵庫県の2件は共にアメリカ資本で利用目的は太陽光発電。また北海道場合は取得者の住所は様々だが香港とマカオを含む中国資本が半分以上を占め、資産保有を目的としたものが多かった。神奈川県の英国法人による2 ha弱と長野県の中国法人による4 haも資産保有が目的の買収だった。北海道では中国の他にカナダ、タイ、フィリピン、オーストラリア、英領バージン諸島、シンガポール等による買収が見られた。なお、石川県では韓国資本による資産保有が目的が1件あった。

個人としての感想を言えば、矢張り我が国は可及的速やかに法整備を行って外国資本による何も森林買収に限ったことではなく、土地や不動産の買収に制限を課すべきではないのかと思わせられた、外国資本による森林の買収調査の結果報告だった。

参考資料:紙業タイムス社刊 FUTURE誌 20年6月22日号

第二波の襲来か油断か

2020-06-15 08:17:29 | コラム
中国と韓国における再度の感染者急増に思う:

習近平主席が制圧したと胸を張った中国の北京や浙江省での言わば集団感染の再発や、文在寅大統領が強調して見せた「K防疫」の韓国でも、またもや集団感染が発生している状況を見せつけられては、あらためてこの新型コロナウイルスの怖さを知らされたと痛感している。基礎疾患を抱えている私は、何処の誰が何を解除しようと未だ未だ感染させられる危険性は街中に溢れていると疑っている。だから、主治医に警告された「日頃の行動範囲を逸脱しないこと」に縋り付いている。簡単に言えば、理容室ですら今年になって一度も行けて、イヤ行っていないのだ。

政府によって緊急事態宣言が解除され、跳ねっ返りの小池都知事もステージ何とかに移行し、何とかアラートもどうのこうのと言われたお陰で、都内の盛り場は大いなる人出で賑わい、外飲み産業もやっと日の目を見られて結構だというような報道が繰り返されている。私は「未だ未だ決して結構なことでも何でもない事態であり、ゆめゆめ油断することなく四方八方に気を配って外出すべき時期にある」と思っている。「嬉しくて銀座に来てしまった」とか、巣鴨に「曾孫の為に塩大福を買いに来た」などと暢気なことを言って来ているべき時かということ。

私には中国や韓国での再発の現象や歌舞伎町という夜に栄える街で起こっている集団的な感染が、西村康稔大臣式に言う「気の緩み」が原因なのか、あるいはウイルスの猛威は未だ衰えを知らずに一寸でも油断すれば食いついてくる性質なのか、またはウイルスが変質して強化されたのかなどを知る由もない。だが、現時点では開放感を味わいたいが為に盛り場の人混みの中に、嬉々として繰り出すべき時ではないようにしか思えないのだ。「ウイルスは目に見えない」と再三再四言われていたことを再認識してから外出すべきだと思う。

景気を回復させることは勿論重要だとは思うが、銀座だの渋谷だのに繰り出したり、外飲み業界を賑やかにしただけで景気が回復し経済が盛り上がるのだったら楽なことだ。ストレスではなく「フラストレーション」から解放されたいという気持ちは解るが、一人が心ない振る舞いをすれば、それが何人にも影響をもたらしかねないのだと承知して行動すべきではないのか。当方は折角この年齢まで生き長らえたのだから、余計に命が惜しいので外に出たい気持ちを抑えて、PCに向かって鬱憤を晴らしているのだ。フラストレーションの代償行為が無鉄砲な外出であってはならないのだ。