新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

8月24日 その2 「あらためて旧統一教会の問題を」をお詫びして訂正します

2022-08-24 07:45:25 | コラム
岸田内閣にとっての危機ではないか:

今朝の新聞に掲載された週刊誌の広告では、恰も岸田総理が深く旧統一教会との関係があったかのようだった。その週刊誌は後で買って読んでみようとは思っている。

それ以前に、私は8月13日にこの旧統一教会(世界平和統一家庭連合)について下記のように述べてあった。

"私は既に指摘してあったように、山上徹也が安倍晋三元総理を殺害して、パンドラの箱を開けたのだと思わずにはいられなかった。彼らマスコミはあらためて、統一教会の実態と我が国で何をしたったのかと何をしたかを詳細に世間に報じ始めたのだった。

だが、同時に「何故か?」と痛感したことがあった。それは「我が親愛なるマスコミは山上徹也の件がなければ、家庭連合について取材してあった、あれほどの膨大な(とでも言いたくなる)情報を流す意図が無かったのか」ということなのである。如何に無知な私であっても、合同結婚式とそれに伴う哀しい話や霊感商法や教会に吸い上げられる寄付のことくらいは承知していた。だが、今回報道し始めた政治との関連などは、関西風に言えば「聞き初めや」なのだった。”

実は、この時には「対応を誤って、岸田内閣の危機にならなければ良いのだが」などとも閃いていた。言うまでもない事で、私は「報道機関は当時の統一教会については十分に取材が出来ていて、多くを語れる(報道する)にたる材料を持っていたはずだろう」と見ていた。それにも拘わらず、山上徹也があの大事件を起こすまでは、全くと言って良いほどこの関連の報道はしていなかったようだった。私などは不勉強にして「世界平和統一家庭連合」という名称に変わったことすら知らなかった。

だが、彼らは今となっては連日連夜の如くに自民党議員と旧統一教会との関連の旧悪(なのだろう)と萩生田光一政調会長の現悪までを、堰を切ったかのように報道しているのだ。そこまで承知していたのであれば、何故もっと早く警鐘を鳴らして、自民党に彼らとの関係を断つべしと伝えなかったのかと、奇異に感じている。その何もしてこなかった彼らマスコミの姿勢を見ると、彼らの関連性も疑いたくなる方もおられるのではないのかな、などと考えている。

ある事情通の方からは「現在の公職選挙法がある限り、無償で働いてくれる人たちを送り込んでくれる彼らの存在が立候補者にとっては、何物にも代え難いほど有り難いのだ。だから依存するので、それを止めようがないだろう」と聞かされていた。また、彼らは当然のように政権を持っている方の支援をするが、立憲民主党以下の野党に対してはつれない動きしかしていないようだ。だからこそ、野党どもは平然として鬼の首を取ろうと動き出せるのだろう。

私如きが時の総理総裁に「こうなされば宜しいでしょう」などと申し上げる立場にはないので、岸田総理がCOVID-19から極力早期に回復され、十分に慎重に検討された「世界平和統一家庭連合」と、COVID-19への対策とを同時に打ち出されて、直ぐそこに迫ってきたのではないかと怖れている国家・国民の器機を回避する為に可及的速やかに行動を開始して頂きたいのだ。そうすることが、ご自身の危機をも解消する最上の手法となるのだから。




あらためて旧統一教会の問題を

2022-08-24 07:30:22 | コラム
岸田内閣にとっての危機ではないか:

今朝の新聞に掲載された週刊誌の広告では、恰も岸田総理が深く球統一教会との関係があったが如くだった。その週刊誌は後で買って読んでみようとは思っている。

それ以前に、私は8月13日にこの旧統一教会(世界平和統一家庭連合)について下記のように述べてあった。

「私は既に指摘してあったように、山上徹也が安倍晋三元総理を殺害して、パンドラの箱を開けたのだと思わずにはいられなかった。彼らマスコミはあらためて、統一教会の実態と我が国で何をしたかったのかと何をしたかを詳細に世間に報じ始めたのだった。

だが、同時に「何故か?」と痛感したことがあった。それは「我が親愛なるマスコミは山上徹也の件がなければ、家庭連合について取材してあった、あれほどの膨大な(とでも言いたくなる)情報を流す意図が無かったのか」ということなのである。如何に無知な私であっても、合同結婚式とそれに伴う哀しい話や霊感商法や教会に吸い上げられる寄付のことくらいは承知していた。だが、今回報道し始めた政治との関連などは、関西風に言えば「聞き初めや」なのだった。」

言うまでもない事で、私は「報道機関は当時の統一教会については十分に取材が出来ていて、多くを語れる(報道する)にたる材料を持っていたはずだろうと見ていた。それにも拘わらず、山上徹也があの大事件を起こすまでは、全くと言って良いほどこの関連の報道はしていなかったようだった。私などは不勉強にして「世界平和統一家庭連合」という名称に変わったことすら知らなかった。

