新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

2月25日 その2 アルコール消毒は辛いぜ

2022-02-25 16:41:09 | コラム
私はアルコールにかぶれる体質なので:

COVID-19が何処かの国から侵攻してきて以来、日本中の至る所で先ずは備え付けのアルコールの噴霧器(と言うのだろうか)で両手を消毒する儀礼が普及している。実は、この消毒は私にとっては拷問とまでは言わないが非常に辛い儀式なのだ。

その理由は、私はアルコールにかぶれる体質だからなのだ。そうだとは2015年だったかの入院の時に初めて解った。何回も行われた点滴の後に腕が痒くなってしまうのだった。その痒さが遂には耐えきれないほど辛くなって、看護師さんに訴えたのだった。そして、何らかの検査をされ、かぶれる体質と判明し、ベッドの上の壁に大きく「禁アルコール」と書いた上が貼り出された。更に、アルコールではない薬剤での消毒となり、カルテにも表示されるようになったそうだ。

看護師さんに「貴方はお酒に弱いのですか」と訊かれた。若かりし頃は業務上の接待等の場ではある程度は飲めていたが、40歳の半ばに達した頃にはアメリカ人たちは「弱い」と認めてくれて「何か飲むか」とも言わなくなっていた。60歳を過ぎてからの経験では、ビールをコップに半分も飲んでいない状態で失神したことがあった。要するに、体がアルコールを受け付けないのだった。

飲んではいけないとは知っていたが、消毒のアルコールでもかぶれるとは想像もしていなかった。そこに新型コロナウルスである。自分の体質を忘れて従順に至る所で「シューッ」とやっていた。気が付くと両手があれ放題で悲惨なことになってきた。そこでやっと気が付いた「禁アルコール」だったと。そして、暫くは無視していたが、そうとは行かない場合が多いので、何とか「やった振り」で凌いでいた。

この事態を何とかせねばと、掛かりつけのクリニックの先生に訴えてみた「どうすれば良いのでしょうか」と。先生は「アルコール消毒とはそもそも細菌を処理するのであり、ウイルスを退治するかどうかは疑問だ。だから、何とかやった振りで対応しなさい」と教えて下さった。また、「かぶれ」対策は処方箋で出る「ヒルドイド」を塗って対応すれば良いと言われた。そこでチューブ入りを2本出して頂いてきた。他には「ドレニゾンテープ」を貼っておくのも良いのだそうだった。

東京山手メデイカルセンターの玄関では、アルコール噴霧の所に立って監視しておられる女性に「かぶれますから通過させて」と願い出ると、アルコールではない薬剤を持ってきて消毒して貰えた。このような配慮を方々でして貰えれば、罪の意識がある「やった振り」をしないで済むと思うのだが。


新大久保 多国籍タウン

2022-02-25 09:17:41 | コラム
何とも違和感に満ちたNHKの浅薄な物の見方だった:

昨24日の夜7時からNHKのBSで、見出しのような番組が放映された。この街に34年も住んできた者としては、NHKが如何にこの界隈を観察し、どのように纏めるかに関心があったので、注意して見ていた。私は毎月のように発表している通りで、彼ら多国籍の外国人に食い物にされていると慨嘆しているのだ。34年間にどれほど汚され且つ衰退させられたかを振り返ってきていた。また、この街に来て下さった大学の先生方の「この街の異常さと劣化」に憤慨しておられた事も伝えてきた。

私にはNHKが45分間に言いたかった事は、「異国から我が国を頼ってやって来た人たちとは宥和しよう、丁寧に扱ってあげよう、困難な目に遭っていたら救いの手を差し伸べよう、というような美しい国際交流を目指しましょう」だったとしか読めなかった。違うだろうと叫んでいた。ある程度の時間をかけて取材していた気配はあったが、この街を短時間取材した所で、我々住人が見てきたような悪化振りは到底掘り当てられないと思った。

