先ずは川淵三郎氏に敬意を表することから:
27日には多くのスポーツ鑑賞を楽しめた。そこで第一にバスケットボールのBリーグをあそこまで発展させた川淵三郎氏に敬意を表したくなった。ご承知の方は多いと思うが、川淵氏はサッカー協会のチェアマンだった元はと言えば、早稲田のア式蹴球部(昔は確かこの名称だった)出身の名手の一人だった。確か私とは学校年齢では4年下だったと記憶する。
バスケットボール:
そこで、そのBリーグの決勝戦だった栃木対川崎の試合から。自慢話から入れば、私は高校の頃は校内のバスケットボール部員以外では5本の指に入るだろうと自称していたほど熱中していたものだった。それは言うなればコンビを組んでいた近藤君(その頃既にサッカーでは全日本級と言われていた選手で、既に故人だ)とサッカーのパスの原理を応用して走り回ったし、サッカーと違ってタックルが来る訳でもなかったので、怖いもの知らずだった。因みに、近藤君は家業の乳業会社を継ぐべく獣医大学に進み、サッカーを諦めたのは惜しんでも余りあるものだった。
さて、決勝戦である。流石の私にも何らの閃きもなく、希望的観測で田臥勇太が率いる栃木ブレックスに勝たせたいなと願っていた程度。バスケットボールはサッカーや野球よりも遙かに解りやすい競技で、選手たちが人間業とも思えない技術と身長で、次から次へとゴールを決めていくのを見ているのは楽しい。更に、コートサイドで見る機会があれば、あの凄まじいまでの当たり合いと競り合いの迫力には圧倒されるだろう。何よりも良いのはサッカーと違って得点が多くなることかも知れない。
昨日は一度は第3クオーターだったかに7点も話された栃木が最後の最後に坊主頭のアフリカ系選手と田臥勇太の獅子奮迅とでも形容したい働きで川崎を引き離して優勝してしまった。将に手に汗握る熱戦で、あれでは、これから先にサポーターだか応援団として東京に来られた人たち以外にも、一層ファンが増えていくのではないだろうか。
英語の講釈も忘れてはならない。優勝監督のインタビューでウイスマン監督が最後に「ファンの”phenomenalな応援に感謝」と言ったのを聞いて、恐らく通訳さんは訳しきれないだろうと危惧したところ、矢張り全く違うことを言ってお茶を濁してしまった。これは、かなり洒落た言い方で、Oxfordには簡単に”very great or impressive”とある。素晴らしい応援に感謝されたのだった。
六大学野球の早慶戦:
NHKは律儀なものだと感心している。私は甲子園野球と同様に「古き良き時代の血湧き肉躍る娯楽」のように考えているのだが。昨日の試合は慶応の優勝がかかったいるのだそうだが、早稲田の先発投手が選抜で浦和学院(通称浦学)が優勝した時の小島(オジマと読む)だったのは印象的だった。私には「この高校出身の投手は上に行って余り伸びない」という偏見があるが、小島は慶応に満塁本塁打を一本献上したこともあって早稲田の敗因を作っていた。本日の慶応は5回で1点リードされている。この試合を落とすと立教の優勝になるそうだ。
スーパーラグビー:
ラグビー。も採り上げねば片手落ちになる。我らがサンウルブズは南アフリカのチーターズ(Cheetahsだが、似たような音で”cheater”=騙す人、詐欺師といったように意味なるので紛らわしい)と対戦していた。後半の途中の14対7と離されていたところまで見た。大したラグビーをする相手とも見えなかったが、我が方はどちらかと言えば守勢一方で、アナウンサー「ナイスタックル」などと褒めてくれるが、これ即ち、懸命の防御を表していた具合で、申し訳ないが途中で見切ってしまった。最終的に47点も取られた敗戦だった。私が見る限り、全てがもう一歩なのだが、それが全部集まればあのような大差の負けになるようだ。
最後はプロ野球を:
