新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

8月14日の雑感

2022-08-14 08:26:42 | コラム
我感じる、故に我あり:

旧統一教会と関連する国会議員が106名とか:

その106名のうちの82名が自民党だったと報じられていた。中には「底なし」という見出しがついている例もあった。自民党が多いのは当たり前じゃないのだろうか。それは彼らとしては政権があるところに寄って行くという選択をしただけで、反対するだけしか能がないかのような野党を手伝ってもメリット(meritという英語の意味は「長所、賞賛に値する美点」を意味していて、カタカナ語のような「有益」とか「有利」とか「価値」を意味しない)がないくらいは解っているのではないのか。こんな報道は「犬が人を噛んだ程度」の価値しかないじゃないのか。

お盆休みの人出:
何処に行っても人が溢れているという現状は、おかしくはないのかな。と言うよりも岸田内閣は何で少しでも阻止するために、行動規制のような何らの手を打たないのだろうか。恐らく「経済を回すこと」に重点を置いているのだろう。

だが、第7波の新規感染者は一向に減らず新記録を続け、感染者が続出してプロや高校の野球の試合開催が難渋したり、感染者が多くて店が開けられなくなった飲食店が出たり、かと思えば郵便局が営業不能になったりしている状況を、心配しなくても良いと言うのだろうか。私には良く解らない感がある。

一方では「BA.5株は単なる風邪」と断じる専門家がおられ、「人と対話しなければマスクをしないでも良い」とテレビ画面に表示されている。かと思えば医療が逼迫して「救急患者を受け入れられない」と電話に答えている医師の悲痛な声を報じていたし、救急搬送に何十時間もかかったとか、救急車を要請した交通事故の被害者を事故現場に戻したなどと報道されている。病床使用率に余裕があるかのような報道があるが、空きがあるのは医療従事者の不足で空けておく選択しかないのだとの報道があった。

こうなってしまうことは、これまでの2年以上の経験で解っていたのではないのだろうか。それでも現在のような状況になってしまったのは、私には内閣における中心となって対策を考えて指示し命令するはずの司令塔的存在が不在なためのように思えてならないのだ。その他に私が気になる事は「何故皆が一斉に『お盆なり』と言って休んで行動するのだろうか」なのだ。

私は「在宅勤務とか、テレワークとかの導入が始まったのだから、誰しもが自分の好きなときに休暇を取って休養か遊びに出掛けられるような勤務態勢に移行したらどうかな」と、無理だろうなと承知で考えている。無闇矢鱈に休日を増やして「連休」を創り出したことの功罪を検討してみたらどうだろうか。

無理だろうと思う根拠は「我が国の会社組織は個人が主体で仕事を進める文化が無いからだ」と見ている所にある。「自分が休めば周囲に迷惑がかかる」と気兼ねをしてしまう心理作用が働くからだと見ている。それが我が国独得の美風であるが、もうそろそろ新型コロナウイルス感染の蔓延を奇貨として、美風の在り方を変える事を考えても良くはないだろうかと考えるのは、誤りかな。