だが、彼らは今となっては連日連夜の如くに自民党議員と旧統一教会との関連の旧悪(なのだろう)と萩生田光一政調会長の現悪までを、堰を切ったかのように報道しているのだ。そこまで承知していたのであれば、何故もっと早く警鐘を鳴らして、自民党に彼らとの関係を断つべしと伝えなかったのかと、奇異に感じている。その何もしてこなかった彼らマスコミの姿勢を見ると、彼らをも疑いたくなる方もおられるのではないのかな、などと考えている。

ある事情通の方からは「現在の公職選挙法がある限り、無償で働いてくれる人たちを送り込んでくれる彼らの存在が立候補者にとっては、何物にも代え難いほど有り難いのだ。だから依存するので、それを止めようがないだろう」と聞かされていた。また、彼らは当然のように政権を持っている方の支援をするが、立憲民主党以下の野党に対してはつれない動きしかしていないようだ。だからこそ、野党どもは平然として鬼の首を取ろうと動き出せるのだろう。

私如きが時の総理総裁に「こうなされば宜しいでしょう」などと申し上げる立場にはないので、岸田総理がCOVID-19から極力早期に回復され、十分に慎重に検討された「世界平和統一家庭連合」と、COVID-19への対策とを同時に打ち出されて、直ぐそこに迫ってきたのではないかと怖れている国家・国民の器機を回避する為に可及的速やかに行動を開始して頂きたいのだ。そうすることが、ご自身の危機をも解消する最上の手法となるのだから。


ジンクス(jinx)とは無縁だった仙台育英高校の優勝

2022-08-23 11:44:57 | コラム
野球の場合に打ちまくった翌日の試合では打撃不振に陥るのはジンクス:

一昨21日のことで、日大フェニックスが故篠竹幹夫監督の指揮の下にライスボウルを三連覇したときの一員だった二男に「甲子園の決勝戦では仙台育英高校は準決勝で聖光学院を19安打18得点と打ちまくっていたので、中1日置いたとしても見出しのようなジンクスに遭って打てなくなるのではないか」と、問いかけたところ「それをジンクスというのは違うのではないか」と言われた。

彼が言うには「それはフットボールでも同じ事だろう。攻め続けて大量得点をすることは、相手ティームが強いか弱いかに関係ないこと。特に強敵の場合には失敗することなく攻め続けるときには、異常とも言える失敗が許されない緊張感の下に攻撃を続けているし、得点してベンチに戻っても強力なディフェンス陣が相手を直ちにパントに追い込むので、休んでいる暇も無く直ぐに緊張感に曝されるオフェンスに出ていかねばならなくなり、勝利に終わっても意外なほど心身共に疲労感が残っているもの」なのだそうだ。

彼は更に「フットボールではオフェンスとディフェンスでは別の組織になっているが、野球では大谷翔平の例が示すように攻守両面を同じ選手たちがやっているので、多分フットボールよりも多くの疲労が蓄積されるのではないか」とも指摘した。要するに、彼はジンクスではなく、攻め続けなければならない緊張感による疲労の蓄積の問題ではないのかと言っていたのだ。

そう聞いてみれば、春の選抜の優勝校・大阪桐蔭高校と準優勝の近江高校を倒して決勝戦まで上がってきた下関国際高校は、強豪を破る極めて難しい試合を二つも続けてきた間に蓄積してしまった疲労に苦しんでいた模様だったと解った。事実、監督さんは「決勝戦での状態は目一杯だった」と回顧していたではないか。私が見るところでは、下関国際高校の選手たちが蓄積してきた疲労の量が、準決勝で打ちまくっていた仙台育英高校のそれよりも大きかったことが、勝敗を分けたのだろうとなる。

私が見た限りでは、あの背番号6を付けた仲井は準決勝ではあれほど見事に決まっていた落ちる球が、決勝戦でリリーフに立った場面では殆ど効果が無かったし、球速も上がってこなかった。仙台育英高校の監督が立てられたのだろう作戦も、解説者の説明に従えば見事に嵌まっていたようだし、私の試合前の閃きでは「下関国際高校に仙台育英高校の厚みを感じさせる攻撃力を凌げるのかな」までで、何れが勝者になるかは読み切れていなかった。


「カリスマ経営者 いまも生きるメッセージ」への反響に思う事

2022-08-22 07:45:29 | コラム
経営者の質が変化したのか:

昨21日にPresident氏から引用して取り上げた「経営者の言行録」について、北欧を代表するかのような多国籍企業の日本法人で副社長を勤められた論客のK氏から、下記のようなご意見が寄せられた。

「皆、亡くなった人ばかり。彼らの時代が黄金時代だったのか。それとも、その後に、歴史をつくれる人が出ていないのか。共通しているのは、官僚的な人は皆無。80年代以降、新卒入社、年功の階段を上がり上に気に入られた人が、経営陣になる。経営とは無縁の評価基準ハングリーな外国人に負けていく。」

誠に尤もな見解であると思って読んだ。確かに現代大手企業で経営陣におられる方々はPresident誌が採り上げた故人とは違って、新卒での入社から能力と年功序列等の我が国独得の企業社会の文化の中で努力を積み重ねて経営陣に入ってこられたと思って見ている。私はそういう方々は、例えば松下幸之助氏などとは異なっていて、自分の資金で会社を創立し運営しておられるのではない「経営担当者ではないのか」と指摘してきた。

