新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

第3回目のワクチン接種を終えて

2022-02-05 09:11:02 | コラム
誠に有り難いことだと政府と新宿区に感謝:

昨4日の午前中に無事にファイザーのワクチン接種を終えて、一先ず安心している状態だ。今朝は注射を受けた左腕が少しだけ痛み、何となく体がだるい気がして、朝からボンヤリとしている。そこで、昨日の経験を基にしてワクチンについて思う所を述べてみようと思う。

*接種後に何日経てば免疫力というのか抗体が出来るのかを告知した方が:
昨日、既に先月のうちに3回目を終えて昭和20年以来の級友と語り合った。彼は本当にワクチンの効果出てくるのは3週間後だと思っていたと言う。私は2週間後と思い込んでいるので、18日までは言ってみれば「自分は要注意期間内にある」と期待していると述べた。

すると、彼は「2週間だろうと3週間だろうと、接種した医師でも介添えの看護師でもが、その効果を発揮するまでの期間を知らせて、十分に注意せよと告知すべきでは」と言うのだった。「なるほど、尤もだ」と思った。確かに、テレビ等の報道機関に登場される専門の方が、それに類する警告を発しているのを聞いた記憶はあるが、西村前担当大臣や尾身分会長がそういう事を公式に言われた記憶はない。「公式な告知は必要では無いのだろうか」と言いたいのだ。

昨日の午後に診察して頂いた大腸肛門科の医師に「午前中に3回目のワクチン接種を受けてきました」と申告した所、「世の中にはワクチンを接種されると即刻ウイルスに感染しないようになったとの思い込みで、あちこちに無防備で出掛けるとか、マスクもしないで良いと解釈してしまう人がいるので、感染者が増えてしまう一因になっている」と聞かされた。私からは「2週間後の信者である」と申し上げると、「それなら良いのだが」と安心して頂けた。やはり、世の中には無邪気な人はいるものらしい。

*接種会場の様子:
我々夫婦は1時間に1本しか無いバスを利用して会場の「戸塚地域センター」に向かったので、11時の予約時刻よりも25分も前に到着した。1、2回目共にいきなり会場には上がれずに1階のエレベーター前で待機せねばならないほど人が多かったが、昨日は順番待ちの5階に直ちに案内され、15分前に7階の会場に上がれたのだった。そこから先は順調に事が運び、接種後の15分の待機を終えても、未だ11時8分過ぎという具合だった。

ここで言いたい事は、歯科医の先生に教えて頂いていた通りに会場は前回までと比較すれば閑散としていて、後から後から予約した高齢者が殺到して、待合室が満員になるような状態とはほど遠かったのだ。家内と共に「これは一体如何なる事なのだろうか」と語り合ったほど拍子抜けした、ゆったりした雰囲気の会場だったのだ。一方では自衛隊の大型会場の予約が9分で埋まったと言っているのに、私が区役所の「0570」に恐る恐る電話したときに直ちに繋がって、即座に2週間の繰り上げをして頂けたのと好対照過ぎるのだ。

昨日会場に行くバスで乗り合わせた同じ棟に住んでおられるご夫婦は、前回までは遂に新宿区役所にはオンラインでも電話でも繋がらず、大手町の会場を親子総出で挑戦してやと予約出来て通っておられたとのこと。今回も区役所から来た接種券を見ただけで諦めて、指定された予約の前倒しなど考えても見なかったと言っておられた。こういう話を聞けば、私が幸運だったのか、マスコミ報道が正確に実態を捉えていないのか、あるいは政府と地方自治体の意志疎通が行き届いていないのかの何れか一つか、あるいは全部かなと感じた次第だ。

最後に申し上げておきたいことは、昨日の会場で腕に「STAFF」の腕章を巻いておられた人たちの応対は誠に素晴らしく、我々高齢者たちが不馴れな事務手続きで迷わないように親切に誘導しておられたのは、感動的ですらあった。有り難いことだったと心から感謝して、運良く間に合うことになった帰りの1時間1本のバスの停留所に向かった。