新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

6月24日 その3 シアトル市の「自治区」について

2020-06-24 14:52:17 | コラム
シアトル市民からのお知らせ:

実は、既に数日前に例の私が尊敬する元の上司の奥方から、この件等々に関するお知らせがありましたが、つい和訳するのを怠けていました。と言うのも、言わばトランプ大統領に対する批判という一面もあったのです。「自治区」に関する所をざっと訳してみると下記のようになります。

“トランプ大統領が軍隊を派遣すると言わば脅しをかけた報道にある「自治区」とは「シアトル市で抗議デモ期間中は封鎖して、その近隣の住民に種々のサービスを提供するセンターとした狭い区域」のこと。この区域は「占拠された首都への抗議」(CHOP)と呼称されている。その一帯は言うなればお祭りの縁日のような展開で、食料品、デモ隊用の軽い飲食物や情報提供等の為のものである。私の友人の1人は2~3日前に視察に行って、その辺りの写真を撮ってFace bookに載せていたが、私は未だ見に行っていない。息子は孫を連れて行ってきたようだ。”

これを読む限りでは、私には何故マスコミが「自治区」と呼んだのが理解できない気がします。永年美しくて静かなシアトルに慣れ親しんできた経験からも、あの穏やかな街で市民が過激なデモ隊を組織して行進するというのがピンとこないのです。だが、「ブラック・ライブズ・マター」の抗議デモが、アメリカ全土に広がっているという実態は知り得たと思うのです。

シアトル市の「自治区」について

2020-06-24 14:42:59 | コラム
シアトル市民からのお知らせ:

実は、既に数日前に例の私が尊敬する元の上司の奥方から、この件等々に関するお知らせがありましたが、つい和訳するのを怠けていました。と言うのも、言わばトランプ大統領に対する批判という一面もあったのです。「自治区」に関する所をざっと訳してみると下記のようになります。

“トランプ大統領が軍隊を派遣すると言わば脅しをかけた報道にある「自治区」とは「シアトル市で抗議デモ期間中は封鎖して、その近隣の住民に種々のサービスを提供するセンターとした狭い区域」のこと。この区域は「占拠された首都への抗議」(CHOP)と呼称されている。その一帯は言うなればお祭りの縁日のような展開で、食料品、デモ隊用の軽い飲食物や情報提供等の為のものである。私の友人の1人は2~3日前に視察に行って、その辺りの写真を撮ってFace bookに載せていたが、私は未だ見に行っていない。息子は孫を連れて行ってきたようだ。”

これを読む限りでは、私には何故マスコミが「自治区」と呼んだのが理解できない気がします。永年美しくて静かなシアトルに慣れ親しんできた経験からも、あの穏やかな街で市民が過激なデモ隊を組織して行進するというのがピンとこないのです。だが、「ブラック・ライブズ・マター」の抗議デモが、アメリカ全土に広がっているという実態は知り得たと思うのです。

6月24日 その2 “The Room Where It Happened”

2020-06-24 11:03:25 | コラム
話題のジョン・ボルトン前補佐官の著作である:

こういう新刊本の題名を和訳するのは意味がないと思う。「その部屋で起きた事」では意味を為さないと思う。その昔、私が高校の頃に最も信頼していた英語の鈴木忠夫先生は「英文和訳はアメリカ映画の題名を訳すくらいの気持ちでやらないと」と言われたが「なるほど尤もだ」と思って聞いていた。例えばロバート・テイラーとビビアン・リーが主演した「悲恋」で有名だった当時の名作“Waterloo Bridge”は「哀愁」になってしまったという具合だ。であれば「大統領の執務室で何が起こっていたか」と言いたくてつけたのかと思っている。

Wikipediaによれば、ボルトン氏は前金として版元のSimon & Schusterから200万ドルを受領しているし、下刷りは事前にホワイトハウスが手に入れていたようだった。この著作が暴露本なのかどうかなどは私が云々することではない。だが、トランプ大統領は既に発行の差し止めを要求し裁判所は「下刷り等が出回っている」との理由で却下した報じられている。この本の内容の概略は既にマスコミで報道されているので、私がここに採り上げる必要もあるまい。

トランプ大統領がボルトン氏は嘘ばかり言っているのだと言われるのは当然だろうし、韓国までがボルトン氏叩きを始めたというのも解ることだ。私がこれから言うことを誤解されないように予めお断りしておくと、私の経験では「人は真っ赤な嘘を言われるか、聞いたときには激怒して否定してかかるような態度を見せないのだが、本当のことかそれに類似したことの場合には、往々にして否定してかかるか多弁になるものだ」ということになりがちなのだ。だからと言って、私はボルトン氏が暴露的に書かれたことが全て本当なのだろうなどと言うつもりはない。