何故巨人はあれほど広島に惨敗が続くのかと同情したくなるような試合だった。私の結論は「所詮は外野手出身で何らのコーチ業の経験もない高橋由伸を監督に祭り上げたことが最大の原因だろう」と思う。勿論、まともな打者も投手も育てていない、ただ単に巨人に古くからいるだけのコーチ陣に過半の責任はあると思う。だが、それよりも悪いのはフロントオフィスだと思う。
それは他球団が使い古したFAの選手を何らの方針もなく買ってくることだ。それで獲ってきた村田がいながら、McGehee(これは「マギーヒー」と読むはずだ)を買ってくる無定見さにも驚かされる。村田の心中如何なものかと察する。更に、国の内外を問わずスカウト網が余りにもお粗末なことだろう。金さえ出せば良いというものではない。
高橋由伸の選手起用の批判は既に取り上げたが、当方があれほど駄目だと言った二塁の中井を引っ込めたのは良かったが、その後釜が年老いた日本ハムからの出戻りの脇谷では何おか言わんやだ。それだけではない、あれほど打てない衰えが見える長野を使い続け、外野には「あれは二軍か」と思わせるほど余所から取ってきた駄物ばかり。
投手陣だって問題が多い。漸く内海を二軍に落としたが、大竹(浦学出身)や宮国を使い続けては、菅野と田口で貯金した分を摺っているだけではないか。私は昨年だったかに、内海、大竹、杉内は戦力外として若手を育成すべきだと主張しておいたのだが。
巨人はスカウト網を充実させて、元手をかけずに獲ってきた若者を育てる技術を広島に教えて貰うべきだ。二松学舎などと言う過去に出たプロ選手では初芝くらいしかいなかった学校から鈴木誠也を獲ってあそこまで育てた辺りを見れば、巨人は球団全員で反省し恥じ入るべきだ。
他にも、菊池、丸、安部、田中、岡田等がどれほど育ったかを見よだ。あそこにジョンソンが復帰し、野村が戻れば一層強くなるだろう。でも、私は巨人が負けることでは気を悪くしない。セントラルリーグでは何時ガス欠になるかと思っていた阪神が頑張っている。DeNAの欠陥は既に指摘した。この有様では交流戦に入れば、セントラルリーグ勢には更なる苦難の道が待っているのではと危惧する。
27日には多くのスポーツ鑑賞を楽しめた。そこで第一にバスケットボールのBリーグをあそこまで発展させた川淵三郎氏に敬意を表したくなった。ご承知の方は多いと思うが、川淵氏はサッカー協会のチェアマンだった元はと言えば、早稲田のア式蹴球部(昔は確かこの名称だった)出身の名手の一人だった。確か私とは学校年齢では4年下だったと記憶する。
バスケットボール:
そこで、そのBリーグの決勝戦だった栃木対川崎の試合から。自慢話から入れば、私は高校の頃は校内のバスケットボール部員以外では5本の指に入るだろうと自称していたほど熱中していたものだった。それは言うなればコンビを組んでいた近藤君(その頃既にサッカーでは全日本級と言われていた選手で、既に故人だ)とサッカーのパスの原理を応用して走り回ったし、サッカーと違ってタックルが来る訳でもなかったので、怖いもの知らずだった。因みに、近藤君は家業の乳業会社を継ぐべく獣医大学に進み、サッカーを諦めたのは惜しんでも余りあるものだった。
さて、決勝戦である。流石の私にも何らの閃きもなく、希望的観測で田臥勇太が率いる栃木ブレックスに勝たせたいなと願っていた程度。バスケットボールはサッカーや野球よりも遙かに解りやすい競技で、選手たちが人間業とも思えない技術と身長で、次から次へとゴールを決めていくのを見ているのは楽しい。更に、コートサイドで見る機会があれば、あの凄まじいまでの当たり合いと競り合いの迫力には圧倒されるだろう。何よりも良いのはサッカーと違って得点が多くなることかも知れない。
昨日は一度は第3クオーターだったかに7点も話された栃木が最後の最後に坊主頭のアフリカ系選手と田臥勇太の獅子奮迅とでも形容したい働きで川崎を引き離して優勝してしまった。将に手に汗握る熱戦で、あれでは、これから先にサポーターだか応援団として東京に来られた人たち以外にも、一層ファンが増えていくのではないだろうか。