更に、新卒で入社されてからK氏の指摘のように努力を積み重ねられて階段を上り詰めてこられたので、地位が上がるほどにその地位を守ることにも懸命の努力を傾注されたので、ともすると「守り」の態勢に入られたのではないのかと、勝手に外部から視察してきた。その態勢にあっては、あのような言行録に入るような思想や経営の哲学を語られる精神的な余裕も暇(イトマ)がなかったのかなどと考えている。

だが、現代の世界のように諸々の情勢が時々刻々と変化していく時代にあっては、あのPresident誌が引用した方々の20世紀の経営理念が通用しなくなったのかも知れないのだろうかとも言える気がする。上述のような経営者の質の変化については、大手製紙の元社長の某氏は冷ややかに「経営者の劣化だろう」と決めつけておられた例もあるが。

私はリタイア後に恵まれた1990年代末期頃の機会に、数社の上場企業乃至はそれに準ずる会社の若手の精鋭たち(現在40歳台後半から50歳台前半)から、「現在の我が社の部課長級が役員になる頃には、当社が没落している危険性が見えるので不安だ。そう言う根拠はあの年齢層は自分たちの地位を守ることに汲々としているだけで、何ら時代に即応した新機軸を産み出していない。何とかしてあの年齢層(団塊の世代)を追放しておかないと」と聞かされたものだった。

そう言ってしまえば、何処の会社か容易に分かるだろうある商社では、社長の大英断の下に「団塊の世代に1億円の退職を出すから」と、早期退職を勧誘して一掃していしまった例もあった。その社長さんは「辞めて欲しくない将来当社を担うだろう有望株が辞めていくことは承知で打った手だった」と聞かされていた。その商社のその後の躍進振りは夙に知られているところだ。

この例から見えてくることは「質の劣化」と言うよりも「一個人の能力だけで対応して即応していくのが非常に困難になっていく一方の時代の変化と、それに加えて進歩発展の大きな促進の材料となっている情報化とICT化とAI等の急速な普及があり、一個人のカリスマ性では対応しきれないのではないのか」と思うのだが、如何だろう。

カリスマ経営者の言行録

2022-08-21 07:49:01 | コラム
カリスマ経営者 いまも生きるメッセージ」

President誌 22年9月2日号に掲載の記事から、私が「これだ」と感じたものを勝手に抜粋してみた次第である。

本田宗一郎氏:
*「独創的な新製品をつくるヒントを得ようとしたら、市場調査の効力はゼロになる」
*「需要がそこにあるのはない。われわれがそこに需要をつくりだすのだ」
*「石橋を叩いて渡るという言葉は嫌いだ。石橋だと言うことが分かっていれば、叩かずに渡ればいいんだ」
*「必要がない人間はいない。人間に好き嫌いのある人は、真の経営者になれない」

藤沢武夫氏:
*「製品は絶対に嘘はいわない。言い訳もしない」
*「明日のことを言うヤツはバカだというけれど、そうじゃない。明日の約束をしないヤツに、希望は湧いてこないんです」

盛田昭夫氏:
*「名前よりも実をあげることがビジネスだ。実業という文字の通り、とにかく実らなければならない」
*「われわれが会社を始めたときに、どうしたら食えるかということを教えてくれた人はいない。自分で考えた」
*「いまは小さいが将来見込みがあるからこれをやろうと、決心できるのはトップ・マネジメントだけなのに、自信がないのか自分は動かない例が多い」

井深大氏:
*「人真似、猿真似は止めておこう。真似では勝利は得られない」
*「仕事の報酬は仕事だ。それが一番嬉しい」
*「ものを作る苦労を知っている人は、失敗を人のせいにしない」

土光敏夫氏:
*「要は生活を質素にムダなくやればいいわけで、豪邸に住んで派手な生活をするような人は、あまり信用できない。真に強い人は、一人でなんでもやって行けるものですよ」
*「問題がないのは、望ましいことでなく、恐ろしいことだ」
*「ムリです、できない、と簡単に諦める。果たして懸命に知恵を出したのか?汗を出したのか?どちらも出せない者は去れ」

佐治敬三氏:
*「夢大きく膨らませてみい。膨らませることしか、これからの将来はない」
*「消費は美徳というたら怒られますけど、生活を楽しむことが美徳にならなきゃいかん」

稲盛和夫氏:
*「自分が思い描いた夢は必ず実現する」
*「人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力」
*「もうダメだ、無理だというのは、通過点に過ぎない。すべての力を尽くして限界まで粘れば、絶対に成功するのだ」

小倉昌男氏:
*「経営者にとって一番必要な条件は論理的に考える力を持っていることである。なぜなら、経営は論理の積み重ねだから」
*「経営は攻めの姿勢が大事である。守りの経営ではじり貧になるのは間違いない」
*「善い循環を起こす出発点は何だろうか。基本的な条件は「よく働くこと」である」