19日の夜は暫く振りに野球ばかり見ていた:
それと言うのも、BSではNHKがソフトバンク対ロッテ、TBSが広島対横浜、フジが中日対ヤクルトという具合で、「報道1930」も“Prime News”もその座を野球に奪われてしまっていたからだった。読売がないではないかと言われそうだが、読売対阪神はチャンと地上波だったのだ。日テレらしく特別待遇だったということだったし、ほとんど見ていなかった。今年は開幕が遅れたこともあったが、チャイナウイルスの襲来で外出を控えていたので、とうとう選手名鑑を買いに高田馬場に出ていく機会がなく、一寸不便な観戦となった。
そこで折角だから、チャンネルの順で戦評というか感想を述べていこう。ソフトバンク(SB)対ロッテはマスコミ風に言えば、両開幕投手が思いきり飛ばしている素晴らしい投球を見せてくれたのだった。そこで、2~3回頃までは我が国では滅多にお目にかかれない150 km以上の速球(「ストレート」はカタカナ語だ、念の為)の投げ合いで大いに見応えがあって楽しめた。正直に言ってソフトバンクが東浜を使ってきたのは選択を誤ったのではないかと思っていたが、中々の良い出来で過小評価を詫びねばならないかと思った。
私の捉え方では「今年は余程のことがない限り、SBのリーグ制覇になるだろう」と思わせられた。例えば、昨年でも衰えが明らかに見えていた内川を二軍に落として、私が知らなかった栗原なる若手を使ったらチャンとヒットを打っているし、他の先発メンバーにもヤクルトから移ってきたバレンテインを除いては、不安材料がなかったからだ。バレンテインは下位球団にいたからこそホームランを量産できたのだが、優勝争いをするSBに来てはそうとは行くまいと見る。キューバから戻ってこられないデスパイネの代役は荷が重いと見た。
ロッテの先発石川は「あれほど球速がある真っ直ぐを投げ込む投手とは知らなかった」とその認識不足を詫びねばなるまいと思った。だが、テイームとして全般的にこれという者たちが揃っている訳でもなく、その上に涌井が楽天に移籍してしまっているのでは、上位を狙えるテイームではないと見た。鳴り物入りで佐々木朗希を取ってはあったが、高校生がいきなりプロで投手陣の主力なることはあるまいから、精々今年の後半になって出てくれば良いところだろう。
気の毒だったなと思って見ていたのが、横浜スタジアムと神宮球場の試合だった。無観客だけなら兎も角、あの雨降りの中で野球をやらねばならないとは本当に可哀想だった。戦評はチャンネルの順で行けば、広島対横浜からになる。大瀬良も今永もそれなりの投手だから途中までは見応えがあった。だが、筒香が抜けてやや総合力が落ちる横浜のソツがある野球では、これという穴がない広島には勝てなかった。結局は、リーグ戦全体の成績でもそういう結果に終わるだろうと思わせられた。ラミレス監督では日本式の緻密な野球に改革は出来ないと思う。
最後になったのが、直ぐ近所というほどでもない神宮球場での中日対ヤクルト。つい先日、元ロッテの捕手だった里崎が「中日の打力と投手陣の出来が噛み合えば優勝もある」と予想したのは意外だったが、その打力を両テイーム合わせて34本の安打数という乱打戦で見せて貰えた。中日には大野という昨年はノーヒットノーランを成し遂げた投手がいるのだが、その大野が乱調でアッという間に6点も取られる始末。ヤクルトの先発の40歳の石川は良く頑張っていたが、私の関心は「ヤクルトの中継ぎから先が何処まで持つのか」の一点だった。
ヤクルトは監督が高津に変わっただけで新鮮味のある補強もなく、バレンテインの後を未だ未だ粗雑な若手の村上に継がせているようでは、多くを期待できないのは明らかだった。最も安定している打者が最高齢の青木では、また今年も最下位だろうと思わせられた。マスコミ的に言えばトリプルクラウンの山田哲人がいるではないかとなるだろう。私は山田君は確かに攻守走と揃った選手だとは思うが、何度も指摘したことで「ここぞ」という時には滅多に何も打たないのだ。昨晩も1回のホームランの後は無理矢理に打ちに行って、2度続けてセカンドフライという雑さだった。
地上波の読売対阪神には触れないのかと言われそうだが、今年は練習試合とやらで何とかなりそうな投球を菅野が見せていたので、所詮は阪神は読売の敵ではあるまいと解っていたので、ほとんど見なかった。ここは豊富な(なのだろう)資金力を見せつけて方々から即戦力を買い集めているのだから、費用対効果を考えるときに、優勝出来なければ引き合うまいと思っている。しかも、セントラルリーグの中に、読売ほど戦力に余裕があるところがないと見ているので、今年もリーグ制覇されてしまうかと危惧している。