ただ、トランプ大統領がUKの当時のメイ首相に「イギリスは核保有国か?」と尋ねられたという記述や、「フィンランドはロシアのうちか」と言われた辺りを聞かされると、「これはありそうなことかな」と思ってしまうのだ。それは、トランプ大統領が就任当時に述べられたことの中には、例えば「我が国が未だにアメリカ向けに毎年数百万台かそれ以上の自動車を輸出している」であると言う類いの50年も前の我が国とアメリカの貿易摩擦華やかなりし頃の事を採り上げて「対日貿易赤字が巨額なのは怪しからん」と言われた辺りは「未だ良くご存じではない」と思わせてくれた。

このような例が他にも多々あり「トランプ大統領は本当の事をご存じではないのか、あるいはご承知なのか、あるいはご承知の上で知らない顔で攻めてきておられるのが解らない」という事を言っている人は私以外にも我が国だけではなく、アメリカにでもいたのだった。本当に解り難かった。他にも、我が国に駐留するアメリカ軍の経費負担の問題については、我が国に更なる負担額の増額を要求されたのも理解できない例だった。だが、安全保障条約の片務性の追及などは、我が国の側にも正当性を認める議論が多かった辺りを見れば「ご存じなのだ」と思わせるに十分の如きだった。

そういう類いの「トランプ大統領とは?」との疑念を抱かせる点が多い大統領ではあったが、オバマ前大統領が残していった好ましからざる諸々の問題点を次々に潰して公約を果たして行かれ、中国と習近平に圧力をかけられて、その不当な台頭を真っ向から押さえつける政策を講じられ、DPRKの金正恩と何度も会談されて非核化を推進される等々の力を発揮されてきた。就任初期だったと記憶するが、その行動と政策は“unpredictable”、即ち「予見不能」などと批判されたが、ボルトン氏は全てが「再選ありき」だと指摘されているとか。

宮家邦彦氏はトランプ批判派だと思うが、「トランプ大統領が予見不能で推し進められても、彼を支える官僚組織がしっかりしているので心配はない」と評された。昨夜のPrime Newsでボルトン氏の著作が採り上げられた際に、参議院議員の松川ルイは「トランプ大統領とアメリカ政府は別なものですから」と苦笑しながら語っていた。これが、そのボルトン氏の著作を気にせずとも良いのだとの指摘なのかどうかは、私には読み切れなかった。だが、この新刊本の為にトランプ氏が再選されないと最も喜ぶのは習近平だろうとは、その場の意見は纏まっていたようだった。

その場では更に、私が既に危惧したように安倍総理の後継者が前任者ほどに再選された場合の2期目のトランプ大統領と親交を結べるかという話題が出た。尤もだと思う。それだけではなく「もしも民主党のバイデンだったらどうするのか、彼はあの我が国に冷たかったオバマ大統領の副大統領だったではないか」という議論も出た。これも尤もだ。

私が経験上も言える事がある。それは「それはどれほど難しく、厳しく、人並み外れた能力と、慣れと度胸を要する職務であっても、誰にやらせても何とか出来るものなのだ。問題はその職務を任された人物が期待された以上の成果を挙げるか、前任者程度の成績を維持するかだけにとどまるかの質の違いが出るだけではないのか」なのであって、思い切って任命するしかないのだ。任された者は周囲の期待を上回る実績を挙げる事だった間々あるのだ。但し、会社では組織内で選ぶが、大統領も党の総裁も選挙なのだ。「民度が決めるのだ」と言えば会おう副総理のように非難されるかな。


迷惑メール物語

2020-06-24 09:16:03 | コラム
見えざる敵の襲来は収まっていなかった:

もうそろそろ収束するかと密かに期待していた、見えざる敵の如き迷惑メールの襲来は執拗だった。1週間前の17日には140本と減少傾向は維持されていた。18日は128本となり、19日は123本と一応の減少傾向が続いたが、20日は123本と横ばいで少し期待を裏切った。しかし21日には145本、22日には156本、23日には165本と増加傾向に戻ってしまった。そこで本日はどうかと思ってPCを起動すれば、何と正味177本と1週間前よりも26%も増えていたのだった。正直に言えば失望させられた。

畏友RS氏は送信してくる連中は機械を使っていると言われるが、その者たちが複数なのが個人なのか解らない。私には彼等は何が面白くて送信してくるのかは理解不能だ。女性を斡旋しようという文章が日本語であるが、勿論中身は読む気にもならない。だが、書き出しは全て同じ文章なのも不思議な気がする。送信者は全てアメリカの女性のファーストネームにはなっているが、アメリカにわざわざそういう連中の為に作文をしてやっているものがいるのいるのだろうか。あるいは敵は国内にいて、アメリカ人名を騙っているのだろうか。

当方も最早このメールの処理の作業にも馴れてしまったので、削除するのにも手間がかからなくはなった。そこで、関心は「今日は何本かな」と思う程度になった。畏友RS氏によれば、私がアメリカ側と交信している際にメールアドレスが盗まれたのだそうだが、今更アメリカの交信を止めることなど出来ないので、これ以上敵が増えないことを願うだけだ。