私はこれまでに何度も「彼らによるマスコミネタになるような刑事犯こそ起きていないが、彼らがここ大久保/百人町界隈に何ら貢献はしていない」と指摘してきた。我々日本人を相手にした商店や施設は日を追う毎に消滅していった。その点をNHKは嘗て90軒程あった日本人を対象とした店が今や20数件になったとさらりと流し、銀行の支店もまともな書店も文具店もなくなったことなどには一向に触れなかった。間違いである。

その代わりに、私には初耳だった「四ヶ国会議(だったか?)が設けられて、日本、韓国、ベトナム、ネパール人で何らかの事業を展開する者たちの交流と意見交換の場が出来ている」と、如何にも異邦人が集まって、美しい国際交流の場が出来て、商店街の発展を目指している」と言いたかったようだった。その会費も食い物にされたと私が見ている日本人の会長さんが集金に回っておられた。あれでは「彼らが居続けることを促進しましょう」というのと同じではないかと感じた。

私は後難を恐れずに言い続けてきたことは「自国に何事においても確固とした地盤というか基礎を築いてある者が、それを捨ててまで外国に機会を求めて移ってくるのか」という点だった。そんなはずがないのだ。私の目には「そのような棄民が勝手に何らかのヴィザを得て、自国で渡航費用等の負債を負ってでもやって来て、同国人を主とした客とする商店を経営している」としているとしか見えない。

現に、世界的水準で貧困に喘いでいるバングラデシュは、国策として外国に出て行くのを奨励しているとインド人から聞いた。そのバングラデシュ人がイスラム横丁の主体を為して、イスラム教徒向けに数多くのハラルフード店を開店して、都内や近郊から無数のイスラム教徒が買い物に来ているのが実態だ。四ヶ国会議ではベトナム人向けの新聞を発行している者が「バングラデシュ人も会議に参加させては」と提案して、歓迎されていた。この新聞社は大久保ではなく、百人町の片隅にある、念の為。

私が「美しいことだが、我が国の税金を財源としている制度で、彼らを手厚く保護するのは良いことかも知れないが・・・」と思わせてくれた件も流された。それは、一家4人で暮らしているネパール人の料理人が脳内出血で倒れ、(区内だろうが)病院で手厚治療されて、麻痺した右半身もリハビリで回復して歩行出来るまでになって退院した物語だった。

通訳を務めた先住のネパール人は「生活保護に」とお願いするのだが、社会福祉士に「このヴィザでは適用されず、回復して復職出来ない限り国外退去となる」と告げられるや、難民は保護されるべきだと唱えるのだ。このネパール人は我が国の規定により、治療代は国費となっているとも報じられた。私は彼ら異邦人がそういう制度があると承知でやって来ているとは思えないが、付け込まれていないとも思えなかった。恐らく、現在のように新宿区の34万人の人口の10%を外国人が占めるとは想定も無想もしていなかった頃の規定ではないのか。

私はここ大久保から百人町にかけてこれほど荒らされ劣化されて、外国送金の店舗が雨後の竹の子の如くに増えてしまった現状を伝えるのが、公共放送の役目ではないのかなと思っている。それは四ヶ国会議を設けて異邦人たちと宥和してやっていく事は麗しいとは思う。だが、物事には限度があるべきだ。しかも、NHKは大久保通りの山手線の内側が完全に最繁盛期以上の活況を呈して、物思わぬ老若女が溢れかえっているKoreatownには、まるで触れていなかったのは大間違いだと思う。私は単純に「この街では敵に塩を送っているだけ」と見ているのだから。

思わぬところで、不愉快な思いにさせられた一夜だった。実情を知らない人は良い街だと思ってしまうかも知れない。私の友人と知人でこの街に来られて「異常だ」という感想を漏らさなかった人は皆無だった。

念の為に申し上げておくと、新大久保というJRの駅はあるが、地名は大久保と百人町となっている。ではあっても「新大久保店」は当たり前のようにある。