新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

6月13日 その3 東京オリンピックの懸念材料

2020-06-13 16:17:56 | コラム
私の「閃き」なのだが:

私の「閃き」では、今年の7~8月に東京でオリンピックが開催される絵がどうしても見えてこなかったのが現実になってしまった。その開催延期の理由が新型コロナウイルスの世界的感染だった。結果として、IOCなる私に言わせて貰えば専横な組織は開催を丁度1年延期したのだが、最近になって例のコーツ委員長等を使って発言させては、来年の開催すら危うげなような空気を醸成しかかっているようだと、私は疑っている。一方の森喜朗組織会長は「大会の簡素化」などと謳って応戦しているかの感がある。

ここでまた私の「閃き」に触れたいのだが、その前に申し上げておくべき事もあると思う。それは、確かに我が国ではアメリカの有力地方紙が如何に皮肉ろうと嫌みを言おうと、感染者も何も世界で最も少ない数に抑えて今日に至っている。誠に有り難いし結構なことで、日頃批判ばかりしてきた専門家会議と西村康稔大臣と加藤勝信厚労大臣に感謝せねばなるまいかとも思う。緊急事態宣言も解除されたし、小池都知事も何のことか良く解らないステージ3だかに進むと、声高らかに宣言された。

問題はここから先で、「閃き」では来年に開催されている絵が未だ見えてこないのだ。それには今年の開催の延期よりも遙かに具体的だと思う根拠があるように感じている。それは「我が国の安定した状況はさて措き、アメリカでもEU圏でもUKでも発生源の中国でも、全くウイルス襲来以前の状態に戻って(戻して)しまっており、従前通りの人出が街を賑わしている状態と報じられている。結構なことかも知れないが、ハグに代表されるような他人と直接に接触する文化の国でウイルス以前に戻れば、第二波が襲ってくるのではなく自然発生してしまうのではないかと懸念するのだ。

それだけではない、ブラジルにおける感染の爆発的増加などは、経済を優先している場合かと思わざるを得ない恐ろしさを見せている。何度か現地の知人や同僚に照会したアメリカの人種差別に抗議するデモのあれほどの人出にも、言い知れない不安感を覚えずにはいられない。専門家の意見も報道も割れているが、ワクチンも年内に出回るとか治験は惣短期間の修了しないとか不安材料は残っている。全世界でオリンピックの無事開催を目指して新型コロナウイルス制圧対策を講じている訳ではあるまいと思う。

我が国にしたところで、報道では各地の盛り場には従来通りの人出が戻ってきたと言っていれば、例によって外飲(ガイインと読む)産業の従事者が「やっとお客様が来て下さるようになった」と喜んでいる様を報じている。私は東京にせよ地方にせよ、開放感を楽しむのは早過ぎるし、小池都知事がいみじくも言ったように未だ「自衛」を心かげて「自制」すべき時期にあると思っている。「外で飲む方が美味い」という気分を味わって、第二波を呼び込んでは何にもなるまい。いや、その危険性はあると思っている。特に若者の無軌道が怖い。

決して「オリンピックを無事に開催可能にする為に行動を慎むべし」などという利いた風なことを言うつもりはない。だが、言いたいことは「開放感を味わい世の中を楽しむのも結構だが、その迂闊な振る舞いが大勢に大いなる影響を与えかねない」との自覚が必要だと思っている。「自覚」が欠如した者が多いように思えるのは単なる老爺心か。現状の報道に接している限り「閃き」の出方がは芳しくないのだから言うのだ。


6月13日 その3 東京都知事選挙雑感

2020-06-13 16:12:58 | コラム
都知事選が来月に迫ってきた:

小池都知事が再選に向かって立つと報じられた。他には宇都宮弁護士が立たれるとは既に報じられていた。その関連の記事に熊本県副知事の小野泰輔氏も立つとあった。不勉強にして小野氏とは如何なる人物かとの知識が皆無だったので、Wikipediaに訊いてみた。すると、1974年生まれという若い方だったが、学歴では我が家と線路を挟んで反対側にある海城学園の出身とあって、急に親近感の如きものが湧いてきた。

只それだけのことだ。だが、小野氏はその年齢だと、当方がここに転入してきた後から海城学園に通っていたことになる。矢張り、世代交代は進んで行きつつあるのだと感じた次第だ。

迷惑メールの襲撃なし

2020-06-13 11:10:27 | コラム
何と本日は迷惑メールブロックのメールなし:

本13日は朝から気分が優れずに10時半過ぎまでウロウロしていて、PCを起動するどころではなかった。今頃になって何とか落ち着いたので取りかかってみて驚いた。OCNからの迷惑メールをブロックしたという通告のメールがなかったのだ。

正直なところ、昨日でネット243本となって「やれやれ、峠を越えたか」と、本日の更なる減少を期待していたところだった。それが一気にお知らせなしとは俄に信じられず、何度も画面を見直したが、矢張り通知はなかった。驚きだったが「やれ嬉しや」という気分である。

だが、新型コロナウイルスの感染の流行と同じで、未だ未だ気を緩めるのは早いだろうし、ステージ何とかに移行するのも時期尚早だろう。だが、小池都知事が指示されたように、これからは「自衛で」という訳には行かない性質なのが残念だ。