友人の紹介でもらった2件の仕事も終わり、地面の自己主張も若干落ち着いた深夜、クリアアサヒを飲みながら、HDレコーダーの録画リストを見ていたら、「バカデミー何とか」という番組が録画されているのを見つけた。
娘は、K-POPにしか興味がなく、ヨメはその影響で韓流ドラマにしか興味がないので、おそらくこれは、息子が録画したものだろう、と推測した。
「バカデミー」といういかにもお手軽なタイトルを嘲笑いつつ、番組を見始めた。
2時間の番組だったが、あっという間に見終わった観がある。
見終わったあと、爽快感さえ感じた。
おバカな映像や可愛い動物もの、偶然撮れたハプニング映像。
どれも面白かった。
見終わったとき、午前3時半を過ぎていたが、完全に時を忘れた。
なぜ、こんなにも面白かったのだろうか、と思ったら、番組がナレーションだけで進行していたからだということに、気づいた。
息子は、むかし「世界丸見えナントカ」や「仰天ニュース」「ベストハウス」などの番組が好きで、食い入るように見ていたことがある。
しかし、ひねくれものの私は、「世界丸見え」なんか、どこが面白いのかね。
あれは、世界中の面白いビデオを探してくるスタッフは偉いが、まるで居酒屋のサラリーマンのように勝手な感想を述べ、程度の低い冗談を交える芸人たちの存在は、ほとんど意味がないだろう、と私は言っていたのである。
「仰天ニュース」なども、偉いのは構成作家とプロデューサーだけで、間に出てくるタレントや芸人の中身のない会話は、いらないだろうと私は毒づいていた。
「ベストハウス」も、プレゼンテーションなどと言っているが、VTRを紹介するタレントは、自分でVTRに関与することなく、ただ紹介するだけで終わっている。
これも、苦労しているのはスタッフだけだ。
この番組を見るたびに、気のきいたコメントを言うでもなく、構成作家の書いた文章をただ読むだけのタレントは、必要なのかね、と私はいつも毒づいていた。
その理不尽な批判に嫌気がさしたのか、息子はいつの間にか、これらの番組を見なくなった。
今回、「バカデミー」を録ったのは、必要のない司会者やタレントがいないことを何かで知って、これならオヤジに文句は言われないだろうと彼なりに感じ取って、録画したに違いない。
可哀想な息子。
そんな可哀想な息子に、無神経はオヤジは、さらに言う。
お笑い芸人は、体を張らなければ駄目だ。
島田紳介氏やビートたけし氏のように、自らは体を張らずに、子分たちに体を張らせて笑いを取るプロデューサー芸が俺は嫌いだ。
私が尊敬するのは、志村けん師匠、高田純次師匠、出川哲朗師匠、坂田利夫師匠、岡村隆史師匠、ダチョウ倶楽部師匠、江頭2:50師匠だ。
彼らは、自分の体で笑いを取り、自分の体で笑いを完結させている。
人からは「下品」だと言われているようだが、その笑いは崇高だ。
彼らこそが、お笑いのお手本である。
島田紳介氏やビートたけし氏、タモリ氏、松本人志氏などは、人から「頭がいい」と言われたがっている芸人だ。
しかし、志村けん師匠たちは、おそらく「頭がいい」と言われたがっていない。
私は、その点で、彼らを尊敬している。
息子は、「はあ・・・」と言いながら、私の戯言を聞き流しているようだが、影響は受けているようだ。
出川哲朗師匠を最近「すげえな!」と言い始めている。
そのことが、私は、何か嬉しい。
娘は、K-POPにしか興味がなく、ヨメはその影響で韓流ドラマにしか興味がないので、おそらくこれは、息子が録画したものだろう、と推測した。
「バカデミー」といういかにもお手軽なタイトルを嘲笑いつつ、番組を見始めた。
2時間の番組だったが、あっという間に見終わった観がある。
見終わったあと、爽快感さえ感じた。
おバカな映像や可愛い動物もの、偶然撮れたハプニング映像。
どれも面白かった。
見終わったとき、午前3時半を過ぎていたが、完全に時を忘れた。
なぜ、こんなにも面白かったのだろうか、と思ったら、番組がナレーションだけで進行していたからだということに、気づいた。
息子は、むかし「世界丸見えナントカ」や「仰天ニュース」「ベストハウス」などの番組が好きで、食い入るように見ていたことがある。
しかし、ひねくれものの私は、「世界丸見え」なんか、どこが面白いのかね。
あれは、世界中の面白いビデオを探してくるスタッフは偉いが、まるで居酒屋のサラリーマンのように勝手な感想を述べ、程度の低い冗談を交える芸人たちの存在は、ほとんど意味がないだろう、と私は言っていたのである。
「仰天ニュース」なども、偉いのは構成作家とプロデューサーだけで、間に出てくるタレントや芸人の中身のない会話は、いらないだろうと私は毒づいていた。
「ベストハウス」も、プレゼンテーションなどと言っているが、VTRを紹介するタレントは、自分でVTRに関与することなく、ただ紹介するだけで終わっている。
これも、苦労しているのはスタッフだけだ。
この番組を見るたびに、気のきいたコメントを言うでもなく、構成作家の書いた文章をただ読むだけのタレントは、必要なのかね、と私はいつも毒づいていた。
その理不尽な批判に嫌気がさしたのか、息子はいつの間にか、これらの番組を見なくなった。
今回、「バカデミー」を録ったのは、必要のない司会者やタレントがいないことを何かで知って、これならオヤジに文句は言われないだろうと彼なりに感じ取って、録画したに違いない。
可哀想な息子。
そんな可哀想な息子に、無神経はオヤジは、さらに言う。
お笑い芸人は、体を張らなければ駄目だ。
島田紳介氏やビートたけし氏のように、自らは体を張らずに、子分たちに体を張らせて笑いを取るプロデューサー芸が俺は嫌いだ。
私が尊敬するのは、志村けん師匠、高田純次師匠、出川哲朗師匠、坂田利夫師匠、岡村隆史師匠、ダチョウ倶楽部師匠、江頭2:50師匠だ。
彼らは、自分の体で笑いを取り、自分の体で笑いを完結させている。
人からは「下品」だと言われているようだが、その笑いは崇高だ。
彼らこそが、お笑いのお手本である。
島田紳介氏やビートたけし氏、タモリ氏、松本人志氏などは、人から「頭がいい」と言われたがっている芸人だ。
しかし、志村けん師匠たちは、おそらく「頭がいい」と言われたがっていない。
私は、その点で、彼らを尊敬している。
息子は、「はあ・・・」と言いながら、私の戯言を聞き流しているようだが、影響は受けているようだ。
出川哲朗師匠を最近「すげえな!」と言い始めている。
そのことが、私は、何か嬉しい。