それと言うのも、BSではNHKがソフトバンク対ロッテ、TBSが広島対横浜、フジが中日対ヤクルトという具合で、「報道1930」も“Prime News”もその座を野球に奪われてしまっていたからだった。読売がないではないかと言われそうだが、読売対阪神はチャンと地上波だったのだ。日テレらしく特別待遇だったということだったし、ほとんど見ていなかった。今年は開幕が遅れたこともあったが、チャイナウイルスの襲来で外出を控えていたので、とうとう選手名鑑を買いに高田馬場に出ていく機会がなく、一寸不便な観戦となった。
そこで折角だから、チャンネルの順で戦評というか感想を述べていこう。ソフトバンク(SB)対ロッテはマスコミ風に言えば、両開幕投手が思いきり飛ばしている素晴らしい投球を見せてくれたのだった。そこで、2~3回頃までは我が国では滅多にお目にかかれない150 km以上の速球(「ストレート」はカタカナ語だ、念の為)の投げ合いで大いに見応えがあって楽しめた。正直に言ってソフトバンクが東浜を使ってきたのは選択を誤ったのではないかと思っていたが、中々の良い出来で過小評価を詫びねばならないかと思った。
私の捉え方では「今年は余程のことがない限り、SBのリーグ制覇になるだろう」と思わせられた。例えば、昨年でも衰えが明らかに見えていた内川を二軍に落として、私が知らなかった栗原なる若手を使ったらチャンとヒットを打っているし、他の先発メンバーにもヤクルトから移ってきたバレンテインを除いては、不安材料がなかったからだ。バレンテインは下位球団にいたからこそホームランを量産できたのだが、優勝争いをするSBに来てはそうとは行くまいと見る。キューバから戻ってこられないデスパイネの代役は荷が重いと見た。
ロッテの先発石川は「あれほど球速がある真っ直ぐを投げ込む投手とは知らなかった」とその認識不足を詫びねばなるまいと思った。だが、テイームとして全般的にこれという者たちが揃っている訳でもなく、その上に涌井が楽天に移籍してしまっているのでは、上位を狙えるテイームではないと見た。鳴り物入りで佐々木朗希を取ってはあったが、高校生がいきなりプロで投手陣の主力なることはあるまいから、精々今年の後半になって出てくれば良いところだろう。
気の毒だったなと思って見ていたのが、横浜スタジアムと神宮球場の試合だった。無観客だけなら兎も角、あの雨降りの中で野球をやらねばならないとは本当に可哀想だった。戦評はチャンネルの順で行けば、広島対横浜からになる。大瀬良も今永もそれなりの投手だから途中までは見応えがあった。だが、筒香が抜けてやや総合力が落ちる横浜のソツがある野球では、これという穴がない広島には勝てなかった。結局は、リーグ戦全体の成績でもそういう結果に終わるだろうと思わせられた。ラミレス監督では日本式の緻密な野球に改革は出来ないと思う。
最後になったのが、直ぐ近所というほどでもない神宮球場での中日対ヤクルト。つい先日、元ロッテの捕手だった里崎が「中日の打力と投手陣の出来が噛み合えば優勝もある」と予想したのは意外だったが、その打力を両テイーム合わせて34本の安打数という乱打戦で見せて貰えた。中日には大野という昨年はノーヒットノーランを成し遂げた投手がいるのだが、その大野が乱調でアッという間に6点も取られる始末。ヤクルトの先発の40歳の石川は良く頑張っていたが、私の関心は「ヤクルトの中継ぎから先が何処まで持つのか」の一点だった。
ヤクルトは監督が高津に変わっただけで新鮮味のある補強もなく、バレンテインの後を未だ未だ粗雑な若手の村上に継がせているようでは、多くを期待できないのは明らかだった。最も安定している打者が最高齢の青木では、また今年も最下位だろうと思わせられた。マスコミ的に言えばトリプルクラウンの山田哲人がいるではないかとなるだろう。私は山田君は確かに攻守走と揃った選手だとは思うが、何度も指摘したことで「ここぞ」という時には滅多に何も打たないのだ。昨晩も1回のホームランの後は無理矢理に打ちに行って、2度続けてセカンドフライという雑さだった。
地上波の読売対阪神には触れないのかと言われそうだが、今年は練習試合とやらで何とかなりそうな投球を菅野が見せていたので、所詮は阪神は読売の敵ではあるまいと解っていたので、ほとんど見なかった。ここは豊富な(なのだろう)資金力を見せつけて方々から即戦力を買い集めているのだから、費用対効果を考えるときに、優勝出来なければ引き合うまいと思っている。しかも、セントラルリーグの中に、読売ほど戦力に余裕があるところがないと見ているので、今年もリーグ制覇されてしまうかと危惧している。