我々の生命の危機となる案件だった:
1~2日ほど前に何気なくチャンネルを合わせたNHKのBSで、大中小の規模を問わず病院の赤字問題というか経営の危機の件を採り上げていた。この件は最早広く知られているだろうと思っている極めて深刻な問題だと見ている。その内容は新型コロナウイルスの患者を受け入れていようといなかろうと、ほとんどの病院が赤字であり、大学の付属病院ですら存続できないかも知れないという危機的な状態に立ち至っているのだ。
「受け入れる」と決められた院長先生が回顧しておられた事は「受け入れの為には一般の患者さん用の病室を振り向けねばならなくなるのだが、それ即ち4人部屋だった病室に感染者を1人だけ入院させることになってしまうのだ。それだけでも不採算になってしまうだけではなく、循環器系や外科等の救急患者さんを受け入れる病室が不足するということになるので、採算は益々悪化するのだ」と苦しい状態を語っておられた。それだけに止まらず、勤務医の先生方や看護師さんたちが心身共に極限の過労状態になってしまうという問題も生じている。
基礎疾患である心不全を抱えている私は、この問題は由々しき事態であると非常に憂いている。院長先生は緊急事態宣言が解除されたし、やや状況が好転したが、もしも第二波でも襲ってくれば、またこれまでの危機的状況に陥ってしまうと指摘されていた。それは、番組では私のような心筋梗塞を発症した患者を「はい、そうですか。救急車で来て下さい」とはならないのだという例として、都区内で心筋梗塞を発症した高齢の患者さん受け入れて頂ける病院が見つからず、1時間後に40分かけて府中の病院まで行ったと報じていたのだ。
3度の心筋梗塞経験者として言えることは「この例では発症してから少なくとも1時間40分が経過しているのだから、間違いなく生命の危機だったろう」という事態だ。私はこれまでに何度か述べてきたことだが、心筋梗塞では救急車が来て貰える前に25%が手遅れ、病院まで到着できても25%が残念ながら遅かったとなり、カテーテルなり何なりの処置(手術か?)を受けられても25%が間に合わなかったとなるので、生存率は25%しかないということだった。しかも、遅くとも2時間以内に処置が受けられないと手遅れだとなるとも教えられた。
私が恐ろしいことだと痛感させられたことは「心筋梗塞の経験談も兎も角、新型コロナウイルスの感染者は『指定感染症』(だったか?)に指定されているので受け入れねばならず、その為には病院ではICUやCCUで受け入れられる病床が圧倒的に不足してしまったという状況に陥っている」との点だ。別な見方をすれば、私のような心不全を抱えた高齢者がウイルスに感染すれば即ち生命の危機となり、循環器系に問題が生じても受け入れて頂けるかどうかの見通しは不明だとなってしまうのだ。言うなれば八方塞がりで生命の危機が襲ってくることなのだ。
個人的な不安も兎も角、私が政府に望みたいことは「画期的な第2次補正予算を組まれて、給付金や外飲(私の造語だ)産業の心配をして頂くのも結構なことだと思う。だが、このままでは潰れるとか廃業するしかないと言われている病院の赤字補填乃至は経営の為の助成金の交付を考えることも考慮願いたいという切実な問題」である。経営問題は医療従事者に20万円を給付しても解決できる性質ではないと思うのだ。過去に例がなかったウイルス問題だけに対処策に先例がないのだが、厚生労働省には視野を広げて対応して貰いたいし、財務省も事の重大性にご配慮賜りたいのだ。
1~2日ほど前に何気なくチャンネルを合わせたNHKのBSで、大中小の規模を問わず病院の赤字問題というか経営の危機の件を採り上げていた。この件は最早広く知られているだろうと思っている極めて深刻な問題だと見ている。その内容は新型コロナウイルスの患者を受け入れていようといなかろうと、ほとんどの病院が赤字であり、大学の付属病院ですら存続できないかも知れないという危機的な状態に立ち至っているのだ。
「受け入れる」と決められた院長先生が回顧しておられた事は「受け入れの為には一般の患者さん用の病室を振り向けねばならなくなるのだが、それ即ち4人部屋だった病室に感染者を1人だけ入院させることになってしまうのだ。それだけでも不採算になってしまうだけではなく、循環器系や外科等の救急患者さんを受け入れる病室が不足するということになるので、採算は益々悪化するのだ」と苦しい状態を語っておられた。それだけに止まらず、勤務医の先生方や看護師さんたちが心身共に極限の過労状態になってしまうという問題も生じている。
基礎疾患である心不全を抱えている私は、この問題は由々しき事態であると非常に憂いている。院長先生は緊急事態宣言が解除されたし、やや状況が好転したが、もしも第二波でも襲ってくれば、またこれまでの危機的状況に陥ってしまうと指摘されていた。それは、番組では私のような心筋梗塞を発症した患者を「はい、そうですか。救急車で来て下さい」とはならないのだという例として、都区内で心筋梗塞を発症した高齢の患者さん受け入れて頂ける病院が見つからず、1時間後に40分かけて府中の病院まで行ったと報じていたのだ。
3度の心筋梗塞経験者として言えることは「この例では発症してから少なくとも1時間40分が経過しているのだから、間違いなく生命の危機だったろう」という事態だ。私はこれまでに何度か述べてきたことだが、心筋梗塞では救急車が来て貰える前に25%が手遅れ、病院まで到着できても25%が残念ながら遅かったとなり、カテーテルなり何なりの処置(手術か?)を受けられても25%が間に合わなかったとなるので、生存率は25%しかないということだった。しかも、遅くとも2時間以内に処置が受けられないと手遅れだとなるとも教えられた。
私が恐ろしいことだと痛感させられたことは「心筋梗塞の経験談も兎も角、新型コロナウイルスの感染者は『指定感染症』(だったか?)に指定されているので受け入れねばならず、その為には病院ではICUやCCUで受け入れられる病床が圧倒的に不足してしまったという状況に陥っている」との点だ。別な見方をすれば、私のような心不全を抱えた高齢者がウイルスに感染すれば即ち生命の危機となり、循環器系に問題が生じても受け入れて頂けるかどうかの見通しは不明だとなってしまうのだ。言うなれば八方塞がりで生命の危機が襲ってくることなのだ。
個人的な不安も兎も角、私が政府に望みたいことは「画期的な第2次補正予算を組まれて、給付金や外飲(私の造語だ)産業の心配をして頂くのも結構なことだと思う。だが、このままでは潰れるとか廃業するしかないと言われている病院の赤字補填乃至は経営の為の助成金の交付を考えることも考慮願いたいという切実な問題」である。経営問題は医療従事者に20万円を給付しても解決できる性質ではないと思うのだ。過去に例がなかったウイルス問題だけに対処策に先例がないのだが、厚生労働省には視野を広げて対応して貰いたいし、財務省も事の重大性にご配慮賜りたいのだ。