憲法違反と言えば印籠か:
「民主的ではない、憲法違反だ、人権侵害だ」の3点さえ唱えていれば百戦これ危うからずと未だに信じ込んでいる野党を笑いたい。
私は何時のことだったか、この3点を「三種の神器」(当時は家電だったか)に準えて、リベラル派であるとかマスコミ論調を皮肉ったことがあった。中でも「憲法違反」は恰も水戸光圀の印籠の如きで、相手を平伏させる抜群の効果があったようだ。アメリカでは(又か、等と言わないで欲しいが)マスコミ論調でも普通の話題にでも「憲法」(=”constitution”)が出てきたことはなかったと記憶する。アメリカの憲法論議など気にしたことがないが、兎に角そのような話題を知らなかった。
ところがである、我が国では安保法制案と言うのか集団的自衛権論なのか知らないが、兎に角学者が憲法違反と言っただけで野党側は鬼の首を無数に取ったかの如くに勇み立って、辻元の如きは違反ではないと言う学者の名前を沢山挙げろ等と戯言を言いだしてきた。彼等は矢張り「印籠」だと信じ込んでいるのだ。兎に角、第九条ありきらしい。
昨日採り上げた衆議院の特別委員会の質疑を見ても、一部の議員が言い募る「総理は関係のないことまで答えて時間の空費を狙い、審議時間を十分にかけたという気だ」観がなくはないが、総理が苦笑せざるを得ないような重箱の隅を突くような本質的な議論ではない揚げ足取りをしていることへの自覚はないようだ。彼等は未だに「憲法違反」を決め球にすべく、総理と自民党のカウントが不利になるように追い込もうとしているとしか思えない。
憲法解釈論は最早聞き飽きたし、誰が言いだしたかもう記憶が定かではないが「普通の国」としては集団的自衛権を否定しては如何ともならないと思うのだ。野党の唱えることを聞けば「自衛隊から犠牲者が出ればどうする」等という愚かな主張がある。これも何処かで報じられていたことで「警察官や消防署に勤務する場合には、殉職者になる危険性を知らない者はいないだろう」というのがあった。
我が家の直ぐ近くにある消防署で実施されている激しくもあり又危険でもあるだろうと思わせる訓練を見れば、署員とは常日頃から鍛えておかねばならぬ仕事だと良く解る。あれを見れば一瞬たりとも気を抜くことや油断があれば生命の危険がある職務だと解る。自衛隊でも報道で見た空挺隊の訓練を見ればその危険があり、それを回避するためには鍛え抜いておく必要があると解る。
それにも拘わらず、「海外に派遣され犠牲者が出ればどうする」と言い、デモ隊は「子供を戦死させかねない法案を廃棄せよ」と「戦争反対」と叫んでいる。勿論犠牲者が出ないに越したことはあるまい。私が論じられるのはここまで辺りが限界だろうと思う。何れにせよ、「何が何でも反対」と言うだけで眼下に迫っている危険かも知れない中国の南沙諸島沖等への進出を何とも思っていないような野党がいるのは甚だ遺憾である。
「民主的ではない、憲法違反だ、人権侵害だ」の3点さえ唱えていれば百戦これ危うからずと未だに信じ込んでいる野党を笑いたい。
私は何時のことだったか、この3点を「三種の神器」(当時は家電だったか)に準えて、リベラル派であるとかマスコミ論調を皮肉ったことがあった。中でも「憲法違反」は恰も水戸光圀の印籠の如きで、相手を平伏させる抜群の効果があったようだ。アメリカでは(又か、等と言わないで欲しいが)マスコミ論調でも普通の話題にでも「憲法」(=”constitution”)が出てきたことはなかったと記憶する。アメリカの憲法論議など気にしたことがないが、兎に角そのような話題を知らなかった。
ところがである、我が国では安保法制案と言うのか集団的自衛権論なのか知らないが、兎に角学者が憲法違反と言っただけで野党側は鬼の首を無数に取ったかの如くに勇み立って、辻元の如きは違反ではないと言う学者の名前を沢山挙げろ等と戯言を言いだしてきた。彼等は矢張り「印籠」だと信じ込んでいるのだ。兎に角、第九条ありきらしい。
昨日採り上げた衆議院の特別委員会の質疑を見ても、一部の議員が言い募る「総理は関係のないことまで答えて時間の空費を狙い、審議時間を十分にかけたという気だ」観がなくはないが、総理が苦笑せざるを得ないような重箱の隅を突くような本質的な議論ではない揚げ足取りをしていることへの自覚はないようだ。彼等は未だに「憲法違反」を決め球にすべく、総理と自民党のカウントが不利になるように追い込もうとしているとしか思えない。
憲法解釈論は最早聞き飽きたし、誰が言いだしたかもう記憶が定かではないが「普通の国」としては集団的自衛権を否定しては如何ともならないと思うのだ。野党の唱えることを聞けば「自衛隊から犠牲者が出ればどうする」等という愚かな主張がある。これも何処かで報じられていたことで「警察官や消防署に勤務する場合には、殉職者になる危険性を知らない者はいないだろう」というのがあった。
我が家の直ぐ近くにある消防署で実施されている激しくもあり又危険でもあるだろうと思わせる訓練を見れば、署員とは常日頃から鍛えておかねばならぬ仕事だと良く解る。あれを見れば一瞬たりとも気を抜くことや油断があれば生命の危険がある職務だと解る。自衛隊でも報道で見た空挺隊の訓練を見ればその危険があり、それを回避するためには鍛え抜いておく必要があると解る。
それにも拘わらず、「海外に派遣され犠牲者が出ればどうする」と言い、デモ隊は「子供を戦死させかねない法案を廃棄せよ」と「戦争反対」と叫んでいる。勿論犠牲者が出ないに越したことはあるまい。私が論じられるのはここまで辺りが限界だろうと思う。何れにせよ、「何が何でも反対」と言うだけで眼下に迫っている危険かも知れない中国の南沙諸島沖等への進出を何とも思っていないような野党がいるのは甚だ遺憾である。