英語の講釈も忘れてはならない。優勝監督のインタビューでウイスマン監督が最後に「ファンの”phenomenalな応援に感謝」と言ったのを聞いて、恐らく通訳さんは訳しきれないだろうと危惧したところ、矢張り全く違うことを言ってお茶を濁してしまった。これは、かなり洒落た言い方で、Oxfordには簡単に”very great or impressive”とある。素晴らしい応援に感謝されたのだった。
六大学野球の早慶戦:
NHKは律儀なものだと感心している。私は甲子園野球と同様に「古き良き時代の血湧き肉躍る娯楽」のように考えているのだが。昨日の試合は慶応の優勝がかかったいるのだそうだが、早稲田の先発投手が選抜で浦和学院(通称浦学)が優勝した時の小島(オジマと読む)だったのは印象的だった。私には「この高校出身の投手は上に行って余り伸びない」という偏見があるが、小島は慶応に満塁本塁打を一本献上したこともあって早稲田の敗因を作っていた。本日の慶応は5回で1点リードされている。この試合を落とすと立教の優勝になるそうだ。
スーパーラグビー:
ラグビー。も採り上げねば片手落ちになる。我らがサンウルブズは南アフリカのチーターズ(Cheetahsだが、似たような音で”cheater”=騙す人、詐欺師といったように意味なるので紛らわしい)と対戦していた。後半の途中の14対7と離されていたところまで見た。大したラグビーをする相手とも見えなかったが、我が方はどちらかと言えば守勢一方で、アナウンサー「ナイスタックル」などと褒めてくれるが、これ即ち、懸命の防御を表していた具合で、申し訳ないが途中で見切ってしまった。最終的に47点も取られた敗戦だった。私が見る限り、全てがもう一歩なのだが、それが全部集まればあのような大差の負けになるようだ。
最後はプロ野球を:
何故巨人はあれほど広島に惨敗が続くのかと同情したくなるような試合だった。私の結論は「所詮は外野手出身で何らのコーチ業の経験もない高橋由伸を監督に祭り上げたことが最大の原因だろう」と思う。勿論、まともな打者も投手も育てていない、ただ単に巨人に古くからいるだけのコーチ陣に過半の責任はあると思う。だが、それよりも悪いのはフロントオフィスだと思う。
それは他球団が使い古したFAの選手を何らの方針もなく買ってくることだ。それで獲ってきた村田がいながら、McGehee(これは「マギーヒー」と読むはずだ)を買ってくる無定見さにも驚かされる。村田の心中如何なものかと察する。更に、国の内外を問わずスカウト網が余りにもお粗末なことだろう。金さえ出せば良いというものではない。
高橋由伸の選手起用の批判は既に取り上げたが、当方があれほど駄目だと言った二塁の中井を引っ込めたのは良かったが、その後釜が年老いた日本ハムからの出戻りの脇谷では何おか言わんやだ。それだけではない、あれほど打てない衰えが見える長野を使い続け、外野には「あれは二軍か」と思わせるほど余所から取ってきた駄物ばかり。
投手陣だって問題が多い。漸く内海を二軍に落としたが、大竹(浦学出身)や宮国を使い続けては、菅野と田口で貯金した分を摺っているだけではないか。私は昨年だったかに、内海、大竹、杉内は戦力外として若手を育成すべきだと主張しておいたのだが。
巨人はスカウト網を充実させて、元手をかけずに獲ってきた若者を育てる技術を広島に教えて貰うべきだ。二松学舎などと言う過去に出たプロ選手では初芝くらいしかいなかった学校から鈴木誠也を獲ってあそこまで育てた辺りを見れば、巨人は球団全員で反省し恥じ入るべきだ。
他にも、菊池、丸、安部、田中、岡田等がどれほど育ったかを見よだ。あそこにジョンソンが復帰し、野村が戻れば一層強くなるだろう。でも、私は巨人が負けることでは気を悪くしない。セントラルリーグでは何時ガス欠になるかと思っていた阪神が頑張っている。DeNAの欠陥は既に指摘した。この有様では交流戦に入れば、セントラルリーグ勢には更なる苦難の道が待っているのではと危惧する。