リスタートのブログ

住宅関連の文章を載せていましたが、メーカーとの付き合いがなくなったのでオヤジのひとり言に内容を変えました。

5万円じゃ辞めない

2011-03-07 08:43:08 | オヤジの日記
辞めるほどのことか、というのが正直な感想。

前原誠司が、献金問題で外務大臣を辞任したことに対してだ。

私は無党派。
民主党の支持者ではないし、ネットの世界を覆うがごとく「アンチの暴風」を吹き荒らす民主党嫌いでもない。

ただ、韓国人から年間5万円の献金をもらっただけで、大騒ぎですか? 政治家も大変ですなあ、といかにも政治の素人らしい疑問を持っただけだ。

政治資金規正法は、国民に対して「献金」という行為をガラス張りにして、不正な金の流れを見えやすくするものだと私は思っている。

政治家は、とことん清廉であるべきだ。

理想論と言っていい。

参政権のない外国人から献金を受け取るというのは、軽率といえば軽率。

脇が甘いと言われても仕方がない。
そして、毎度のように「知らなかった」という言い訳。

「知らなかった」人が、内閣の重要な役職に就く。

私は、デザイナー。
クライアントに「知らなかった」などと言ったら、これからさき永遠に仕事は来ない。

「知っている」ことを前提に、私は仕事をもらっている。
そして、客に「知らない」と言わないように、仕事のことを絶えず勉強している。

「知らない」ことは、プロとして恥ずかしいことなのに、平然と「知らない」と言えるのが、政治家だ。

たとえ知っていたとしても、自分の身を守るために、あえて「知らない」と子どもの言い訳をする。

つまり、恥を知らない人種だ。

そんな人は、辞めたほうがいい。
大臣と言わず、政治家を辞めたほうがいい。


ただ、私だったら、5万円の献金では辞めない。

「知らない」とは言わないで、「知っていたが、その法律はおかしいので、私は恥じることなく受け取った」と言う。

そして「私は、5万円の献金で辞めるほど、大臣の椅子は軽くないと思っている。だからチャンスをください」と言う。


そんなことを言ったら、凄まじいほどの「アンチの暴風」が吹き荒れるだろう。


しかし、私はそんな「本当の政治家」を見てみたい。


それを望んでいたのだが・・・。