リスタートのブログ

住宅関連の文章を載せていましたが、メーカーとの付き合いがなくなったのでオヤジのひとり言に内容を変えました。

三流新聞の言いがかり

2011-03-27 10:58:39 | オヤジの日記
「日刊ゲンダイ」という日本有数の程度の低いタブロイド誌がある。

そのときどきのニュースを、いつも浅い切り口で切る「中学生新聞」の大人版のような日刊新聞だ。

そのネット版が、検索中に目に入ったので、読んだ。

東京都知事選に関してものだ。

それは、「今まで大して関心がなかったくせに、突然「地震対策」を大々的に打ち出すなんて、タチの悪い便乗だ」という文章で始まる記事だった。

都知事選に立候補する東国原英夫・前宮崎県知事(53)と「ワタミ」の渡辺美樹・前会長(51)が、マニフェストとして地震対策を上げていることを批判したものだ。

そのマニフェストがいかにも付け焼刃的で、2月の出馬表明では一言も触れていなかったのに、突然言い出したのがおかしいというような論調の記事だった。

相変わらず、文章の主は、頭が悪いと思った。

では、石原慎太郎氏は、以前から「地震対策」を第一番に掲げていたのか。
批判するのなら、その点を比較して論ずるべきなのに、そのことは一行も書いていない。

石原氏や他の立候補者が「地震対策」を以前から掲げていたのに、東国原氏、渡辺氏が、それに言及したことがなかった、という事実があるなら、それは少しは批判されてもいいかもしれない。

しかし、それとて、2月の段階では、誰もが「大震災」を予想することなどできなかったはずだ。
むしろ「景気」などのほうが、最優先の課題だったと思う。
そして、政治家を目指すものとして、大都市東京の景気を復活させるのは至上命題だったと言ってもいい。
それは、今も変わらない命題だろう。

その大命題を掲げて立候補するのは、候補者として当然だと思う。

2月の出馬表明のとき、日刊ゲンダイは、将来を予言して、「では震災対策はどうなんですか?」と突っ込んだ質問をしたのか。
したのなら、たいしたものだと思う。
それは、自慢していい。
しかし、今回の作文の中に、そんなことはひと言も書いていなかった。
つまり、日刊ゲンダイ自身も、「震災対策」には興味がなかったということではないだろうか。


ようするに、言いがかり。


しかも、程度の低い、言いがかりである。

むしろ、東国原氏、渡辺氏がいま震災対策を言い出さなかったら、「震災対策はどうするのか」と突っ込んだに違いない。
つまり、彼らが「震災対策」を掲げようが掲げまいが、最初から批判しようと思っていたのではないか。

それは、ヤクザ様の言いがかりにも等しい行為だ。

こんな程度の低い記事を書くことを、よくデスクが許したものだ。

あるいは、デスク自身が、率先して書いたのか。


いずれにしても、馬鹿が書く文章を読むと、疲れる。